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【詩】虫の音と言の葉


虫の音が
五月蝿いくらい
耳に入ってくる

夕闇迫る
藍色の空

窓辺に 頬杖をつき
形を変えながら
闇に消えゆく
雲をぼんやりと眺める

きみとの会話が
リフレインのように

相槌だけが
宙に浮かぶ


ざわつく心が
広がっていく

知らない口調
知らない顔

返す言葉が
木の葉のように
流されて消えていった

虫は五月蝿い

耳鳴りのように

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