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【詩】稲穂とひぐらし


傾きかけた太陽の
暑さを頬に感じた
残暑の夕方

目線を上げれば
目の前に
首を垂れた稲穂が広がる

突然 稲穂が揺れる

私の髪が靡き

日傘がふわりと

肌を撫でる風は
どこか乾いている

耳をすばせば
ひぐらしが
どこかでないている

風に揺れる稲穂を見ながら
ふと思う

カレンダーがまた一枚めくれたら

きみともお別れ

ありがとう
そう言いたいのに

隣を歩く
きみの肩は遠い

なぜか
きみが悪ぶるから

口をつぐんで
ただ一歩一歩進む

どこか乾いた
生暖かい風に
流れていく雲を見上げながら

ひぐらしが

また泣いた














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