見出し画像

ユダヤ人とは何者なのか?古代から現在に至るまでの歴史を徹底解説!

歴史の教科書でよく目にする「ユダヤ人」

アインシュタインやスピルバーグ監督なども、ユダヤ人として有名ですよね。

このように、あちこちで名前を見かけますが、

ユダヤ人ってどんな人たち?

と聞かれると...

意外と答えに詰まってしまいませんか?

正直、私も答えられるか怪しいです(汗)

そこで今回は、そんな「ユダヤ人」の古代から現在に至るまでの歴史を、サクッと理解できるように解説していきます!

◆そもそも「ユダヤ人」って誰のこと?


まずは、「ユダヤ人とは誰のことか?」についてですが...

実は、ユダヤ人という「血の繋がった人種」があるわけではありません。

一般的には、次のどちらかに当てはまる人を指します。

  • ユダヤ教を信じている人

  • 母親がユダヤ人である人

つまり、白人も黒人もアジア人もいる、少し特殊なグループなのです。

では、彼らはどのようにして生まれたのでしょうか?

古代まで、遡ってみましょう!


◆すべての始まりは「神様との約束」


全ての始まりは、今から約4000年前です。

彼らの教え(ユダヤ教)では、神様からある土地を与えられたとされています。

それが・・・今の「パレスチナ」です。

ここが、神様から与えられた土地なんだ!

この強い思いが、ユダヤ人の全ての原点なのです。

その後、エジプトで奴隷にされてしまう過酷な時代もありましたが、 「モーセ」という人に率いられて脱出します。

そして、エルサレムという場所に大きな神殿を建て、 ついに自分たちの国を作ったのです。

【ここだけの話】
エジプトからの脱出時に、前は海、後ろはエジプト軍という絶体絶命の大ピンチに! その時、モーセが杖を振ると「海が真っ二つに割れて道ができた」という伝説があります。


◆国を奪われ、バラバラに


国を作ったユダヤ人ですが、その平和は長くは続きませんでした。

約2000年前、「ローマ帝国」に攻め込まれてしまいます。

そして、エルサレムの神殿は破壊され、彼らは住む場所を奪われました。

自分の国を追い出され、世界中へ散り散りになってしまう…

この出来事を、「ディアスポラ」と呼びます。

ここからなんと約2000年もの間、ユダヤ人は 「自分たちの国を持たないまま」世界中を彷徨うことになるのです。


◆なぜ嫌われ、迫害されたのか?


国を失ったユダヤ人の多くは、ヨーロッパへ逃げ込みました。

しかし、そこでは「キリスト教」が絶対的な力を持っていたのです。

ここで、ユダヤ人は激しい差別に遭うことになります。

その理由は…

  • 「イエスを処刑した裏切り者」とされていた

  • キリスト教で禁止のお金貸し(金融業)をやっていた

当時、ユダヤ人は土地を持つことを許されず、農業ができませんでした。

生きるためには、誰もやりたがらない金融業をやるしかなかったのです。

さらに彼らは、社会から隔離されるようになり...

「ゲットー」と呼ばれる、壁で囲まれた狭い地域に、 無理やり押し込められて生活することになります。

そんな過酷な状況でも、彼らは生き抜くために金融業で着実に財力を蓄えていきました。

しかし、隔離されているのにどんどんお金持ちになっていくユダヤ人を見て、人々の「妬み」と「恨み」はさらに膨らんでいったのです。


◆歴史上最悪の悲劇「ホロコースト」


そして20世紀、最悪の悲劇が起きます。

それが、ヒトラー率いるナチス・ドイツによる大虐殺です。

当時、戦争に負けて大不況だったドイツで、ヒトラーはこう叫びました。

ドイツが貧しいのは、すべてユダヤ人のせいだ!

なんと、ユダヤ人は国をまとめるための「悪者」として、利用されたのです。

そして、ナチスはヨーロッパ中のユダヤ人を、強制収容所へ送り込みました。

その結果…

  • まともな食事も与えられず、限界まで働かされる

  • ガス室などで、約600万人もの命が奪われる

この恐ろしい出来事は「ホロコースト(大虐殺)」と呼ばれています。

こんな絶望的な経験をした彼らは...

「自分たちの国」を作らなければいけない!

と心の底から痛感したのです。


◆ついに「イスラエル」が誕生!しかし…

自分たちの故郷「パレスチナ」へ帰ろう!

この運動が世界中で起き、1948年、ついに彼らの夢が叶う時が来ます。

世界中からユダヤ人が集まり、約2000年ぶりに先祖の土地に国を作ったのです。

それが、現在の中東にある「イスラエル」です。

しかし、これですべてハッピーエンド・・・とはいきませんでした。

なぜなら、そこにはすでにパレスチナ人が住んでいたからです。

元々住んでいた彼らからすれば…

  • 突然「ここは俺たちの土地だ」と勝手に国を作られる

  • 先祖代々暮らしてきた家や土地を、いきなり奪われる

という、あまりにも理不尽な状況でした。

当然、パレスチナ人は激怒し、戦争へと発展します。

これが、ニュースでもよく目にする「パレスチナ問題」の始まりなのです。


◆まとめ


最後に簡単に整理すると、

・古代:国を作るが、ローマ帝国に追い出される
・中世:世界中に散らばり、激しい迫害を受ける
・現代:悲劇を経て「イスラエル」を作るが、新たな争いが..

です。

「なぜ中東でずっと争いが起きているのか?」

その背景には、国を持てず、2000年もの間さまよい続けたユダヤ人の悲しい歴史が隠されていました。

この歴史の裏側を知っているだけで、これからのニュースが、 驚くほどスッキリと理解できるようになります!

◆最後に


吉田塾では、政治・歴史・世界情勢を解説しています。ほかにも記事を書いているので、ぜひ読んでみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!