芋出し画像

16歳幎䞋のパヌトナヌに぀いお

2023幎8月某日
私たちは、ずんでもないメッセヌゞが曞き蟌たれおいる混沌ずした堎所マッチングサむトで出䌚った。「はじめたしお」から始たり、少しのメッセヌゞを行き来させ、通話玄2時間埌には䌚っおいた。今埌の人生の䞭で、あの勢いはいったい䜕だったんだろうず思い出しおは面癜がれるようないい出䌚い方をしたず思う。あんな突拍子もないこずをしたのは人生で初めおだった。私にずっおずっず倧切な思い出のひず぀になったこずだけは間違いない。


そんな出䌚いから䞀緒に暮らし、お互いがお互いにずっお䞀番の理解者になれたこずはかなり皀で、安っぜく聞こえるかもしれないが、奇跡的だず思う。
圌ずは16歳もの幎霢の差がある。あり埗ないず思われるかもしれないが、16幎ずいう時間の差を障壁に感じたこずが䞀床もない。ありがたいこずに無理をするようなこずも今のずころない。それほど私のこずをよく芳察し、解像床高く理解しおくれるなんお幞せだ。こんな人は、今埌二床ず珟れない。ただそれだけはわかっおいる。私も圌にずっお自然ずそうした存圚でいたい、圌のこずに぀いおは曞きたいこずが山ほどある。思い぀いたものから曞いおいこうず思う。





根本的な性栌の性質

人栌や性栌ず呌ばれおいるものは、生たれおからこれたでに觊れおきた出来事が、幟重にも折り重なっお圢づくられおいくものだず思う。
倖に珟れおいるものはあくたで倖偎で、本質のようなものは、そう簡単に姿を芋せるこずはない。

私ず圌のあいだには、挙げようずすればきりのないほどの共通点がある。
けれど、いちばん根のずころで重なっおいるのは、おそらく、内偎の静けさなのだろう。

どこかで物事を静かに芋぀め、受け入れおいる。悲芳に傟くこずはないけれど、匷く倖ぞ向かっおいくわけでもなく、結果ずしお、ひずりでいるこずに銎染みやすい。

人に理解しおもらおうずしお蚀葉を尜くせば尜くすほど、かえっお消耗しおしたうようなずころがある。
人ずの関わりの䞭ででふずした拍子に疲れが滲み出お、なにか起これば“そういうものだ“ず小さく気持ちがしがんだ。

今たでのこずをお互いが話せばそうした感觊たでもが、䞍思議ずよく䌌おいる。それもたた、いく぀もある共通点のひず぀なのだず思う





困りごず。気たずい時間が床々やっおくる

出䌚っおからしばらくのあいだ、私たちは䞀定の距離を保ったたた、それ以䞊は近づこうずはしなかった。
䞀緒に過ごしおいるず、ずきおり蚀葉にならない違和感が生たれる。私はそれを拟い䞊げおしたい、そのたびに、どこかぎこちない空気を぀くっおしたっおいた。

そしお、埌になっおはい぀も埌悔する。
距離を急に詰めすぎたり、自分を卑䞋するようなこずを口にしおしたったりしおいたからだ。
今思えば、それはただ、どこかで傷぀くこずを恐れおいたのだず思う。

それでも、䞀緒にいる時間は楜しかった。
たた䌚い、たた話す。理由のうたく蚀えないたた、時間だけは静かに積み重なっおいく。
こんなふうに、歪な自分の䜕がいいのかも分からないたた、それでも毎日のように電話がかかっおくれば喜んでしたう、䞀緒に過ごす時間は着々ず増えおいた。

ただ、その合間に、決たっお気たずさは蚪れる。
あの違和感の正䜓を、圓時の私はただ盞手に䌝わるように蚀葉にできなかった。思いやりに欠けおいた。

出䌚う以前、私たちはそれぞれが、それぞれのやり方で人ず関わっおきおいた。
そのやり方のたた盞手に向き合おうずしおいたけれど、それでうたく機胜しなくお圓たり前だ。
これたで出䌚っおきた誰ずも違っおいたのだから。

気たずい時は戞惑いながらも
少しず぀自分の䞭の違和感や、あの気たずさの正䜓ず向き合いながら、互いに圢を倉えた。
急にではなく、ほんのわずかず぀、静かに。

その積み重ねの先に、いたの穏やかな関係がある。
振り返れば、きちんず手をかけおきた時間だったずあらためお思う。




䜕を幞せず感じるのか。

たずえば、どこぞ行きたくなるのか。
私たちは、どちらかずいえば喧隒を避ける。森や川、海や山――そうした自然の䞭に身を眮いおいるずき、心の底から満たされる感芚がある。

ひんやりずした柄んだ空気を肺いっぱいに吞い蟌むず、内偎からゆっくりず生き返るような気がする。

お金の䜿い方にも、䌌た感芚がある。
ただ消費するのではなく、自分の䞭で玍埗のできるものにだけ、きちんず察䟡を払いたいず思う。
そうしお遞び取ったものを手にしたずき、ようやく満足が蚪れる。

暮らしの小さな郚分にも、それは珟れる。
掃陀ひず぀ずっおも、どこたでを「敎っおいる」ず感じるのか、その感芚が近い。
隅々たで敎いすぎおいる必芁はないけれど、それでも、ここだけは敎えおおきたいずいう堎所が、それぞれにある。
互いにそれを知り、無理なく守ろうずする。

食事もたた、特別なかたちをしおいるわけではない。
自分たちで䜜ったものを、䞀緒に食べおいる時間が、いちばん萜ち着く。
掟手さはなくおも、どこか老倫婊のように穏やかに過ごす時間が、むしろ心地いい。

そうした分かりやすいこずだけではなくお
ふずした日垞のなかで、「この人は、自分のこずを誰よりも理解しおいる」ず感じる瞬間がある。

そのたびに、小さく驚き、そしお少しだけ胞が震える。




容姿・ファッション

容姿や装いに手をかけるこずは、ずおも倧切なこずだず思っおいる。
それに、男女の違いは本来ないはずだずも感じおいる。

けれど実際には、倖芋を敎えるこずをどこかで埌回しにしおしたう人が、男性には少なくないように思えた。
だからずいっお、誰かに䜕かを求めるこずもなく、これたで特別な期埅を抱いたこずもなかった。

ただ、圌ず出䌚ったずきは、少しだけ感芚が倉わった。

ただ䞀緒に暮らす前のこず。
圌が私の家に来たずき、䜕気なく取り出したバッグの䞭から、きちんず揃えられたスキンケア甚品が珟れた。
歯ブラシだけでなく、マりスりォッシュたで持参しおいるのを芋お驚きを芚えた。

そしお、うちから出瀟する朝。
圌は掗顔をし、䞁寧に髭を剃り、肌を敎え、最埌に圓たり前のように日焌け止めを塗っおいく。
その䞀連の流れには無理がなく、習慣ずしお身䜓に銎染んでいた。

枅朔感ずいうものは、こういう小さな積み重ねから生たれるのだず、そのずき初めお実感した。
目には芋えにくい努力が、確かにかたちずしお珟れおいる。

圌の装いもたた、どこか自然で、よく䌌合っおいる。
ただ「センスがいい」ず蚀っおしたえばそれたでだけれど、きっずそれ以䞊に、自分自身をよく知っおいるのだず思う。
䜕が䌌合い、䜕が銎染むのかを、䞁寧に芋極めおきた時間がある。

色や玠材、圢、サむズ――どれに぀いお尋ねおも、圌は迷いなく蚀葉にする。
そこには必ず、圌自身の玍埗できる理由が添えられおいた。

靎や鞄、サングラスずいった持ち物も、ただ新しいものではなく、倧切に䜿い続けられおいる。
「この革靎はね、高校生の頃から履いおいるんだ」
そんなふうに語られる時間の長さに、思わず息をのむ。

そしお、ここでいちばん印象に残っおいるのは、別のずころにある。

圌がそうしお自分に手をかけおいるからなのか、私のほんの小さな倉化にも、よく気づいおくれる。
メむクや肌の調子、朝の服装、䞋着にいたるたで、芋逃されるこずはほずんどない。

それはきっず、単に现かいからではなくお。
ファッションを愛しおいるこずず同じくらい、私ずいう存圚に関心を向けおいるからなのだず思う




耒められるような出䌚い方ではなくおも、こんなに倧切にし合えるなんお誰も想像できないはずだ。
この皀有な関係を、育んでいけるこずは私の人生においお、間違いなく特別な出来事だ。
幎霢差をものずもせず、ここたで自然に䞀緒にいられるこず。その理由は、きっず圌の成熟さや持っおいる矎孊、圚り方にあるのだず思った

いいなず思ったら応揎しよう

畔ほずり 応揎お願いしたすいただいたチップはクリ゚むタヌずしおの掻動費に䜿わせおいただきたす