人生には、時々笑ってしまうほど不思議なご縁がある
先日息子が左手の中指、薬指と同時に蚊に刺された。
肌があまり強くない子、痛々しく腫れ上がっていた。
「こんなに腫れると辛いよね…」
と声をかけると同時に、
「お母さんも昔蚊に刺されてね」
と昔の蚊に刺されエピソードを話し始めてしまった。
就職して最初の夏。
私は一人暮らしをしながら慌ただしい日々を送っていた。
ある朝起きて、鏡に写った自分を見てビックリ。
なんと、まぶたを蚊に刺され、腫れ上がっていたのだ。
それもまさかの両目。
「こんなことってある!?」
これぞまさに、お岩さん状態。
痒くてもかけない。
薬もつけることができない。
メイクもできない。
人と接する仕事だからどうしよう…と肩を落としながら出勤。
とぼとぼ…とはまさにこういう時使うのだな。
恥ずかしさに下を向きながら歩いた。
職場に着いたとたん、
「えっどうしたの?」
と、会う人会う人大笑い。
複雑だけど、人を笑顔にできたならまぁいいか。
一日の我慢と自分に言い聞かせた。
しかし、それで終わりではなかった。
この会社に入って初日。
一人の同期を見て一瞬止まってしまった。
同じくらいの背丈、同じような体型、そして顔もどこか似ている。
「えっ」
と、お互い向き合いながらしばらく動けなかった。
「同じもの感じるね笑」
なんて笑いながら、周りからも二人セットで覚えられた。
そう、まさにその子。
想像つくかと思います…。
私がいる場所の先でも笑い声。
腫れた目の先、一瞬時が止まる。
そこには、同じように両目を刺されて腫れた目をした彼女が立っていたのです。
「こんなことある!?」
もう、笑うしかない。
偶然の一致。
自分たちも笑顔にできたなら、もういいね!
人生でまぶたを刺されたのはあの一度だけ。
不思議なことって起こるものだ。
息子の手に薬を塗りながら、
ふふふ、と笑う。
「蚊は嫌いだけど、思い出す度笑えるならいいね」
と言う私に、
「は?嫌でしょ」
と冷たく息子。
蚊は嫌いだけど、こんな会話ができるならいいかもね、と、またふふふ。
人生で時々不思議なご縁を感じることがある。
今でも大切な友達です。
夏もそろそろ終わりですね!
皆さんも蚊には気をつけてください😊
