ドラッグストアの教科書【利益構造版】 ― モデル店舗P/Lで学ぶ、荒利率1%が利益を左右する理由 ―
はじめに
ドラッグストアは成長産業に見える。
売上は拡大し、再編は進み、調剤併設率も上がっている。
しかし現場の空気は重い。
なぜか。
答えは単純だ。
売上拡大型の思考と、利益構造が一致していない。
本書は、売場の裏側にある「利益設計」を解剖する。
精神論ではなく、構造と数字で説明する。
第1章:利益の公式を分解する
まずは前提。
営業利益 = 粗利 − 販管費
ドラッグストアは固定費が高い。
人件費
家賃
光熱費
本部間接費
よって勝負は 粗利 で決まる。
粗利の公式
粗利 = 売上 × 荒利率
売上 = 客数 × 客単価
つまり
利益 = 客数 × 客単価 × 荒利率 − 固定費
現場が触れるのは主に
客単価
商品構成
客数は立地依存。
価格は本部決定。
だから本質は 商品ミックス設計 になる。
第2章:モデル店舗PLで見る構造
仮に年商10億円店舗を想定する。
売上:10億
荒利率:28%
粗利:2.8億
販管費:2.5億
営業利益:3,000万(3%)
ここで荒利率が1%落ちると?
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