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"死ぬまでに一度は行け"——上海の没入型体験「UMEPLAY」が人生最高のエンタメだった話

スマートバンクの堀井(@shota)です。

今回は、先日体験してきた上海の没入型エンタメ「UMEPLAY」について書きたいと思います。

毎年、非日常の体験をするために1度は海外に行くようにしていたのですが、昨年はそれすらできず。

遅めの夏休みで、起業家の友人に誘ってもらって、3日間で9コンテンツ(UMEPLAY、MRX、Useed)を体験してきました。
この記事では主にUMEPLAYに絞って、ネタバレなしの体験レポートと、
Tier表や費用、注意点など「これから行く人向け」の実用情報をまとめています。


UMEPLAYとは

UMEPLAYは上海を代表する没入型(イマーシブ)体験エンタメです。

上海には没入体験を提供する施設がいくつかありますが、今回は3つのブランドが運営しているコンテンツを体験してきました。

  • UMEPLAY

    • 没入体験に振り切り。役者のクオリティや世界観の設定が圧巻で、群を抜いている。受動的にストーリーが進む

  • MRX

    • 謎解き・脱出要素が多め。主体的に動く必要があり、参加者の協力が必要

  • Useed

    • 後発ブランドのためUMEPLAYとの差別化で、より過激なホラー体験やコンテンツに振っている

「没入したい」「世界観に浸りたい」という人にはUMEPLAYが圧倒的におすすめです。

ビデオテープから始まる没入体験

結論、人生の体験したあらゆるエンタメの中で最も面白かった。

UMEPLAYの体験は「ビデオテープを選んで、デッキに入れる」ところからスタートします。テープごとに体験のタイトルが割り当てられており、直後から没入が始まるように設計されています。

それ以外に

  • 「世界観を生々しく再現する美術セット」

  • 「近距離での役者(NPC)の迫真の演技」

  • 「照明・音響・匂いまで駆使した五感に響く特殊効果」

  • 「予想の付かない驚きのオリジナルギミック」

  • 「スマホ没収、自分自身が行動を強いられる」

など、とにかく個々の作品の世界観に没入するための設計が惜しみなく詰め込まれ、完全に調和しています。

どの作品も怒涛の展開が津波のように押し寄せてくるので、「こ、これはヤバイ...!!!」という感情の波が止まらなくなり、体験中は言葉を失ってしまいました。

一方で終わった後の、壮大な伏線を回収した映画を観たような放心状態と、次の作品を求める飢餓感が同時に押し寄せてきて、「早く…次をくれ…!!!」と完全にブッ刺さってしまいました。

役者さん(NPC)の写真もらえる、スマホはBOXにて没収される

Tier表(ネタバレなし)

今回体験した6コンテンツのTier表です。完全に主観ですが、参考になれば。

TierS

  • HAVEN:演出のクオリティと世界観が圧巻。万人受けする

  • MUSE:最先端のギミックや仕掛けのクオリティが高い

TierA

  • ABEILLE:演出、ギミックの両方でクオリティ高い

  • REVIVER:ホラー要素が強いが、最後まで圧巻

  • INSANE:初回に見るのおすすめ。これぞUMEPLAY

  • INSANE2:INSANEの続編

SとAの違いは何かというと、完全主観ですが「演出・世界観の完成度」、「ギミック・技術のクオリティ」のどちらかが振り切れまくってるという視点で選びました。

仮に一つしか体験できないと迷ったら、万人受けするHAVENをおすすめします。


ここから実用ガイド

コンテンツ費用

  • チケット代:398元/コンテンツ(約8,000円)

  • 通訳代:445元/コンテンツ(約10,000円)
    ※レート換算(1元:22円)

所要時間

  • 1コンテンツ:1.5時間

  • 1日で回れる数:3〜4個

施設について

UMEPLAYが体験できる施設は上海に5箇所あります。オフィス街の一角だったり、デパートの複合施設に併設されていたりと場所は様々です。

オフィス街に併設されていた店舗

重要なのは、場所ごとに体験できるコンテンツが違うこと

1日で複数回る場合は施設間の移動が必要になります。その際はdidiのタクシーで移動するのがおすすめです。どの施設も10分〜20分程度で移動でき、上海のタクシーはとても安いので、費用も1,000円以下で収まります。

予約方法

大众点评(中国版の食べログ的なアプリ)で予約が可能です。
ただし、今回は予約と通訳を含めて専用の業者に依頼しました。
理由は後述しますが、体験のクオリティを上げるためには通訳が必須だからです。

言語

中国語のみです。日本語/英語対応はありません。


人数と通訳の重要ポイント

ここが一番大事なポイントかもしれません。

参加人数のルール

  • 最低参加人数:4人

  • 最大参加人数:6人

通訳を含めた実質人数

言語が中国語のみなので、日本人だけで参加する場合はメンバーのうち1人は通訳になります。つまり、実質のプレイヤーは3〜5人です。

おすすめの人数構成

通訳込みで4〜5人(日本人のプレイヤー3〜4人)をおすすめします。
理由は、5人だと通訳が全員に満遍なく行き渡るように通訳することが難しくなり、没入度が下がるからです。

通訳者の質が超重要

ここが重要なのですが、通訳者はUMEPLAYのイマーシブ体験経験者が望ましいです。

初見の体験で通訳するのは正直かなり難しいと思います。展開が読めない、専門用語がある、演出のタイミングがある。経験者でないと、適切なタイミングで適切な情報を伝えることができません。

業者に依頼する場合は、この点を確認することをおすすめします。


誰と行くべきか

おすすめの人

  • 友人、同僚(14歳以上の年齢制限あり)

  • 舞台や演劇が好きな人

  • 多少のホラーが大丈夫な人

重要なTips

チームに1人は女性がいた方がいいです。
どの体験も多少のホラー要素があり、おっさん4人でのホラー体験は絵面的に厳しいです。


没入するための注意事項

没入度で満足度が大きく変わります。逆にいうと、没入の妨げになるようなことを避けるだけで体験の質が上がります。

体験前

  • 必ずトイレに行くこと

    • ホラー演出が強めなコンテンツもあります。最悪の事態を避けるために、必ずトイレに行ってください。人間の尊厳を守りましょう。

  • 前日に火鍋は避ける

    • 上海に来たら火鍋を食べたくなる気持ちは分かります。ただ、体験前日は我慢してください。没入できなくなります。

体験中

  • NPCとの交流は体験に沿った振る舞いを心がける

    • 体験中はNPCと交流する場面が多々あります。できる限り世界観に沿った回答や振る舞いを心がけることで、没入度が上がります。

  • 他の参加者の没入を妨げない

    • 無用な発言や動作は控えましょう。不要な発言が世界観を壊したり、同行者の没入の妨げになります

服装

  • 動きやすい服装ならなんでもOK

  • サンダル不可、必ず靴は着用

  • 女性はスカートの類は避けた方が良いかも


弾丸1泊2日プラン

「行きたいけど、そんなに休み取れない」という方、大丈夫です。
弾丸1泊2日で5コンテンツを体験可能です。

費用目安

  • 航空券+ホテル(土日1泊2日)

    • 約5万円(ホテルは5つ星でも一泊1~1.5万円)

  • チケット代(5コンテンツ)

    • 約4万円(398元×5)

  • 通訳代+通訳参加費(5コンテンツ)

    • 約8.5万円(755元×5)

  • 合計約17.5万円

※通訳業者は人によってもっとコストを抑えることも可能
※現地交通費・食事は別途

モデルスケジュール

1日目

  • 06:00:羽田/成田 発

  • 09:00:上海 着(時差-1時間)

  • 10:30:ホテルに荷物を預ける

  • 12:00:1コンテンツ目

  • 14:30:2コンテンツ

  • 17:00:3コンテンツ目

  • 19:30:夕食

  • 22:00:ホテルチェックイン・就寝|

2日目

  • 09:00:チェックアウト・荷物を預ける

  • 10:00:4コンテンツ目

  • 12:00:昼食

  • 13:30:5コンテンツ目

  • 15:30:空港へ移動

  • 17:30:上海 発

  • 21:00:羽田/成田 着

おすすめホテル

施設へのアクセスが良いエリア(人民広場・南京東路周辺)のホテルがおすすめです。

didiタクシーで各施設まで10〜20分程度で移動できます。


番外編:Useed ドールハウス

UMEPLAYの話からは逸れますが、どうしても触れておきたいコンテンツがあります。

Useedの「ドールハウス」です。

このコンテンツはホラー要素に極振りしています。
UMEPLAYとは別の視点でTierSであり、時間があれば絶対に行くことをオススメします。
ただし、自分は二度と行きたくありません。

実際に起きたこと

  • メガネを破損した人がいた

  • 最後は感動で涙を流す人がいた

  • 翌日に心が折れて離脱者が出た

一番話題が尽きなかったコンテンツ

夜、参加者で集まって感想会を開いたのですが、一番話題が尽きなかったコンテンツが実はこれでした。

過激さ、刺激の強さ、心理的な負荷——全てが強烈です。
人を選びますが、「語れる体験」を求めている人にはオススメします。

覚悟がある方はぜひ。


最後に

自分の日常は、会社と自宅を10分で往復し、平日は10時間以上Macを開いて、メールを書き、Slackにメンションし、Claudeにプロンプトを投げることで大抵終わります。起業家の毎日はもちろん刺激的ですが、言ってしまえば「インターネットの世界」で完結する日々です。

今回の上海旅では、目の前でハンマーで殴られるような衝撃を連日浴びて、完全に自律神経がおかしくなりました。

現実世界で五感ごと感情を揺さぶられる体験は、久しぶりに「人間やってるな」と思える時間でした。

あなたもぜひ。
ではまた。


P.S
改めて誘ってくれた、ミラティブ代表の赤川さんに感謝!

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