NFL知ったかぶりの2025年シーズン開幕(その1)〜AFCを展望する
いよいよアメリカン・フットボールの季節が到来した。NFLは、日本時間9月5日、スーパーボウル(以下、SB)優勝のフィラデルフィア・イーグルスが、本拠にダラス・カウボーイズを迎えて開幕する。AFCの開幕戦は翌6日、西地区の前年1・2位対決、チーフスとチャージャーズの激突だが、こちらはブラジルのサンパウロで開催される。
ちなみに、NFLはそのグローバル戦略に基づき、海外で試合開催を推進、昨季の5試合から今季は7試合。ブラジルのほか、イギリス・ロンドンは昨年同様3試合、アイルランド、ドイツ、スペインで各1。日本でもNFLがもっと盛り上がれば開催につながるのだが。
日本ではDAZN上で見られるGAME PASSで全試合が配信で観戦できる。一部の試合は日テレ ジータスで放送されるほか、地上波日本テレビ「オードリーのNFL倶楽部」でハイライトが観られるはず。
それではまずAFCを展望しよう。参考にしているのはESPNのPower Indexや、Sports Illustrated(SI)誌の記事などである。個人的な趣味も加算して、全試合の勝敗をシミュレーションした。
まずは、昨シーズンの成績を掲載しておこう。AFCを制しSBに進出したのは、決勝でバッファロー・ビルズを下したカンザスシティ・チーフスだった。

スケジュールの強弱も予想の上で重要。NFLの対戦チームの決め方は、以前に書いたが、今シーズンは以下の通り。
同カンファレンス同地区とはホーム/アウェイで2回対戦。同カンファレンスの、前シーズン同順位と対戦。残るは、次の地区チーム同士の総当たり;
AFC東/AFC北
AFC西/AFC南
AFC東/NFC南
AFC西/NFC東
AFC北/NFC北
AFC南/NFC西
さらに、次の組み合わせで全シーズン同順位チーム;
AFC東/NFC東
AFC西/NFC北
AFC北/NFC西
AFC南/NFC南
一番、確度が高い予想から始めよう。AFC東地区。バッファロー・ビルズが2020年(20−21年シーズン、以下同)から地区優勝を続けているが、6連覇は固い。この地区のライバルはマイアミ・ドルフィンズだが、昨シーズンは負け越しとチーム力は下降気味。ビルズのスケジュールを見ると、初戦はレイブンズとの激突だが、NFCの総当たり地区が、比較的弱い南地区ということもあり、第2週以降は計算できる相手が続き、前シーズンのプレイオフ進出チームとの対戦は、8試合目のチーフス戦までない。
南地区のヒューストン・テキサンズ。ヘッド・コーチ(以下HC)のディミコ・ライアンズ、クォーターバック(以下、QB)CJ・ストラウドの下、チーム力を上げてきた。同地区に有力な対抗者がいない中、今シーズンも注目は、プレイオフでどこまで勝ち残れるか。昨シーズンの数字(Stats)を見ると、QBサックの多さが気にかかる。オフェンス・ラインの整備が進んだのか?第1戦のロサンゼルス・ラムズ戦が勢いを決める重要な試合。その後、第5週のレイブンズ戦まで、しっかり勝ち切れるか。
2番手はジャクソンビル・ジャガーズとインディアナポリス・コルツが同列。ジャガーズは新HCを迎えて立て直しなるか。コルツは、QBがどうなるのか。今のところのスターターは、ジャイアンツから移籍のダニエル・ジョーンズ。テネシー・タイタンズは、ドラフト全体1位のマイアミ大出身キャム・ウォードに注目。
北地区、ボルチモア・レイブンズがリードし、シンシナティ・ベンガルズが後を追う構図は変わらない。但し、ベンガルズは昨シーズン3位ということもあり、シーズン前半は対戦相手に恵まれている。昨季は3連敗からのスタートだったが、今年は様子が異なるだろう。ベンガルズの鍵は、ディフェンスの立て直しができているか。レイブンズは第7週がBYEだが、それまでの6戦はブラウンズ戦を除くと、ビルズ、ライオンズ、チーフス、テキサンズ、ラムズと全て昨シーズンの地区優勝チーム。キッカーのジャスティン・タッカーが不祥事で放出され、ルーキーのループに託された。この影響が、接戦においてどう出るのか。レイブンズvsベンガルズはシーズン後半、盛り上がるに違いない。
クリーブランド・ブラウンズは、今年も苦しい。不確定要素は、ピッツバーグ・スティーラーズ。名将と言って良いだろう、マイク・トムリンHCは19年目。難しい状況でも、負け越しはしない。ESPNの指標では、ディフェンスがリーグ・トップ。今年は、大ベテランQBアーロン・ロジャースを得て、どうなるのか? 私は難しいと予想しているのだが。
王者チーフスの西地区。シミュレーションしてみると、チーフス、ロサンゼルス・チャージャーズ、デンバー・ブロンコスが12勝5敗で並ぶ結果となった。チーフスは攻守に安定、やはり上位。チャージャーズは、QBジャスティン・ハーバートのもと、期待されながらも上にいけない、ブロンコスはルーキーQBボー・ニックスと強力ディフェンスで、昨シーズン大躍進、トレンド的にはブロンコス>チーフス>チャージャーズと思うのだが。この新たな三つ巴がどうなるのか?
ちなみにラスベガス・レイダースは、HCにピート・キャロルを迎え、QBはジーノ・スミス。シーホークス時代のコンビ復活。AFC西は、名将HCの戦いでもある。
プレイオフ進出チーム予想は、
ビルズ、テキサンズ、レイブンズ、ベンガルズ、チーフス、ブロンコス、チャージャーズで決まりか。大方の予想とほぼ一致するメンツ。。。と思ったが大胆な意見も散見される

