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高齢一人暮らしと自立のお味噌汁

50代にも入ると、
親世代も高齢になり、
いろんなことが起こってくる。

これは…その年齢になるまで、
ピンとこなかったことのひとつだ。


高齢の夫婦の一方が長期入院などしてしまうと、
残された側が、高齢の「一人暮らし」になる。

すると、自宅にひとり残された側も
食事の準備などが億劫になったり、
買い物が大変になってしまったりする。

そこで、
宅配弁当が毎日届くサービスを頼んでいる親戚もいる。
それもそれでひとつの解決策なのだと思う。


別の身内は、
スーパーなどで、ご飯やお惣菜を買って
簡単に済ませていた。

それで、食物繊維が足りないせいか?
お腹の調子がイマイチになってしまったそうだ。

あと、塩素の多い水道水が苦手なところ、
入院した配偶者が、いつも、
天然水ペットボトルを買ってきてくれて助かっていたのに…

いまや、足の悪い自分が購入するのが重労働ということだ。



1.毎日の水をどうするか?

こちらから、ペットボトルを宅配でたのむこともできる。
ポチるだけなので、簡単だ。

でも、如何せん、本人は、
デイケアのリハビリに通うほど足がわるいのだ。

最近よくある、玄関前への宅配では無理だ。
自宅の中までペットボトルの入った
段ボールを入れてもらわないと使い物にならない。
遠隔でいちいち、そこまで毎回確認できない。
しかも、他人に、玄関の中に入ってもらうのを
良しとする人でもない。

そこで、天然水宅配はあきらめて、
日本製のポット型浄水器を渡すことにした。

蛇口直結型とかドイツ製とかいろいろあるけれど…

後期高齢者が、
今まで使ったことない浄水システムを
カートリッジ交換も含めて新しく始めるなら、
直感的にわかりやすくできる日本製のポット型だろう、
という判断だ。

もちろん、カートリッジも1年分セットで渡した。

使いやすくて、
塩素臭い水道水とおさらばできて良かったそうだ。

浄水器設置みたいな、新しい習慣の導入は、
若いうちは簡単で、どんどん試行錯誤したり、
ネットで買ったりして対応できる。

でも、高齢になると、
ハードルが上がることもあるのかもしれない。
なんだか考えさせられる。。。


2.毎日のご飯はどうする?

これについても色々考えた。

隣近所に住んでいるわけでもなく、
杖をつきながら自分で買い物をして、
気分転換に無理ない範囲で調理できる程度には元気だ。

自立的に動けるときは、なるべく自分でやった方が、
自分で選べて、健康上も精神衛生上もよさそうだ。

それに、本人の意思を尊重すると、
あまり介入しすぎない方がいいだろう。
人間関係も濃密にしすぎていいことはない。

そこで、一汁一菜の提案をしてみた。
本人も、土井善晴さんならよく知っていて、
「いいアイディア!」と喜んでいた。

土井善晴さんの一世を風靡した『一汁一菜でよいという提案』は
今では文庫本になり高齢者には絶対に字が小さすぎる。
老眼が入ってきた今の自分でも、字が小さいな…という感じだ。

そこで、写真のたっぷりはいったレシピ本
土井善晴親子共著の『お味噌知る。』の方をプレゼントした。

別に読まなくても写真だけ見るだけでも楽しめると思うので…
といったら、

「土井善晴さん!興味ある。読む読む♪」という感じだった。
本屋に行くのも今や大変だから、うれしいんだそうだ。

確かに…Amazonなどでポチる習慣のない世代だと、
書籍などへのアクセスも大変そうだ。

こちらの本は、
「自立の味噌汁」というのが最初の方の項目で、
若い人や一人暮らしのひと向けに、
気楽に簡単に味噌汁生活を楽しめるように、
レシピと効用のようなエッセイが展開されている。

これは老若男女誰にでも役立ちそうな良書だと思った。
自分用にも、手元に置いておきたいかもしれない。

それと一緒に、
一汁一菜のお味噌汁暮らしがテンション上がるように、
小洒落た、手入れが簡単な、木のぬくもりがやさしい、
国産木材で日本の職人がひとつづつ手作りした木のお椀。
いつもの味噌汁椀より一回りだけ大きいものも渡した。


あとは、顔合わせるときに、
夜ご飯を買いに行かなくていいように、
ちょっとしたお弁当的なものとか、
無添加の美味しいレトルトとかを渡すくらいか。

以前、一度おやつか夕飯の足しにいなり寿司を渡したら、
電話で何度も「美味しかった~」と繰り返していた。

外食で気楽にもっと美味しいものを食べてたはずなのに…
足が悪いと、そういう日常も一変してしまう…


できる限り、自尊心を持って、自立的に。

お互いが負担になったり、
依存的にならないように。
お互いプライバシーと自由が保てるように。

そして、持続性があるように。
当事者全員が思い残しなく過ごせるように。

気を使いすぎないように、心を配る。
それが今の課題なのかもしれない。


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ほのか|移行期のメモ 読んでくださってありがとうございました。 いいなと思ったら応援してみませんか?