自然に治る力
ホメオパシーからみえる健康的生き方ー自然に治る力
わたしが頼りにしているもの
ホメオパシーによる診察を30年以上されてきた、お医者さんでもあったS先生。
12年前に、わたしは、そんなS先生の診察時の通訳として、一緒に各地を回っていました。
わたしはホメオパシーについても知らず、さらにプロの通訳でもなく、S先生と一緒にいながら、通訳も練習、ホメオパシーについても学んでいました。
ホメオパシーがどんなもので、どんなふうに効いて、どんな変化があって、それはどんな風に考えられているものなのか。
わたしは患者さんのお話を伺って、通訳すること、患者さんの質問にS先生が答えられること、S先生に教えていただくことなど、実践を通して学んでいきました。
そのなかで、わたしが何よりも大切にしていることがあります。
それは、「自然治癒力」を信じて、頼りにすることです。
ホメオパシーの説明
ホメオパシーは同種療法とも呼ばれて、基本原則として、ラテン語の
similia similibus curentur
類似のものが類似のものを癒やす
という言葉が、いちばん大切な概念とされています。
似たものが似たものを癒やす、というのは、「熱があるときには、熱を出させるもので治そう」という考え方です。
これはホメオパシー特有のものというわけでもなく、例えば日本の古来からの養生も基本的にはこの考え方に基づいていると感じます。
つまり、「熱があるときには、冷やすのではなく、あたためよう」です。
風邪っぽいときには、生姜入りの番茶を飲んで内側から温める方もおられるでしょう。
きっとなかには経験的に、風邪っぽいときにはサウナに入るという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、現在の医療は反対の考え方が中心になっているので、いちばん感覚的に理解しにくいのではないか、と思います。
「症状」には原因があって、その原因は取り除く必要がある、「症状」を起こしているのは、何かのウィルスや菌であって、それをやっつける必要がある、という風に考えるのが、主流ではないかと思います。
ホメオパシーでは、「症状」はその人の個性の現れで、どうしてこのしんどい「症状」をこの患者さんは癒やせずにいるのだろうか?と考えます。
私たちには、生まれながらに、自然治癒力が備わっていて、自然に治るものだからと考えているからです。
そのため、すべての症状が敵とは考えずに、ある種の「症状」は、治っていく過程で必要なものだとも考えます。
今では、「風邪」がそう考えられ始めています。
少し以前までは、「風邪」で病院に行くと、熱などの「症状」を抑えるものや、何かウィルスや菌が影響しているかもしれないと「抗生物質」が処方されることがありました。
今では、少しづつ変わりつつあるようです。
「風邪」の「症状」、発熱や咳などは、単なる邪魔者ではなくて、身体の免疫力の防御反応の一部と考えられるようになってきました。
ホメオパシーで、レメディを飲んだときには、同じようなことが起こることがあります。
時々、レメディを飲んだすぐ後に、発熱した、下痢をした、というお話を伺うこともありました。
患者さんが持っていた「症状」とつながりがあることが多かった印象があります。
一番よく患者さんから伺ったのは、とっても眠たくなりました、というお話です。
そういった反応は、身体にとって必要なもので、自然治癒力が働き始めたときに見られる変化とも考えられています。
レメディを飲んだ後の変化は、自然治癒力が働くときに起きてくる変化と同じようなものであることを大切だと考えられています。
そのため、時には一時的に悪化することも、ホメオパシーではありうるサインとも考えられるんです。(だから、苦しまないとダメだというわけではないのですけれども。)
自然に治る力
自然治癒力は、英語ではNatural healing powerと言います。
まさに、自然に治る力、です。
本来わたしたちは自然に治る力を持っていること、それは一足飛びに「症状」を無くしてくれる力とは違うもののように感じています。
時間がかかることもありますし、不快な症状を伴うこともあります。
傷口が治るためには、膿がでて嫌なにおいがすることもあります。
じゅくじゅくになっていても、それは治るために必要な分泌物が出ていることもあります。
37度5分以上の熱が出ると免疫力が活発に活動を始めるというのもわかってきたそうです。
身体だけではなく、心にもその力はあります。
辛い経験を乗り越えるのに、何よりも時間が必要だったと感じることがあります。
そして、大切なのは、そこに必要な時間は、人によってそれぞれということだと感じます。
生きていると様々な出来事が起こって、この自然に治る力に影響することがあります。
ストレスで免疫力が落ちることはきっとよく知られていても。
どのストレスにわたしは弱いのか、強いのか、何がわたしにとってストレスになるのかは、本当に人それぞれなことを感じてきました。
ホメオパシーは、それがどんなに人それぞれで、生まれ持った自然治癒力もひとりひとり違っていること、治り方も人それぞれであることを、わたしに教えてくれました。
わたしは、人間の持っている自然治癒力や免疫力が基本的にどんな働きをするのかを知ることを大切に考えています。
そして、同じくらい、わたしの持って生まれた自然治癒力ってどんなものなんだろう?と、自分に注意深い目を向けることも大切と感じています。
ぜひ、あなたの自然に治る力に目を向けてみてください。
ホメオパシーの診察の通訳で多くの患者さんのお話を伺ってきて。
まず自分に目を向けて、自分を大切にできたら・・・
もしかするとそれが最も大きな病気になることを防いでくれるのではないかと感じています。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
いつもの記事は火曜日と金曜日の午前中にUPします。(できるだけ!)
また読みに来てくださいね。
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