自分の「症状」にケアフルな目を向けて
ホメオパシーからみえる健康的生き方-自分の「症状」にケアフルな目を向けて。
ホメオパシーに出逢って
わたしが通訳をしていた、ホメオパスのS先生は、お医者さんでありながら、30年以上ホメオパシーの診察をされてきた、ベテランの凄腕ホメオパスでした。
残念ながら、約12年前、S先生は天国に呼ばれて、旅立ってしまいました。
私自身は若いころから虚弱体質で、すぐに熱が出て、思うように活動できない人生を送ってきました。
どうしたら元気になれるのか?ずっと答えを探す日々でした。
そんななか、縁があってホメオパシーの通訳をすることになって、いろんなことを学びました。
こころがとっても大切なこと。
からだと思っている以上に結びついていること。
「症状」がどんなに人それぞれで、その違いがどんなに大切か、ということ。
そういったホメオパシーならではの診察を通訳することを通して、多くの方のライフストーリを伺いながら、いろいろ感じていたことがあります。
なかでも、今でも大切に感じているのは、
ありのままの自分であることの大切さと、自分に注意深いケアフルな目を向けて、ありのままの自分を知る大切さです。
それでも…それが思うだけでできたらいいのですが、これが本当に難しいのだということも感じてきました。
多くの方が、ありのままの自分でいたいという気持ちを持ちながらも、世間体、社会で生きていくなかで身に着けてきたものもあって、そして、たくさんの「症状」に悩んで、どうしたら良くなるのか…という思いからホメオパシーにたどり着いていたからです。
S先生がいらっしゃった時には、診察で様々な「症状」から、いろんな質問を通して、レメディを絞り込んで、そして、患者さんが自分らしさを取り戻していく姿を見させていただいてきました。
その患者さんに本当に合ったレメディは、不思議なことにその方のありのままのエネルギーが再び湧き上がってくるのを手伝ってくれたように感じました。
今でも、思い出しては感動するケースがいくつもあります。
ホメオパシーの視線
いま、わたし自身はホメオパスではありません。
そして、残念ながら、ホメオパシーはまだまだ日本では知られていないのが実情です。
知っていたとしても、ホメオパシーを試すまでにたどり着くことは結構ハードルが高いのではないかと存じます。
わたしは、日本でもっと伝統的なクラシカルホメオパシーが知られてほしいな、そして、もっと身近な存在になるといいな、と願っています。
けれども!まずは何よりも、ホメオパシーからみえる健康は、私たちの日々の生活のなかでとても助けになってくれると感じています。
私自身もこの世界をほんの少し理解するのに、ホメオパシーを知ったことは、いろんな物の見え方が変わったひとつの視点でもありました。
自分に注意深い目を向けてみよう!
ホメオパシーの診察でとっても大切にされているのは、
「あなたはどう感じていますか?」ということです。
しかしながら、診察の通訳をしていて、これはとっても難しいことをいつも強く感じていました!
「頭痛があります。」
と仰った患者さんに、S先生が、
その頭痛はいつどんな時に、どこにしますか?
と伺えば、ほとんど患者さんが、とても驚いた顔をして回答に窮するのが、なんというか、普通のことでした。
ときには、「診察に来たのはホメオパシーに興味があったからで、わたしは何も困る症状はないんですよね。」と、仰っていた方が、
「そういえば…忘れていたけれど、わたし、毎日、鎮痛剤を飲んでいます。酷い頭痛があって。病院に行っても原因不明なんです。」と、思い出してお話くださることもありました。
そんな時には、そんなに酷い症状があることに胸が痛むと同時に、自分に目を向けることの難しさを感じました。
ですから、どうぞ、まずは、自分にどんな「症状」があるのか、ケアフルな注意深い目を向けてみてください。
どんな「症状」がありますか?
困った症状は、どうしたら消えてなくなるのか、すぐになんとかして消し去りたくなるかもしれません。
ホメオパシーでは、「症状」は治すべき敵、というよりは、あなたの状態を教えてくれるサインとしてみます。
ですから、どんな「症状」もとても大切なあなたの表れです。
こんなことに目を向けてみてください。
困っている「症状」はありますか?
それは、いつ?どこに?起きますか?
どれくらいの期間、続いていますか?
頭痛なら、わたしでしたら、天気が崩れた時に、こめかみがぐっと圧迫されるような痛み、耳の中も圧力を感じるようになって、吐き気もして起きていられなくなることがあります。かれこれ20年くらいはありますが、子どものころはありませんでした。
苦手なもの、好きなものはなんですか?
例えば、レモンが大好き、なぜか特定の匂いが苦手。
「そんなことが?」と思うようなことも、自分を知るための大切な手がかりになることがあります。
寂しくなると身体が冷える、緊張するとお腹が痛くなる、雨の日になると決まって眠くなる。
病気の症状ではなくても、そんな自分特有の反応がないか、ちょっと思い出してみてください。
自分にしかないのではないかと思うような「症状」はありませんか?
例えば、わたしは、お茶碗にご飯があと一口になるとお腹いっぱいになってしまいます。
他にも、口の中をよく噛んでしまうのですが、なぜか舌のつけ根を噛みます。どうやって噛んでいるのか!謎です。
睡眠はどうですか?
毎晩、同じ時間に目が覚める方もおられました。
どんな夢をみますか?
ある人は、UFOの夢しか見ないとお話してくださいました。
他の人に話してもきっと理解してもらえないと思うようなことはありますか?
中には、実は音楽に色が見えるとお話してくださった方もいます。
ホメオパシーでは、病気の「症状」だけが、「症状」ではなく、あらゆることへの感受性があなた固有の「症状」として、考えられます。
珈琲を飲んで、眠れなくなるのも「症状」です。
珈琲は平気なのに、緑茶では眠れなくなるのなら、それも大切な「症状」で、手がかりです。
きっと、いろんな「症状」を皆さん持っておられるはずです。
もしかすると困る「症状」だけではなくて、面白い「症状」もあるかもしれません。
手をベットから投げ出して半分落として寝るのが好き?
窓を開けてそよ風を感じながら寝るのが好き?
それはどうしてですか?
わたしは、布団を頭までかぶって、眠るのが幸せ。
なぜなら、感覚が全て遮断できて静かになれるからです。
ぜひとも、自分に注意深い目を向けてみてくださいね。
ひとつひとつは小さなことでも、そうやって自分の「症状」を並べて眺めていると、今まで気づかなかった自分の特徴や、自分らしさが見えてくることがあります。
そこから見えてくるものがきっとあります。
そんなふうに、自分を少しずつ知っていくことも、ありのままで健康的に生きるために大切なことだと私は感じています。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
いつもの記事は火曜日と金曜日の午前中にUPします。
また読みに来てくださいね。
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応援していただけると嬉しいです!ホメオパシーのお話を通じて、ホメオパシーを知ってもらえることが私の望みです。ホメオパシー的な健康の考え方を知っていただくことでもっと健康に安心できれば!きっと自分らしくイキイキと生きていける、そして世界はより良い場所に☺︎