🏙 街で読む経済 第106回 ~レジ横のチキン~
牛乳だけ買うつもりでした。
本当に、それだけだったんです。
パンも買いました。
ヨーグルトも買いました。
そしてレジに並びました。
買い物は終わったはずでした。

🍗 目が合ってしまった
レジの順番を待っていると、
ふと横を見る。
そこには、
揚げたてのチキン。
肉まん。
大福。
なぜか魅力的なものばかり並んでいます。
そして、
なぜか目が合います。

🛒 買い物は終わったはずなのに
不思議なことに、
店内を歩いているときは欲しくなかったのに、
レジ前では急に欲しくなります。
お腹が空いているわけでもない。
絶対に必要なわけでもない。
それでも、
「ひとつくらいなら」
と思ってしまうことがあります。

💰 数百円の追加
レジ横の商品は、
数百円程度のものが中心です。
高すぎない。
安すぎない。
ちょっとしたご褒美にも見える。
だから財布の紐も少し緩みます。

🍩 小さな誘惑の場所
お店の中には、
たくさんの商品があります。
それでも、
レジ横は少し特別です。
買い物が終わった安心感。
会計直前の気の緩み。
そんなタイミングで、
最後の誘惑が待っています。

📈 客単価という考え方
お店の立場から見ると、
レジ横の商品には大きな意味があります。
たった100円。
たった200円。
しかし、
それが何百人、
何千人と積み重なれば大きな数字になります。
レジ横は、
お店の中で最も小さい売り場かもしれません。
でも、
とても大切な売り場なのです。
🤭 負けた気がするのに満足している
会計を終えて店を出る。
袋の中には、
買う予定のなかったチキン。
少しだけ敗北感があります。
でも、
家に帰って食べると美味しい。
そして次もまた買ってしまう。
そんな経験のある人も多いのではないでしょうか。

🏙 レジ前の小さな経済学
経済というと、
株価や金利を思い浮かべるかもしれません。
でも、
私たちは毎日、
レジ前で小さな経済判断をしています。
必要だから買う。
欲しいから買う。
なんとなく買う。
その積み重ねが、
街の商売を支えているのかもしれません。
【一言コラム:2~300円の「寄り道」を楽しむ】
「今日は牛乳だけ」と心に決めていたのに、レジ横から漂うあの香りに、つい負けてしまう。
それがお店側の緻密な「客単価アップ戦略」だと頭では分かっていても、「まあ、今日くらいはいいか」と自分に言い訳をしてしまうあの瞬間。実は、そんなに嫌いではありません。
計画通りに無駄なく生きるのも大切ですが、たまにはふらっとレジ前で「寄り道」をしてしまう。そんな人間らしいちょっとした心の隙間や気の緩みが、毎日の買い物にささやかな温かさと美味しさを添えてくれる気がします。
📝 最後に
この記事は、街の風景から経済の仕組みを読み解く試みです。
レジ横の小さな誘惑にも、お店の工夫と人間らしい心理が隠れていました。
ひとつの視点として、楽しんでいただけたら嬉しいです。
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