不揃いな8コマを、同じ足元・サイズ・色へ。スプライトシート補正ツール



AIにアニメーション用のスプライトシートをお願いすると、1枚では整って見えても、動かした瞬間に違和感が出ることがあります。
・ドットの粒がコマごとに変わる
・足元が上下して、再生するとキャラクターが揺れる
・余白が不均等で、均等分割では被写体が切れる
・背景や色の揺れが残る
・16コマを1枚ずつ切り出すのが面倒
GPT Image 2.5などで作ったスプライトシートを、そのままゲーム素材へ近づけるために、分割・ドット補正・位置合わせ・透過・アニメーション保存までブラウザでまとめて行える無料ツールを作りました。
登録不要です。読み込んだ画像はサーバーへ送信せず、端末内で処理します。
まず、元のスプライトシート
今回使ったのは、格闘キャラ16コマのスプライトシートです。4×4に並んでいますが、コマの間隔は均等ではなく、ポーズごとに被写体の幅と足元の位置も違います。
[掲載画像1:格闘キャラ16コマの補正前スプライトシート]
この画像はツール内の「格闘キャラ・16コマ」から、そのまま試せます。
今回使ったプロンプト(GPT Image 2.5)
スタイル:2D ドットアニメ
出力形式:4×4のスプライトシート
1コマ:64px × 64px
アルファチャンネル:あり
制作物の特徴:
男性で白の道着を着た中国拳法の型を見せるアニメーション
足元をそろえて並べる
SFC風でお願い致します
シート1枚から、最初に分割を決める
画像を読み込むと、まず列数と行数を推定します。今回のサンプルは自動で4列×4行になりました。
均等なマス目へ無理に当てはめるのではなく、被写体の間にある空きへ分割線を置きます。青い線がずれた場合は、線をドラッグして直せます。スマホではシート全体を横幅いっぱいに表示し、選択した線を1pxずつ動かすこともできます。
格子が見つからない時は、補正候補を比較
「自動(おすすめ)」は、まず画像内の格子を探します。明確な格子が見つからない場合は、複数のドット幅と補正エンジンを比較して、元の形を保ちやすい候補を選びます。
・AI補正
・HOLOPIX くっきり
・シンプル変換
今回のサンプルでは9候補を比較し、「シンプル変換・4px」を選びました。自動選択後も、ドット幅、色数、色の拾い方、色ムラの整理を詳細設定から変更できます。
[掲載画像2:4×4自動分割と補正エンジンの実際の設定画面]
自動提案を出発点にし、分割線と仕上がりを見ながら必要な所だけ直します。
足元、中央、頭頂を揃える
位置合わせの基準は素材に合わせて選びます。
・歩行・格闘キャラは「足元」
・エフェクトは「中央」
・顔・バストアップは「頭頂」
・上下動を残したい場合は「揃えない」
今回の16コマは足元を基準に揃え、1コマ80×80pxに整えました。キャラクター自体を勝手に拡大縮小せず、被写体を収めるフレームと周囲の余白を揃えます。
透過、共通パレット、コマ順もまとめて確認
背景透過は、外側からつながっている近似色を対象にします。服や目など、外側とつながっていない同系色は残します。
全コマの色を64色・32色・16色へ整理し、再生時の色ちらつきを抑えることもできます。使わないコマを外したり、矢印で再生順を入れ替えたりした結果は、そのまま保存データへ反映されます。
実際にツールから保存したGIF
下のGIFは、上のスプライトシートを自動補正し、足元を揃え、透明背景のまま4倍で保存した実物です。
[掲載画像3:補正後の格闘キャラ16コマを再生する透明背景GIF]
320×320pxのループGIF。整数倍・最近傍で拡大しているため、輪郭がぼけません。
1・2・4・8・16倍で保存
ゲームへ組み込む時は1倍、SNSや資料で大きく見せたい時は2〜16倍を選べます。
・補正後スプライトシートPNG
・コマ別PNG ZIPと設定JSON
・透明背景対応のループGIF
・背景色を指定できるMP4
・Pixel Makerへ全コマを渡す連携
すべて整数倍・最近傍で拡大するため、ドットの輪郭を保ったまま保存できます。
自動で8割、最後は目で確認
AI生成画像は、同じ4×4でも余白や輪郭の条件が毎回違います。そのため、完全自動で確定するのではなく、最初に自動提案を出し、分割線とアニメーションを見て必要な所だけ直す作りにしています。
一番時間がかかる分割、足元揃え、透過、減色、書き出しをまとめて終わらせ、最後の手直しへ早く進むための道具です。
https://holometer.net/sprite-sheet-fixer/
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