「空の安全に生きる者たちの祈り ― JALが一致して示した静かな追悼と事故への無念と旅客輸送のプロ魂」
沖縄県辺野古における船舶事故で亡くなられた学生の方の遺体が、ご遺族と共にご搭乗されたJAL機で那覇空港から羽田空港まで移送され、ご帰宅された際の映像が多くの方の心に深い印象を与えたものと推察されます。改めて、ご逝去された方、そしてご遺族、ご友人方の深い悲しみにご冥福をお祈り申し上げます。
さて、今回JALが那覇空港出発時にご姉上のご意向に配慮し、搭乗時のBGMとして「I’ll be there with you」を、羽田空港到着時には「明日の翼」を演奏したと聞きますがそれらの背景には、旅客輸送安全に対するJAL社員の強い思いが込められていると考えられます。JALは41年前に御巣鷹山において発生したジャンボ機の墜落事故で500名規模の犠牲者を出すという悲劇を経験しており、その記憶は現在も社内に深く刻まれています。
旅客輸送に携わる人々の願い、そして安全と事故予防の完全性への理解は、人数を問わず普遍的なものであり、JAL社員の皆さんもそのことを深く認識しているものと推察されます。したがって、今回の事故における無策無謀な曳航に対し、深い無念と不憫さを抱き、業務上の形式を超えた形でご逝去された方やご遺族の心の慰めとなるような対応を行ったものと推察されます。
JALは今回の事故の当事者ではありませんが、このような姿勢は誠に胸を打つものでした。一方、行政機関から関与した組織や個人においては、依然として心ある姿勢が十分に伝わってこない状況であり、これは非常に残念なことです。特に、ご遺族の皆様のご心痛は計り知れないものと思われます。
追記します。
ようやく関係団体からの謝罪が出てきましたが、ここで申し上げておきたいことがあります。
私が「心ある姿勢」と申し上げたことは謝罪に終始せず事故に至った業務態勢と構造及び運用を明らかにすることへの協力を惜しまないことであり、知事におかれては国家関連行政主幹省庁への姿勢です。それ以外の構造問題は不可分ながらも、それを強調すると当事者たちが心を閉ざすリスクがあります。まずは科学的検証を徹底していただきたいです。科学検証が進めば安全管理を蔑ろにした組織構造が明らかになるでしょう。
