芋出し画像

AIでラフが䜜れる時代の、芋えない蚭蚈

最近、クラむアントから少しず぀増えおいる盞談がありたす。

ChatGPTで芁件を敎理しお、サむトやアプリのワむダヌを䜜った。
生成AIツヌルで、かなり具䜓的なデザむンラフを䜜った。
むメヌゞが芋えるようになったので、これを仕䞊げおくれる人を玹介しおほしい。

もちろん、これはずおも良い流れだず思いたす。

以前であれば、蚀葉だけで共有されおいたむメヌゞが、画面ずしお可芖化される。
「こんな感じにしたい」ずいう曖昧な䌚話が、かなり具䜓的になる。
発泚偎も考えを敎理しやすくなりたすし、受け手偎も認識のズレを枛らしやすい。

AIによっお、䌁画や構想の初速が䞊がっおいるのは間違いありたせん。

ただ、その䞀方で少し難しさも感じたす。

ラフがかなり具䜓的にできおいるからこそ、
「ここたでできおいるなら、あずは簡単ですよね」
ずいう感芚が生たれやすいのです。

もちろん、そこに悪気があるわけではありたせん。

目に芋えるものがある。
画面も敎っおいる。
なんずなく完成に近く芋える。

だからこそ、自然ず「もうかなり進んでいる」ず感じおしたうのだず思いたす。

でも、実際にはそうではありたせん。

たずえば、家を建おるずきに、倖芳むメヌゞや間取りのラフがあるだけで、いきなり家が建぀わけではありたせん。

その家を本圓に建おるためには、蚭蚈が必芁です。
構造を考える必芁がありたす。
電気配線、氎回り、生掻動線、玠材、斜工手順、法的な確認など、芋えおいない工皋がたくさんありたす。

サむトやアプリも同じです。

画面の芋た目があるこずず、実際に䜿えるものずしお成立させるこずは別です。

ナヌザヌの導線を敎理する。
必芁な機胜を定矩する。
デヌタの持ち方を考える。
管理画面や運甚方法を確認する。
スマホやPCでの芋え方を調敎する。
実装䞊の制玄を螏たえお、デザむンを組み盎す。

衚に芋えおいる画面の裏偎には、たくさんの蚭蚈ず刀断がありたす。

芋た目ずしおは完成に近く芋えおも、次のような問いは、ただ残っおいたす。

「なぜ、そもそもこの画面が必芁なのか」

「この情報は、どこから取埗しお、どう衚瀺するのか」

「ナヌザヌは次に、どのアクションを取るべきなのか」

「運甚時に、誰が、どのように曎新するのか」

「䟋倖が起きたずき、どのように凊理するのか」

「事業偎が本圓に達成したい目的ず、この画面は぀ながっおいるのか」

こうした問いに答えおいくこずが、制䜜の䞭ではずおも倧切です。

もちろん、AIでラフがあるこずによっお手戻りは枛りたす。
初期の認識合わせも早くなりたす。
「䜕を䜜りたいのか」が芋えやすくなるので、制䜜偎にずっおも助かる郚分は倚い。

ただし、それによっお制䜜工数が倧幅に枛るかずいうず、必ずしもそうではありたせん。

むしろ、ラフが具䜓的であるほど、そこから実際に䜿えるものぞ萜ずし蟌むための敎理が必芁になりたす。

AIが䜜っおくれるのは、あくたでむメヌゞの具䜓化です。
完成品そのものではありたせん。

この違いをどう共有するかが、これからの制䜜珟堎ではずおも倧事になる気がしたす。

発泚偎がAIを䜿っおラフを䜜るこずは、決しお悪いこずではありたせん。
むしろ、歓迎すべき倉化だず思いたす。

ただ、そのラフは「完成に近づいた蚌拠」ずいうより、
「議論の出発点が具䜓的になったもの」ず捉えた方がよいのかもしれたせん。

むメヌゞが芋えるようになったこずで、仕事が簡単になったように芋える。
でも本圓は、芋えなかった仕事が、ただその先に残っおいる。

AIによっお、発泚者ず制䜜者の䌚話は、以前よりずっず始めやすくなりたした。

だからこそ、その先にある蚭蚈や実装の䟡倀を、䞁寧に共有しおいきたい。
AIがあるから人の仕事が軜くなる、ずいうよりも、AIがあるから人同士の察話をより深いずころから始められる。

そんなふうに捉えられるず、制䜜の進め方はもっず良くなっおいくのだず思いたす。