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🏀#11 指導の幹を少し詳しく(1~2年生)

🏀「子供と走りぬけた6年間のバスケノート」第11話
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1~2年向け マンダラチャート Ver.1.0(再掲)

 今日は#10でご紹介した、指導の幹を学年別にお示ししたマンダラチャートについて、その魂の部分を少し補足したいと思います。今日はまず1~2年生向けのマンダラチャートから。

まずは、「運動量」。絶対。

 これは、#2でお話しした「スピードと強さ」、#4でお話しした「強度」の土台になるためです。1時間、2時間、時に3時間の練習で各個人の運動量をとにかく上げることがまず大事だと思います。とにかく上げる。楽しく上げる。この年代に、2時間、3時間、ずっと汗をたくさんかいて、思いっきり走る感じを「普通」にしたいです。

 この年代の子どもたちは、気持ちが乗ると、どんだけでも走り続けます。思いっきり走ります。もうびっくりするぐらい。No Limitって感じです。なので、気持ちを乗せさえすれば、「普通」にできると思います。

 ただ、その「気持ち」は本人の性格にとても依るので、どーにかして楽しくしてあげる必要があります。知恵を絞って。これは、親御さんにも協力を得たり、チームでは、小学校の先生や、幼稚園の先生がこのあたり得意だったり、とにかく知恵をフル動員!#6でお話しした、競争要素を入れるのも良いですね。

1~2年生の運動量 気持ちが乗るとNo Limit


そして、近いところで「強いプレー」と「力」

 これは、「強さ」のために必要なをつける癖付け、意識付けです。ドリブルも強い方が良い。パスも強い方が良い。ぶつかる(コンタクト)のも強い方が良い。

  • おい、パスよっわ!

  • ドリブル強いね〜。かっこいいね〜。

な、感じで、強くプレーすることは良いこと、褒められることという雰囲気をチーム全体に作ります。そうすれば、をつけること、強いプレーを頑張り始めます。
 この時期、必要十分な力*1をつける練習は必要と思います。ただ、それは、下手するとしんどいだけのファンダメンタルの練習(アニマルウォークとか)を実施するので、これが大事なんだと、思ってもらうことが必要です。めっちゃ褒めてあげましょう。

*1 自重トレーニング程度でやっていました。あと体幹も意識していました。


次に1~2年生で教えたいのは、「正しい型」、「足の動かし方」

 ここでの、「正しい型」というのは基本的なバスケの姿勢や動きの形です。やっぱり空手も型が重要という通り、バスケもある程度、型が大事と最近わかりました。後々影響が出てくる。バスケでも型はたくさんありますが、1~2年生には「型」はつまんないので、最低限で、怪我をしないようにするためのものに目を向けるのが良い気がします。例えば、

  • パワースタンス(アスレチックポジション・トリプルスレット)*2

  • 強いボールの持ち方

  • 目線(下向かない)

  • 膝に負担となる足の動きをやめる

 などなど。もっとある気がしますが、あまり、型ばかりにもならないように。あと、僕がこだわったのは

  • 最低限のシュートフォームの原則

 これは、変な癖がついて、後から直すのは大変なので。強制ギプスみたいな感じに厳しくは言いませんが、変な方向に行きそうだなぁと思ったら、ステフィンカリーのシュートフォームのビデオ*3をスマホで見せながらポイントとなる原則だけ教えていました(カリーのビデオはいつもスマホに入れていました)。

 あと、足の動かし方は、まずは、とにかく色々な動きを沢山させて、足の動かし方のバリエーションを、引き出しを増やしたいです。そして、スピードも。さらに、バスケ特有の普段の生活や他のスポーツでやらない足の動きを少しずつ染み込ませるようにしました(ディフェンスのスライドステップの足とか)。これは、後々の練習にとても影響すると思います。この時期、大事です。
 実際、4年生ぐらいにチームに入った子と、1~2年生からたっくさん足を動かしている子では、差が生まれていました。なるべく、このNo Limitな動きをするこの時期に、引き出しを増やしたいですね。


そして最後に、メンタル面「元気に!」「負けない」「自分でやり切る」

 まず、性格的に奥手で、「元気に」振る舞えない子はどうしてもいます。その子に元気を与えられるような、声がけ、振る舞いが8つの幹のうちの一つと思います。もうピエロのように楽しそうな感じにするのも時に必要かと思います。
 コーチにはバスケのスキルも必要ですが、6~7歳の盛り上げ役のスキルも必要です。僕も1-2年生の時はキャラが違います。少し恥ずかしいですがしょーがない(笑)。『「気持ち」を乗せれば、この世代の子達はNo Limitで走り始める』にもつながりますね。

 次に、「負けない」。負けず嫌いの子も多いですが、そうではない子もいます。全員ではないのですが、います。その子に、負ける悔しさ、勝つ喜びをこの時期に持ってもらいたいです。表現して欲しいです。心の中に、その気持ちの火種はあると思います。その火を大きくしてあげる声がけが大事かなと思います。なかなか難しいです。
 ちょっと、やってみて、泣いたりするときはそれは良い兆候かと思います。火種が見えたので、あとは一緒にやろうと、火をつけるタイミングかと思います。

 そして最後が、1~2年生では、「自分でやり切る」気持ちを作ってあげたいです。バスケはチームスポーツなので、チームプレイはもちろん大切ですが、1~2年生はボール持ったら「点を取るところまでひとりでやるー!」って感じで良いと思います。どうしても、やっぱりいるんです。控えめな子が。その子に、自分でやり切る気持ちを持って欲しい。僕は前にノーマークのプレイヤーがいても、

  • 自分でやるー!!

って大きな声で、声かけちゃいます。それでいいんだと、皆に思わせます。全員がセルフィッシュになっても、この時期は良いかなと思います。そうすれば運動量の一気に上がりますし、負けない気持ちも生まれやすいですし、他の幹の要素にも良い影響が出てくると思います(僕は3年生ぐらいまでは、同じ声がけしています。でも3年生には視野を広げる意識は持って欲しいかな。それは次回。)

 こんな感じでしょうか。細かい指導方法や練習メニューはもっともっとあると思いますが、まずは一旦、僕の経験からの幹を説明しました。

 次回は、3~4年生の幹についてお話しできればと思います。ちょっと長くなってしまいますね。どうにか上手に体系立てられるように頑張ります。

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以下、引用です。よくこれらのサイトは利用していました。

*2 パワースタンス(アスレチックポジション・トリプルスレット)
バスケットボール選手のためのパワーポジショントレーニング 

AR-Ex Medical Group -Arthroscopy Rehabilitation Exercise

*3 ステフィンカリーのシュートフォームのビデオ
ステフィン・カリーが教えるシュート、ボールハンドリング、スコアリング講座 | 公式トレーラー MasterClass
Steph Curry Shot Slow Motion | Shot path #basketballtraining

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