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君ヶ野ダム・大洞山(おおぼらさん)と夏の空 2014.8.7

 君ヶ野ダムとは、ブラックバスを釣る人たちに人気だったり、ダム湖は右岸がクルマ用で左岸がトレッキング用みたいで、私は右岸しか走ったことはありませんが、今度、桜の時期には、左岸を歩いてみたいと思いました。まあ、バス釣りは絶対にしませんね。カヌーはしたいんですが、ここではダム湖に降りることはできない感じです。あまりに道路から湖面まで遠すぎますね。どこかに降りるところがあるのかな。



 
 くねくねと八手俣川をのぼると、君ケ野ダムのへりに到着します。



 実は、そこにたどりつくまでに大洞山がどんどん見えてきて、手に取るよう(それは言い過ぎですね、でもどんどん浮き上がってきたんですよ)です。夏の昼間で、太陽は暑く、ジトーッと皮膚に突き刺さるようでした。

……いつか、この2つの峰の上に立ってみたいです。それはもう、くたびれるのはわかっていますし、ヘロヘロになるでしょう。トイレにも困るだろうし、上ったらまた降りなきゃいけない。けれども、いつか行くことにします。今までは思っているだけでしたが、力強い友もできたので、近いうちに行きます。

 ダムの管理事務所のアンテナの上にも夏空が広がっていました。

1・雲の峰 父の初盆近づきぬ
……ザンネンながら、雲の峰と初盆で季語が2つ。これでは句が混乱していますね。本人としては自然と人事をミックスしたつもりでしたが、それだけでした。必然性が感じられない。

2・野分(のわき)来る 君ヶ野ダムのさらに奥へ
……台風とダム、そこからさらに奥へというだけで、詩がありません。ザンネンです。

3・夏雲や 旅人襲う若者ら
……そういう事件があったんですね。今となってはどんな事件だったのか、記憶がありません。

4・ダムの上 夏雲と空と協演す
……ありふれた表現ですね。雲と空を句にしても、そこに人間ドラマがないとダメですなあ。

★ 無理矢理俳句を書いておいて、明日の朝はその後の北畠神社のことを書きます!

★ 昨日、夕方、君ヶ野ダムに行きましたよ。ザンネンながら夕映えが撮れなかった。もう少し粘らなきゃダメですね。 

★ 大洞山は東側から見る方がステキです。というか、私の好みです。西側から見ると、モッコリ感はあるのだけれど、ツイン感はないですね。1つの山みたいに見えます。

 ……これは西側から見た大洞山です。

 どっちもどっちかな……。同じですか。私は同じに見えても東側から見る方が好きです。そりゃ、三重県民ですからね。(2017.4.5記)


大洞山にとうとう登りました! 2014.10.8
 


 山容がすてきで、自分には関係ないかもしれないけれど、いつかチャンスがもしあるのなら、登ってみたい山がありました。それが大洞山でした。

……君ケ野ダムからも見えますし、三多気(みたげ)の桜を見に行くと、自然と視界に入る立派な山でした。昔の人たちもあこがれたことでしょう。たまたま信仰の山にはならなくて、ただの地域のあこがれの対象だったのかもしれません。

 あこがれの登山口にたどりつきました。ここから600mということですが、ということは1時間足らずは坂道と向き合うということになるのでしょうか。
 というわけで、写真も撮らずひたすら下向いて歩いていきました。



 ふいに視界は開けて、雌岳山頂にたどりつきます。


 360度というわけにはいかないのですが、西方は太郎生(たろう)の集落と室生火山群のそれらしき山々が見えます。溶岩がかたまった柱状節理のある切り立った山々です。日本の山なので日本的な木々が植わっていますし、段々畑もあったりします。けれどもこれらの木々を取り払ったら、まるでカムチャツカ半島のような、デコボコの噴火口のような山々が見えます。



 ススキのはらっぱで有名な曽爾高原(そにこうげん)は倶良尊山(くろそやま)のむこうに広がっています。でも、こちらからは見えません。

 南の方の展望は、何キロか向こうの方に小高い山が見えて、これがまたひときわ目立つ高見山で、三重県と奈良県とを分ける山です。これくらい立派な山なら、県境としても申し分ありません。喜んで境になってもらわなければならない感じです。


 さて、展望を楽しんだら、次はセットになっている雄岳に挑戦しなくてはいけません。ここに立てば北の展望・東の展望などが楽しめそうです。そして、待望の千メートル越えになります。


 雄岳の東側は人工林で、西側が雑木林でした。くっきり分かれていて、まるで人造人間キカイダーのようです。山頂がこんなになっているとは、君ケ野(きみがの)ダムから見たときはわかりませんでした。この人工林側を見ていたのですね。とにかく青い山にしか見えなかったけれど、あと少しでたどりつけそうです。


 一度下がっておだやかな稜線をたどり、鞍部(あんぶ)になったところを重力を感じずに歩きます。こんな山上でキャンプしたら楽しいかも、と一瞬は思うのですが、闇の深さにおびえてしまうような気もします。どっちにしろ、そんなことはしたこともないので、無理な話です。

 きれいな声で迎えてくれる鳥を撮ろうとしましたが、うちのカメラでは無理でした。この木々の上にいたというわけです。あとで図鑑を見てみます。

 雄岳にたどりつきました。津の町、名張市や伊賀市が見えます。私たちの頭の中では、同じ三重県でも、伊賀と伊勢は青山高原で区切られていると思っています。実際に移動するときには、峠を越えないと、往来ができないのです。

 けれども、千メートルの高見に立てば、伊勢も伊賀も同じフィールドに見えます。確かに距離的には近いのだし、人間も行き来しています。その2つの土地が同時に見えるということが驚きです。それが山からの目線というのでしょうか。じべたの人間の視線じゃなくて、山からの目線というのは、何か突き抜けていて、すごくいいです。




 伊賀富士の尼ケ岳が見えます。なかなかステキなかたちです。




 知られざる名所、大洞山の石畳道、静かですれちがう人もいませんが、大洞山のすそにずっと作られています。だれが、何のために作ったものなのか、どうやらそこにある石をそのまま利用して、並べてあるような感じですが、信仰の山でもないのに、どうして作られたのでしょう。不思議な味わいです。


 数少ないお花との出会いでした。

 というわけで、あこがれの大洞山登頂を達成しました。今度は、奥さんを連れて来なくてはいけないですね。


5・秋空や ただ歩くための石畳

6・大洞山 トンボ鋭気を養いつ

7・ススキの穂 今山頂での出会い

8・沢道に台風の落とし物を避けて







 東から見ても、南から見ても、どこから見ても魅力的なのは、独立峯だからですね。まわりが平野だったら、みんなのあこがれの山になるのにね。

 石畳の道だってあるんです。どうして街道でもないのに、石畳の道があるんでしょう。信仰でしょうか。まさか観光ではないと思うので、信仰の山だったんでしようね。それくらい修行の山でもあるわけだ。