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最新|重症のICU患者と亜鉛・セレン不足:低いほどCRPとプロカルシトニンが独立して上がっていた


血液検査でCRP(C反応性たんぱく)が高いと言われたとき、体のどこかで炎症が起きているサインだと知っている方は多いかもしれません。では、そのCRPの高さと、体内の亜鉛やセレンの量とのあいだに、はっきりとした関係があるとしたらどうでしょうか。

韓国・ソウルの高麗大学校安岩病院の研究チームが、集中治療室(ICU)に入院した重症患者267人のデータをさかのぼって解析し、血清亜鉛とセレンの濃度が低いほど、炎症の急性期マーカーであるCRPとプロカルシトニンが高くなるという関係を報告しました。

年齢やAPACHE IIスコア(重症度の指標)、腎機能、他の微量元素など、炎症の起こりやすさに影響しうる要因を統計的に調整したうえでも、この関係は独立して成り立っていたといいます。学術誌「Nutrients」に2026年8月3日付けで掲載された研究です。

記事の要点

  • 267人のICU患者を解析したところ、血清亜鉛が低いほどCRPとプロカルシトニンが高く、血清セレンが低いほどCRPが高いという関係が、他の要因を調整したあとも独立して確認されました。

  • 亜鉛・セレン・銅・マンガンという4つの微量元素を同時に評価する階層的な解析により、それぞれの元素が炎症マーカーに与える独立した影響が明らかになりました。

  • 銅は単独では関係がはっきりしませんでしたが、亜鉛やセレンで調整すると炎症マーカーとの正の関連が現れ、微量元素どうしの複雑な相互作用が示されました。

亜鉛とセレン、それぞれの基本

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