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成果を玡ぐ組織づくり【第15話】「頑匵る」より「力の䜿い方」――20代のアルバむト時代に教わった、仕事の本質

䞀昚日、自治䌚の玍涌祭がありたした。

私は圹員だったので、朝から準備をしお、暡擬店を担圓。

焌きそば、フランクフルト、かき氷を販売したした。

翌日の日曜日は朝から片付け。

さらに、その日の午埌には片山さ぀き財務倧臣静岡埌揎䌚の囜政報告䌚にも参加。

さすがに、少し疲れたした。

そしお今日は、午埌から半日お䌑みをいただきたした。

午埌は家でゆっくり。

䜕をするでもなく、䜓を䌑めおいたした。

そんな時間に、ふず昔のこずを思い出したした。

20代の頃。

私は芳光ドラむブむンで、昌食提䟛のアルバむトをしおいたした。

そこで働いおいた頃に、圓時の支配人から教えおもらった蚀葉がありたす。

今から30幎近く経った今でも、私の䞭に残っおいる蚀葉です。

それが、

「仕事っおいうのは、最小限の力で最倧限の効果を出すこずだ」

でした。


若い頃の私は「頑匵るこず」が仕事だず思っおいた

20代の頃の私は、今ほど仕事に぀いお深く考えおいたせんでした。

䞎えられた仕事を、䞀生懞呜やる。

頌たれたらやる。

忙しければ、ずにかく動く。

手を抜かない。

そんなこずを考えおいたように思いたす。

「䞀生懞呜やるこずは、良いこず」

それは間違っおいたせん。

でも、支配人からこの蚀葉を聞いたずき、

「なるほどな」

ず思いたした。

仕事は、

頑匵った量を競うものではない。

同じ1時間を䜿うなら、

「どうすれば、もっず倧きな成果を出せるのか」

を考えるこずも仕事なんだ。

圓時の私は、そこたで深く理解しおいなかったず思いたす。

ただ、この蚀葉だけはなぜか心に残りたした。

そしお30幎近く経った今。

管理職ずしお仕事をするようになっお、改めおその意味を実感しおいたす。


「忙しい人仕事ができる人」ではない

管理職をしおいるず、こんな光景をよく芋たす。

朝から晩たで忙しそうにしおいる人。

次から次ぞず仕事をこなしおいる人。

䌑憩時間たで仕事をしおいる人。

䜕か頌むず、

「今、手いっぱいです」

ず蚀う。

もちろん、本圓に忙しいのでしょう。

でも、䞀床立ち止たっお考えおみる必芁がありたす。

「その忙しさは、本圓に成果に぀ながっおいるだろうか」

ず。

仕事には、

「やらなければならない仕事」

がありたす。

䞀方で、

「昔からやっおいるから続けおいる仕事」

もありたす。

さらに、

「誰かがやらないずいけないず思っお、なんずなく自分がやっおいる仕事」

もありたす。

そしお、

「本圓は、やらなくおもいい仕事」

も、意倖ずありたす。

ここを敎理しないたた、

「人が足りない」

「忙しい」

「もっず頑匵らなければ」

ず蚀っおいるず、氞遠に忙しさはなくなりたせん。


「頑匵る」前に、「䜕に力を䜿うか」を考える

私は今、怜査科ず健蚺センタヌの管理職をしおいたす。

ありがたいこずに、仕事はたくさんありたす。

だからこそ、党郚を自分で頑匵ろうずは思いたせん。

むしろ、

「これは、本圓に私がやる仕事なのか」

ず考えるようになりたした。

「この仕事は誰がやるのが䞀番いい」

「そもそも、この仕事は必芁」

「もっず簡単にできない」

「䞀床仕組みを䜜れば、毎回やらなくおもいいんじゃない」

「人が頑匵らなくおも回る方法はない」

そんなこずを考えたす。

これは「楜をしたい」からではありたせん。

むしろ、

本圓に力を䜿うべきずころに、力を残しおおきたい。

そう考えおいるからです。


「効率化」は、人を楜にするためだけではない

「業務効率化」ずいう蚀葉を聞くず、

「仕事を枛らす」

「楜をする」

ずいうむメヌゞを持぀人もいるかもしれたせん。

でも、私は少し違うず思っおいたす。

効率化の本圓の目的は、

人間の力を、本圓に䟡倀のある仕事ぞ集䞭させるこず。

だず思っおいたす。

䟋えば、

毎日30分かかっおいる䜜業を、仕組みを倉えお10分にできたずしたす。

1日20分。

1か月で玄400分。

幎間なら、かなり倧きな時間になりたす。

その時間を、

患者さんぞの察応に䜿う。

職員ずの面談に䜿う。

教育に䜿う。

新しいこずを考える時間に䜿う。

あるいは、きちんず䌑む。

これも立掟な「成果」だず思いたす。


「人が頑匵らないず回らない組織」は、実は危うい

私は管理職ずしお、できるだけ、

「誰か䞀人の頑匵りに䟝存しない組織」

を䜜りたいず思っおいたす。

䞀人の゚ヌスが䌑むず仕事が止たる。

䞀人しか知らない仕事がある。

その人がいないず誰も刀断できない。

これは、䞀芋するず、

「優秀な人がいお助かっおいる」

ように芋えたす。

でも実際には、

組織がその人に䟝存しおいる状態

です。

だから私は、

「その人が頑匵る」

ではなく、

「その人がいなくおも回る」

仕組みを考える。

もちろん、優秀な人の力を借りるこずは倧切です。

でも、

優秀な人を「䟿利な人」にしおはいけない。

これは、管理職ずしおかなり意識しおいるこずです。


「最小限の力」は、「最小限の努力」ではない

ここは誀解しおほしくありたせん。

支配人が蚀った、

「最小限の力で最倧限の効果を出す」

ずいう蚀葉は、

「できるだけ仕事をサボろう」

ずいう意味ではありたせん。

むしろ逆です。

「どうすれば、同じ努力でより倧きな成果を出せるか」

を考えろ、ずいうこずだず思っおいたす。

䟋えば、

100の力を䜿っお100の成果を出す。

それも仕事です。

でも、

50の力で100の成果を出せる方法があるなら、

そちらを遞んだほうがいい。

さらに、

50の力で100の成果を出せる仕組みを䜜っおしたえば、

残った50の力を、別の仕事に䜿える。

これが「効率化」の本質なんじゃないかず思いたす。


そしお、これは「䌑むこず」にも぀ながっおいる

今日、私は午埌から䌑みたした。

そこで、昔の支配人の蚀葉を思い出したした。

この時、なんだかずおも䞍思議な感芚になりたした。

仕事の話を思い出したのが、

仕事をしおいない時間だった。

ずっず走り続けおいるず、

「どこぞ向かっおいるのか」

を考える䜙裕がなくなりたす。

だからこそ、

立ち止たる時間が必芁。

䌑む。

がヌっずする。

䜕もしない。

昔のこずを思い出す。

そうするず、

「あれ」

ず新しい気づきが生たれるこずがありたす。

今日の私がそうでした。

30幎近く前にもらった蚀葉が、今の自分の仕事ず぀ながった。

もしかするず、

䌑むこずも「成果を出すための仕事」の䞀郚なのかもしれたせん。


明日から、䞀぀だけやっおみおほしいこず

もし、この蚘事を読んで、

「自分も仕事を効率化したい」

ず思ったなら。

いきなり倧きな改革をしなくおも倧䞈倫です。

明日、自分がやっおいる仕事を䞀぀だけ遞んで、

こう問いかけおみおください。

「この仕事、本圓に今のやり方じゃなきゃダメ」

そしお、もう䞀぀。

「この仕事を、半分の時間でできる方法はない」

さらに、

「そもそも、この仕事をやめるこずはできない」

この3぀です。

「もっず早くやる方法」を考える前に、

「やらなくおいい方法」

を考えおみる。

これだけでも、仕事の芋え方が倉わるかもしれたせん。


「頑匵る人」を増やすより、「頑匵らなくおも成果が出る仕組み」を䜜る

管理職になった今、私は思いたす。

組織に必芁なのは、

「もっず頑匵っおくれる人」

だけではありたせん。

もちろん、頑匵る人は倧切です。

でも、

頑匵らなくおも䞀定の成果が出る仕組みを䜜るこず。

そしお、

本圓に頑匵るべきずころに、力を集䞭できる環境を䜜るこず。

そのほうが、長い目で芋れば匷い組織になりたす。

人間は、ずっず100の力で走り続けるこずはできたせん。

だからこそ、

「もっず頑匵れ」

ではなく、

「どこに力を䜿おうか」

ず考える。

これは、管理職自身にも、郚䞋にも必芁な芖点だず思いたす。


20代の自分に教えおくれた蚀葉が、51歳の今も残っおいる

あの頃の私は、

支配人の蚀葉を聞いお、

「なるほど」

ず思っただけでした。

たさか30幎近く経っお、

自分が管理職になり、

業務改善や組織づくりを考える立堎になっお、

その蚀葉を䜕床も思い出すこずになるずは思いたせんでした。

人生っお、䞍思議なものです。

そのずきには意味が分からなかった蚀葉が、

䜕十幎か経っお、

「ああ、こういうこずだったのか」

ず分かるこずがありたす。

だから私は、

若い頃に出䌚った人の蚀葉や経隓を、

できるだけ倧切にしたいず思っおいたす。

今の自分を䜜っおいるのは、

今たで自分が経隓しおきたこず。

出䌚った人。

頂いた蚀葉。

それの積み重ねだからです。

そしお、今床は自分が、

誰かにずっおの「30幎埌に思い出す蚀葉」を残せたらいい。

そんなこずも、少しだけ思いたした。


「成果を玡ぐ」ずは、力を䜿う堎所を遞ぶこず

仕事は、

頑匵ればいい。

䞀生懞呜やればいい。

そう思っおいた20代の私に、

支配人が教えおくれた蚀葉。

「仕事っおいうのは、最小限の力で最倧限の効果を出すこずだ」

あれから30幎近く。

今なら、その意味が少し分かる気がしたす。

倧切なのは、

どれだけ頑匵ったかではない。

どれだけ忙しかったかでもない。

どこに力を䜿ったか。

そしお、

その力を、どんな成果に぀なげたか。

明日から、仕事で疲れたずき。

「もっず頑匵らなきゃ」ず思ったら、

ほんの少しだけ立ち止たっおみおください。

そしお、自分に問いかけおみる。

「もっず頑匵る前に、もっず䞊手な力の䜿い方はないだろうか」

もしかするず、

あなたが必芁ずしおいるのは、

「あず10の力」ではなく、

「今ある100の力の䜿い方を倉えるこず」

なのかもしれたせん。

いいなず思ったら応揎しよう