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BAKE、1品に絞って100億円|53店舗→1店舗に消えたPABLOと何が違ったのか

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チーズタルト1品だけで世界9カ国に出て、2013年の創業から約4年でグループ売上約100億円規模。同じ時期に国内50店舗超まで拡大したPABLOは、今国内常設店が1店舗になった。
なぜ成功したBAKEが、成功の象徴を2025年に自分から外したのか。


この記事で学べること

PABLOが急拡大した間、BAKEはなぜ生き残ったのか。
その答えが、2025年のリブランディングにもつながっている。

チーズタルト1品で世界展開した株式会社BAKE Inc.の11年を、設計の本質から読み解く。

✓ PABLOが急拡大から国内常設1店舗に縮んだ本当の理由と、BAKEが生き残った戦略の差
✓ 「BCTが耕し、PBSが刈り取った」。1品の弱点を次のブランドの強みに変えた設計
✓ なぜ「紙を売っていた商社マン」がチーズタルトで世界9カ国に展開できたのか
✓ 2025年「Cheese Metamorphose」は何を変え、何を変えていないのか


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商社マン、「紙」を売っていた

長沼真太郎さんは慶應義塾大学商学部を卒業し、丸紅に入社した。
「父を超えたい」という動機があった。父は北海道の有名菓子店「きのとや」の創業者。海外でビジネスができる総合商社なら、父が成し遂げていない世界を見られると考えた。

ところが配属されたのは「パルプ(紙の原料)の輸入・国内販売」だった。
インドネシアの工場と日本の製紙会社をつなぐ、1円単位の価格交渉と契約書の山。コモディティの世界や。

品質より価格。差別化より数量。
「自分が手触り感を持って作ったものを売りたい」という欲求が、じわじわと積み上がっていった。

パルプを売った経験が、後にBAKEの戦略の核心になる。コモディティがどれほど消耗するかを体で知っていたからこそ、「ブランド(唯一無二の存在)」にここまでこだわれた。


「1日1万個」が生んだ原体験

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