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『張又侠・劉振立の処分』

2026.08.30.

 8月28日、中国の全国人民代表大会常務委員会の発表。張又侠について、国家中央軍事委員会副主席の職務を解任、劉振立について、国家中央軍事委員会委員の職務を解任する。

 二人は今年1月、重大な規律違反と法律違反の疑いで調査を受けた。今回の処置で、両名は全国人民代表大会代表の資格が終了した。党籍の処分に関しては未だ不明。もし、党籍処分となると、刑事事件となり、軍法会議で裁かれる。恐らく、執行猶予付き死刑。


 新華社の報道:ロケット軍の資材調達をめぐる不正行為について情報提供を求めると発表。軍で使用する物資・サービスだけでなく、建設工事・食品の調達・医療設備・医療消耗品などについても不正な調達がなかったか、情報提供を求める。中国軍は専用の通報窓口を設置して、11月末まで情報提供を受け付ける。

 これと同じことが2023年にもあった。2023年7月、中国軍は装備品の調達について、期間限定で、2017年10月以降の不正や規律違反に関する情報を募集した。その後、国防長官は逮捕され、ロケット軍では大粛清が起きた。また問題は軍だけでなく、軍需産業、宇宙・航空関連企業の幹部も逮捕された。長官・副長官・秘書団などが次々に逮捕された。その後、旧幹部が昇進し、幹部となった。ロケット軍の粛清は続いている。


ここで、習近平の外遊が続いている。

 8月30日~9月3日、キルギス訪問、上海協力組織サミット。更にエジプトを訪問予定。

 9月12日~13日、7年ぶりにインドを訪問、BRICs会議。予定では400人の代表団、IT企業・自動車企業など、を同行。

9月24日、米国。


 これまでの習近平の動き:国内視察もほとんどしなかった。これまでは各地域に行って、部隊を訪問したが、今年は地方政府の幹部を集めて、会議を開催、報告してもらった。つまり、北京からほとんど出なかった。

なのに8月末から、外遊。


 私の心配:習近平が海外にいる間、国内、特に軍内部で、大きな人事発表があるのでは。それに憤慨した軍が暴れるのでは。特に今回の張又侠・劉振立への処分、これに不満とする軍、どう動くのか。



 8月24日~27日、日本の超党派議員団4人が北京を訪問。政府公式ではなく議員個人の判断による渡航。政権の対中強硬姿勢に対し、水面下で独自の接触を図る二重外交。

橋本岳 自民党

小西洋之 立憲民主党 → 千葉大雨被害で訪中を中止

伊佐進一 中道系

川村雄大 公明党東京都本部副代表

北 京では中国共産党中央対外連絡部の劉海星部長が迎えた。実質的には強大な対外工作・情報収集機関。共産党直属の謀略期間。

橋本・小西・伊佐は9年前も訪中、中国はこれを利用し、パイプ役を選んでいる。恐らく今回、餌がばら撒かれた。二階俊博の代役を選んでいる。二階の時の餌は観光利権とパンダ誘致。そして臓器移植の噂(奥さん)もある。


二階氏の功績:

 習近平と直接会談一帯一路構想への積極的協力を表明。対中包囲網の国際社会の足並みを乱した。

 習近平の国賓来日の実現に最後まで執着し、党内の対中非難決議の文言を弱めるよう圧力をかけた。

 2015年に政財界の関係者3000人を率いて大訪中団を組織、人民大会堂で習近平との会談を実現。結果、ウイグル人権問題や台湾問題に関する党内の対中強硬派・批判派の動きを長年にわたり抑え込んだ。



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