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家のことを、一人だけのものにしない|夫婦で回す家庭運営

1.家のことを、一人だけのものにしない

家族で暮らしていると、毎日の生活にはたくさんの情報があります。

子どもの予定や学校からの連絡。
家計や契約のこと。

一つひとつは小さくても、それらを誰か一人だけが把握している状態になると、その人が家庭を回すための中心になっていきます。

わが家で避けたいのは、

家のことを、一人だけのものにすることです。

家事をきっちり半分ずつ分けたい、という意味ではありません。得意なことも、忙しい時期も違います。

それでも、

家族の暮らしは、誰か一人の頭の中だけに置かない。

それを家庭運営の基本にしたいと思っています。

2.家事より先に、「知っている人」が偏る

家庭の負担というと、料理や洗濯、掃除のような目に見える家事に目が向きます。

でも、その前にある仕事があります。

「何をしなければならないかを知っている」という仕事です。

学校の提出期限を覚えている。
そろそろ必要になるものに気づく。

実際に手を動かす前から、家庭のことを頭の片隅に置いておく必要があります。

ここが一人に偏ると、その人は何もしていない時間にも、次のことを考え続けることになります。

だから、家事を何対何で分けるかだけではなく、

家庭の情報を、誰が持っているのか。

そこも見ておきたいと思っています。

3.「言えばやる」だけでは、管理する人は変わらない

頼まれれば家事や用事をする。

それだけでも助かる場面はあります。

でも、

「明日これを持たせて」
「そろそろこれを買って」

と、毎回一人が指示を出さなければならないなら、作業をする人が変わっても、管理する人は変わっていません。

作業を代わっても、考える人が同じなら、管理する負担は一人に残ります。

大切なのは、何でも同じようにできることではありません。

もう一人も、次に何が必要なのかを、ある程度分かっていること。

その状態をつくっておきたいと思っています。

4.覚えるより、見れば分かる状態にする

家庭の情報を人の記憶だけに頼ると、どうしても一人に集まりやすくなります。

だから、予定や必要な情報は、できるだけ二人とも確認できる状態にしておきたいと思っています。

「それはお母さんに聞かないと分からない」

「それはお父さんしか知らない」

というものを、少しずつ減らしていく。

すべてを細かく管理する必要はありません。

管理する仕組みそのものが、新しい仕事になってしまっては意味がないからです。

思い出すことを頑張るより、見れば分かる状態をつくる。

頭の中に置いていたものを、二人とも確認できるところへ出しておく。

それだけでも、家庭の負担は変わると思っています。

5.50対50より、代われること

夫婦で家庭を回すからといって、家事も育児もいつも半分ずつである必要はないと思っています。

得意な方が担当した方が早いこともありますし、一方が忙しい時期には、もう一方が多く担うこともあります。

大切なのは、割合を常に同じにすることではありません。

必要になれば、もう一人が代われること。

普段は担当していなくても、必要になれば流れが分かる。

「今日は自分がやっておくね」

と自然に代われる。

そうしておけば、どちらかが忙しいときや動けないときにも、家庭全体が止まりにくくなります。

いつも同じ割合で分けることより、必要なときに代われることの方を大切にしています。

6.家庭の属人化を減らす

仕事では、特定の人しか分からない業務を「属人化」と呼ぶことがあります。

家庭でも、同じように「その人がいないと分からない」という状態は起こります。

だから、わが家では、

「誰がやるか」より、「誰でもある程度分かるか」。

を大切にしたいと思っています。

夫婦でまったく同じことをする必要はありません。

得意なことは任せ合いながら、必要な情報は共有しておく。

もし今日、自分が動けなくても、家のことはある程度回るだろうか。

そんな視点を、ときどき持っておきたいと思っています。

家庭は、毎日同じ状態ではありません。

誰かが忙しい日も、体調を崩す日もあります。

だから、誰か一人が頑張らなければ回らない家庭ではなく、必要なときに代われる家庭でいたい。

家のことを、一人だけのものにしない。

住まい、お金、健康、教育、時間、家庭運営。どれも別々ではなく、わが家では一つの生活設計としてつながっています。全体を見返したいときは、シリーズの入口へ戻れます。

最初から読む|家族の自由度を守るために、わが家が決めた10のこと

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