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【第五話:最終話】SoFiは金融版AWSになれるのか?10年後の未来と投資家が見るべきポイント

こんにちは!

ここまで4回にわたって、

・SoFiの現在の事業内容

・Technology Platform

・Galileoの競争力

・BaaS市場の可能性

について解説してきました。

最終回となる今回は、

「SoFiは本当に金融版AWSのような存在になれるのか?」

というテーマで、今後の可能性とリスクについて整理していきたいと思います。



まず、現在のSoFiを改めて整理

現在のSoFiは、一言で言うと、

非常に成長しているデジタル銀行

です。

現在の主力事業は、

・ローン事業

・預金事業

・金融サービス

です。

銀行免許を取得したことで、

預金を集める



低コスト資金を確保する



ローンを提供する



利益を生む

という、銀行として非常に強いビジネスモデルを築いています。

会員数も増加し、利益も安定して成長しています。

ここだけを見るなら、

「優秀なネット銀行」

という評価になります。



では、なぜ市場はSoFiにもっと期待しているのか?

理由は、

銀行事業だけではなく、その先を見ているから

です。

市場が期待しているのは、

単純に預金やローンが増えることではありません。

その先にある、

金融インフラ企業への進化です。



SoFiが目指す未来

SoFiが描いている未来は、

個人向け金融サービスだけではありません。

イメージとしては、

個人向け

SoFiアプリ



預金



投資



ローン



保険



企業向け

企業



Galileo



金融API



口座



カード



決済



送金



融資



さらにその先

SoFiUSD



デジタルドル



24時間動く金融インフラ

という世界です。

つまり、

個人と企業の両方のお金の流れを支える金融プラットフォームを目指しています。



なぜ「金融版AWS」と言われるのか?

AWSが登場する前、

企業は自社でサーバーを購入し、管理していました。

しかしAWSによって、

必要な時に必要な分だけ、

クラウドというインフラを利用する時代になりました。

金融でも同じ流れが起きる可能性があります。

昔:

企業



銀行と個別契約



システム開発



金融サービス提供



未来:

企業



金融API



必要な機能を利用



サービス提供

という世界です。

もしこの流れが進めば、

金融インフラを提供する企業の価値は大きくなります。



ただし、SoFiが成功する保証はない

ここは冷静に見る必要があります。

SoFiへの投資で一番重要なのは、

「BaaS市場が伸びるか」

だけではありません。

本当に重要なのは、

その成長市場の中でSoFiが勝てるのかです。



リスク① Galileoは唯一無二ではない

Galileoは非常に優れた金融インフラです。

しかし、

競合も強力です。

例えば、

・Stripe

・Marqeta

・Unit

・Treasury Prime

などがあります。

Stripeなら決済。

Marqetaならカード。

Unitなら開発体験。

それぞれ強みがあります。

つまり、

「BaaS市場が伸びる」



「SoFiが必ず勝つ」

ではありません。



リスク② Technology Platformの成長が必要

現在のSoFiの利益は、

まだ金融事業への依存度が高いです。

そのため、市場が期待するような評価を維持するには、

Technology Platform事業の成長が重要になります。

特に見るべきポイントは、

・Galileoの契約数

・利用量の増加

・BBBの普及

・SoFiUSDの企業利用

です。

ここが伸びれば、

SoFiは銀行ではなく、

金融インフラ企業として評価される可能性があります。



リスク③ 高い期待値

現在のSoFi株は、

単なる銀行株として評価されているわけではありません。

市場は、

「将来大きな金融プラットフォームになる」

という期待も株価に含めています。

そのため、

成長が鈍化すると、

「期待ほどではなかった」

と評価される可能性があります。

高い期待は、

大きな成長余地である一方、

プレッシャーにもなります。



では、今後何を見ればいいのか?

SoFiを見る上で重要なポイントは4つです。

① Technology Platformの再成長

最重要ポイントです。

売上成長率が再び加速するか。

ここが未来への評価を決めます。



② Galileoの企業利用拡大

新規契約だけではなく、

既存顧客の利用量が増えるか。

ここが重要です。



③ BBBの成長

法人向け金融サービスとして、

どれだけ企業に利用されるか。

まだ始まったばかりですが、

将来的な成長余地があります。



④ SoFiUSDの普及

ステーブルコイン市場は今後拡大する可能性があります。

ただし、

現時点ではまだ初期段階です。

企業決済など実際の利用ケースが増えるかがポイントです。



最終的なSoFiへの評価

ここまで見てきて、SoFiは非常に面白い立ち位置にいる会社だと思います。

現在を見ると、

「優秀なデジタル銀行」

です。

しかし未来を見ると、

「金融インフラ企業」

になる可能性を秘めています。

ただし、

その未来はまだ完成していません。

Galileo。

Technisys。

BBB。

SoFiUSD。

これらが本当に企業や社会に広がることで、

初めて市場はSoFiをテック企業として評価するようになると思います。



まとめ

SoFiは現在、

ただのネット銀行ではありません。

しかし、

まだ完全な金融テック企業でもありません。

現在は、

銀行として成功しながら、金融プラットフォーム企業へ進化できるか挑戦している段階

だと言えます。

もし成功すれば、

金融版AWSのような存在になる可能性があります。

一方で、

競争も激しく、Technology Platform事業の成長を証明する必要があります。

だからこそ、今後の決算では、

利益だけではなく、

「企業がSoFiの金融インフラをどれだけ利用しているか」

を見ることが重要になります。

個人的には、SoFiの一番面白いところは、

今の銀行事業の強さではなく、その先にある金融インフラ企業への進化の可能性

だと感じています。

今後数年で、その可能性が本物なのか。

引き続き決算や事業成長を追っていきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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