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中華料理店という名の辺境

世界のどこへ行っても、そこには決まって中華料理店がある。まるで誰かが真夜中にこっそりと、世界中の路地裏に種を蒔いて歩いたみたいに。そして彼らは、私たちの期待を裏切るようなことはしない。その土地の材料をかき集め、驚くほどまっとうな料理をテーブルに出してくれる。それはある種の誠実さのようなものだ。

たとえば、この海鮮かた焼きそばのように。

昔から焼きそばが好きだった。それも、熱々の餡がたっぷりとかかった「かた焼きそば」であれば、文句のつけようがない。パリパリとした麺が餡と混じり合い、少しずつその硬さを失っていく過程をじっと眺めていると、世界が抱える複雑な問題のいくつかは、とりあえずどうでもいいことのように思えてくる。

アメリカの中華料理店で記されるメニューを読解すると、CHOW MEINはかた焼きそばで、LO MEINは日本のソース焼きそばに近い。そして私のもう一つの好物は、シンガポールヌードルと呼ばれるスパイシーなカレー味のビーフンだ。
呼び名なんてものは、場所が変われば記号のように入れ替わってしまう。やれやれ。

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