名探偵コナンごっこ
🔍 事件発生:連続・占い師殺害事件
目暮 「またか……これで3件目だ。いずれも初日の夜に、占い師だけが狙われている」
高木 「警部、被害者はいずれも卓についていた11人のうちの一人です」
目暮 「凶器は?」
高木 「……100円のカードです」
目暮 「ダイソーじゃないか!!」
いきなり凶器がダイソーになった。
小五郎 「フン、簡単な事件だ。犯人は、いちばん静かにしてた奴だよ」
蘭 「お父さん、それ7歳の子だよ」
小五郎 「……」
コナン 「あれれ〜?おじさん、その子ね、霊媒師だったんだよ〜」
😇 あれれ〜?おじさん、占い師じゃないよね?
コナン 「ねえねえ、おじさん。なんで占い師って言ったの?」
義叔父A 「え、いや、俺、今回占い師やし……」
コナン 「でもさ〜、おじさんのカード、市民だったよね〜?」
義叔父A 「…………」
元太 「うわ、嘘つきだ!」
光彦 「しかもその直後、本物の占い師が襲撃されているんですよ!」
歩美 「じゃあ、おじさんが犯人?」
コナン 「ううん。犯人じゃないんだ。もっと悪い」
灰原 「……善意の市民が、市民陣営を全滅させた。人狼は何もしてないわ。ただ、開いたドアから入っただけ」
義叔父A 「そんな言い方あるか!?」
灰原さんが一番容赦ない。
🤐 第二の被害者は、黙っていた男
コナン 「あのね、もう一人いるんだ。今度は逆」
目暮 「逆?」
コナン 「本物の占い師なのに、最後まで名乗らなかった人」
高木 「え、なんでですか!?」
コナン 「偽物を泳がせようとしたんだよ。……でも、泳ぐ前に沈められた」
阿笠 「うーむ。名乗れば死に、黙っても死ぬ。これぞ人狼のジレンマじゃな」
コナン 「博士、それクイズにする気だったでしょ」
阿笠 「バレたか」
🛡️ そして、狩人の父が守ったもの
ここから急に空気が変わった。
コナン 「ねえ、おじさん。……あの夜、なんで占い師を守らなかったの?」
父 「……」
コナン 「セオリーなら、占い師を守るよね。情報が出るのは占い師のほうだもん」
父 「そうだな」
コナン 「でもおじさんは、霊媒師の娘さんを守った。なんで?」
父 「……嘘の匂いが、しなかったからだ」
灰原 「根拠は?」
父 「親だから」
灰原 「……論理じゃないわね」
コナン 「ううん、灰原。それ、データなんだよ」
灰原 「え?」
コナン 「7年間、毎日見てきた顔なんだ。平常値を知ってる人間だけが、ズレに気づける。……あのさ、それって、探偵がやってることと同じだろ?」
蘭 「……なんか、泣きそうなんだけど」
小五郎 「蘭、人狼で泣くな」
そして、その夜。人狼は、娘を襲撃してきた。
高木 「守り切ってる……! 狩人、完璧じゃないですか!」
コナン 「うん。完璧だった。……それでも、負けたんだ」
🕵️ 眠りの小五郎、真犯人を告げる
小五郎 「……この卓には、最初から、もっと恐ろしい人物がいた」
目暮 「なんだと!?」
小五郎 「義妹だ」
義妹 「……」
小五郎 「この人物は、人狼を引いても、市民を引いても、まったく同じ顔で、同じテンポで喋る。読ませる材料を、一切渡さない」
灰原 「平常値からのズレが、検知できないのね」
小五郎 「そうだ。……この卓で、たった一人だけ、親にも読めなかった人間」
義妹 「……勝ちましたけど、何か?」
元太 「こわっ!」
🌿 真実はいつもひとつ
コナン 「……でもね、おじさん。この事件、本当の謎はそこじゃない」
目暮 「まだあるのか、坊や」
コナン 「3時間だよ? 7歳から叔父さん叔母さんまで、11人が一度も抜けなかった。……誰も、ゲーム機を出さなかったんだ」
高木 「言われてみれば……」
コナン 「疑って、裏切って、吊って。構造だけ見たら、かなり物騒な遊びだよね。……なのに、終わったあと、何ひとつ残ってない」
蘭 「……どうして?」
コナン 「疑い合えるのは、信じてるからだよ」
灰原 「……江戸川くん」
コナン 「安心して疑える相手じゃなきゃ、こんなゲーム、3時間ももたない。あの卓が成立してたこと自体が、答えだったんだ」
小五郎 「……」
コナン 「真実は、いつもひとつ!」
元太 「なあ、それより腹減ったんだけど。うな重ないの?」
コナン 「元太くん!!」
🥋 おまけ:西からも来た
平次 「工藤ォ! 話は聞かせてもらったで」
コナン 「服部、なんでいるんだよ」
平次 「その甥っ子な、嘘つくと声のトーンが落ちるんやろ?」
コナン 「よく知ってんな」
平次 「剣道といっしょや。利き手だけで振っとるんや。強い方だけで押し切ろうとするから、力んだ瞬間にバレる」
コナン 「……それ、前に叔母さんに言われてなかったっけ。『左手だけで振ってみて』って」
平次 「せや。議論も一緒。左手が効いてくると、崩れんようになる」
コナン 「なんで人狼が剣道の話になってんだよ」
🎬 次回予告
――次回、名探偵コナン。
「占い師が、また消えた」
卓に残されたのは、100円のカードと、笑い声だけ。
父「今度こそ、盤面で勝つ」 娘「パパ、また吊られてたよ」 元太「うな重は?」
『親戚11人・100円の殺意』
次回も、バーロー。
