サビキで家族が坊主にならない条件は「時間帯」と「棚」
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子どもと堤防に行って、サビキをやる。
2時間やって、1匹も釣れない。子どもは飽きて、砂利を投げ始める。
サビキは簡単だと聞いたのに。
先に結論。サビキは簡単ですが、「いつ」と「どの深さ」を外すと本当に釣れません。
道具の問題ではなく、この2つです。
先に、これだけ
理由は下に書きます。
サビキが釣れる仕組み
サビキは、針そのものを食わせる釣りではありません。
カゴにアミエビ(撒き餌)を詰める
沈めて、竿を振って撒き餌を散らす
撒き餌に集まった魚が、餌と間違えて疑似餌の針を食う
つまり魚を寄せて、その中に針を紛れ込ませる釣りです。
だからこうなります。
魚がいない時間帯にやっても、寄せる相手がいない
魚がいる深さ(棚)に仕掛けを入れないと、撒き餌と針が別の場所にある
この2つが「時間帯」と「棚」です。
時間帯:朝と夕方
アジやサバなどの回遊魚は、マズメと呼ばれる時間帯に活発になります。
朝マズメ — 日の出前後の1〜2時間
夕マズメ — 日没前後の1〜2時間
理由は、この時間帯にプランクトンが動き、小魚が動き、それを追う魚が動くから。そして光が弱いので、魚が警戒せずに岸近くまで来ます。
日中の10時〜15時は、最も釣れない時間帯です。特に夏の晴れた日は、魚が深場に落ちます。
家族連れだと「昼間に行く」ことが多いのですが、そこが最大の難所です。
現実的な折衷案としては、
夕マズメを狙う(朝より起きるのが楽で、子どもも付き合いやすい)
15時ごろに着いて、日没まで2時間
これがいちばん成立しやすいと思います。
棚:底から探す
棚(たな)とは、仕掛けを沈める深さのことです。
魚がいる層は、時間、水温、潮によって変わります。表層にいることも、底にいることもある。
探し方の基本はこうです。
まず底まで落とす(糸が出なくなったら着底)
糸を1〜2m巻き上げる(底で待つと根がかりします)
竿を数回振って撒き餌を出す
10秒待つ
アタリがなければ、さらに1〜2m巻き上げる
これを繰り返して、上まで探る
アタリがあった深さを覚えておく。次からそこに直接落とせば、効率が変わります。
多くの初心者が、「適当な深さで待つ」をやっています。それだと、魚のいる層と一致する確率が低い。
探ることが、この釣りの技術のほぼ全部です。
撒き餌の出し方
もうひとつ、地味ですが効きます。
カゴにアミエビを詰めすぎない。8分目くらい。詰めすぎると出てきません。
そして竿の振り方。
大きく振らない(撒き餌が一気に出て、無駄になります)
小刻みに2〜3回
振ったら止めて待つ
撒き餌が広がって、魚が寄って、針を食う。この間の「待つ」がないと、ずっと餌をばら撒いているだけになります。
そして同じ場所に撒き続けること。あちこち投げると、魚が散ります。一点に溜めるイメージです。
場所選びで半分決まる
これも大きいです。
常夜灯の近く(夜〜朝マズメは特に)
潮が動いている場所(船道、堤防の先端、角)
他の人が釣れている場所
最後がいちばん確実です。釣り人が並んでいる場所には、理由があります。
逆に避けたほうがいいのは、
潮が動かない奥まった場所
足場が高すぎる場所(子どもには危ない。魚を抜き上げるのも大変)
家族連れなら、トイレと駐車場が近いことも実は重要です。子どもは我慢できません。
家族で行くときの安全
これは書いておきます。
子どもには必ずライフジャケット(膨張式ではなくベスト式。子ども用の膨張式は原則ありません)
帽子と日焼け止め(堤防は日陰がありません)
飲み物を多めに
針は思っている以上に危ない。サビキは針が6本付いています
サビキ仕掛けの針が服や指に刺さる事故は、本当によくあります。仕掛けを出すとき、しまうときが危ない。子どもには触らせず、大人が扱ってください。
そして熱中症。夏の堤防は日陰がなく、照り返しもあります。2時間で切り上げるくらいがちょうどいいです。
やり方は3ステップ
ステップ1:時間と場所を決める
夕マズメ(日没の2時間前〜日没)を狙う
常夜灯があるか、潮が動く場所を選ぶ
トイレと駐車場を確認する
日中しか行けない場合は、期待値を下げて、釣れなくても楽しめる準備(お弁当、他の遊び)をしておくといいと思います。
ステップ2:底から探る
着底させて1〜2m上げる
竿を小刻みに2〜3回振る
10秒待つ
ダメならさらに上げる
アタリのあった深さを覚える
ステップ3:釣れたらすぐ冷やす
クーラーボックスに氷(前夜に予冷しておく)
釣れたアジはそのまま氷の入った海水へ(小型は氷締めで十分)
1〜2時間したら、袋に入れて氷だけの状態に
アジは足が速い魚です。バケツで泳がせておくと、味が落ちます。
買うなら、ここだけ見れば大丈夫
サビキ仕掛け
基準は「針のサイズ」。これがいちばん重要です。
豆アジ(10cm前後) — 針3〜4号
小アジ(15cm前後) — 針5〜6号
アジ・サバ(20cm以上) — 針7〜8号
針が大きすぎると food が食えません。豆アジのシーズンに8号を使うと、アタリはあるのに乗らない、という状態になります。迷ったら小さめが正解です。
もうひとつ、カゴの位置。
上カゴ — カゴが仕掛けの上。撒き餌が上から降りてくる。表層〜中層向け
下カゴ — カゴが仕掛けの下。オモリを兼ねる。底付近向け、投げやすい
初めてなら下カゴが扱いやすいです。オモリが一体なので仕掛けが絡みにくく、沈むのも速い。
弱点は、サビキ仕掛けは消耗品だということ。針が6本あるので、絡むと復旧に時間がかかります。予備を必ず持っていってください。絡んだ仕掛けを直すより、交換したほうが早いです。
まず揃えるなら — 3サイズから選べる6本針の堤防用。アジ・サバ・イワシを想定した標準的な仕掛けです。サイズを選べるので、狙う魚に合わせられます。
下カゴ仕様なら — カゴが下に付いたセット。オモリを兼ねるので投げやすく、底付近を探るのに向きます。
水汲みバケツ
これは必需品です。あるとないとで、堤防での快適さがまったく違います。
用途が多いです。
手を洗う(アミエビで手がベタベタになります)
堤防を流す(撒き餌をこぼしたら、必ず流して帰る)
釣った魚を一時的に入れる
血抜きの海水を汲む
基準は「ロープが付いていること」と「折りたためること」。
ロープなしでは水が汲めません。そして折りたためないと、かさばります。
口が広いほうが水を汲みやすいです。堤防が高い場所では、投げ込んで引き上げるので、沈みやすい形状(底に重りが入っているもの)が使いやすい。
まず1つなら — 透明で中が見えるタイプ。魚の様子が分かるので、子どもが喜びます。プライヤーやフィッシュグリップとのセットもあり、最初の一式として揃います。
しっかりしたものなら — 22cmのバッカンタイプ。容量があり、道具入れとしても使えます。
クーラーボックス
アジは傷むのが速いので、氷は必須です。
基準は「容量」。サビキで釣れるアジ・サバなら、10〜20Lで足ります。家族分の飲み物も入れるなら20L。
まず1つなら — 20QT(18.9L)のハードタイプ。魚と飲み物の両方が入ります。
小さめでいいなら — 5L〜のサイズ展開で保冷剤付き。豆アジ中心なら小さくて足ります。
子ども用のライフジャケット
子どもは膨張式を使いません。ベスト式で、桜マーク付きのものを選んでください。
大人用でよければ、こちらが参考になります。子ども用はサイズ表記(体重・身長)を必ず確認してください。
出発前のチェック
夕マズメの時間を調べた(日没時刻から逆算)
サビキの針サイズは狙う魚に合っているか
予備の仕掛けを持ったか
水汲みバケツを持ったか
クーラーボックスを予冷したか
子どものライフジャケット(ベスト式)
3つ目を忘れると、1回絡んだ時点で釣りが終わります。
まとめ
サビキは撒き餌で寄せて、その中に針を紛れ込ませる釣り
外すと釣れないのは時間帯と棚の2つ
日中10〜15時が最も釣れない。夕マズメが現実的
棚は底から1〜2m上げて、順に上へ探る。当たった深さを覚える
撒き餌は8分目、小刻みに2〜3回振って、待つ
針サイズは迷ったら小さめ。大きいと食えません
予備の仕掛けは必ず持つ(絡んだら交換が早い)
子どもはベスト式のライフジャケット。針の扱いは大人が
釣れる場所より、釣れる時間に行くほうが効きます。
釣った魚を美味しく持ち帰る方法は、別の記事にまとめてあります。
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