シーバスは「橋の明暗」から始めると分かりやすい
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シーバスを始めようと思って河口や港に行くと、まず困るのが「どこに投げればいいのか分からない」ことだと思います。
水面はどこも同じに見える。とりあえず遠くに投げる。何も起きない。
2時間投げて、帰る。
先に結論。シーバスは、投げる場所さえ合っていれば、意外と釣れます。
そしていちばん分かりやすい場所が「橋の明暗」です。
理由は、目で見えるから。
先に、これだけ
理由は下に書きます。
シーバスは待ち伏せする魚
シーバス(スズキ)は、広い場所を泳ぎ回って餌を探す魚ではありません。
流れの中に定位して、流れてくるものを食う。これが基本です。
だから狙うべきなのは、「流れがあって、身を隠せて、餌が流れてくる場所」になります。
具体的には、
明暗の境目(橋の下、常夜灯のまわり)
流れのヨレ(橋脚の裏、テトラの切れ目、船の陰)
流れがぶつかる場所(水門、堰、river の合流点)
ブレイク(水深が急に変わるところ)
このうち目で確認できるのが明暗です。だから最初はここから始めると、判断がしやすい。
なぜ明暗なのか
橋の上に照明があると、水面に明るい部分と暗い部分の境目ができます。
ここで何が起きているか。
プランクトンが明かりに集まる
小魚がプランクトンを食べに集まる
シーバスは暗い側にいて、明るい側を見ている
明るい側に出てきた小魚を、暗がりから突進して食う
つまりシーバスは暗い側にいます。そして明るい側にいる餌を狙っている。
これが分かると、投げる場所が決まります。
明暗の攻め方
原則は「明るい側から暗い側へ、流れに乗せて通す」です。
上流側にキャストして、流れに乗せて明暗の境目を通す
ルアーは巻きすぎない。流れに任せる感じ
境目のラインを、なぞるように通す
やってはいけないのが、暗い側に直接ルアーを打ち込むことです。シーバスがいる場所に直接投げると、驚いて散ります。
シーバスがいる場所ではなく、餌が来る場所に通す。ここが感覚として大事なところです。
そして同じコースを何度も通さない。3回通して反応がなければ、立ち位置を少し変えるか、通すコースを変えてください。シーバスはすぐに見切ります。
潮と流れ
明暗があっても、流れが止まっていると釣れません。
シーバスは流れてくる餌を待っているので、流れがないと待つ理由がないからです。
見るべきは、
潮位表(上げ潮か下げ潮か。動いている時間帯か)
満潮・干潮の前後2時間は流れが強い
潮止まり(満潮と干潮のちょうど)は流れが止まる
そして河川では、下げ潮のほうが流れが強いことが多いです(川の流れと潮の流れが同じ方向になるので)。
「時合い」というのは、この流れが効いている時間のことです。2時間集中してやるなら、潮が動く2時間を選んでください。
ルアーの選び方は「レンジ」から
シーバスのルアーは種類が多くて混乱しますが、分類の軸は深さ(レンジ)です。
フローティングミノー
巻くと潜り、止めると浮く
表層〜50cm
明暗の表層を通すのに向く
シンキングミノー
沈む
中層
流れが強い場所、少し深いところ
バイブレーション
振動しながら沈む
中層〜底
広く探る、遠投したいとき
シンキングペンシル
沈むが、動きが小さい
流れに任せて漂わせる
明暗で食わないときの切り札になることがある
最初に持つなら、フローティングミノー1つとバイブレーション1つ。表層と底を探れます。
サイズは9〜12cmが標準です。ベイト(餌の小魚)が小さい時期は小さく、大きい時期は大きく。ただし最初は標準サイズで十分です。
道具
ロッド — 8.6〜9.6フィート、ML〜Mクラス
リール — 3000番前後
ライン — PE 0.8〜1.2号
リーダー — フロロ 3〜5号(16〜20lb)
リーダーを太めにするのは、エラ洗いのためです。シーバスは掛かると首を振って水面で暴れます(エラ洗い)。このときエラブタの縁が糸に当たって切れる。だからPEの号数×4より、やや太めでも構いません。
安全とマナー
シーバスの釣り場は、足場が悪いことが多いです。
河口のテトラ、ゴロタ石 — 滑ります
夜がメイン — 見えません
足場が高い護岸 — 落ちたら上がれません
ライフジャケットは必須です。そして単独の夜釣りは、行き先を家族に伝えてから。
マナーの面では、
人の前を横切ってキャストしない
先行者の下流に入らない(釣り上がっている人の邪魔になります)
明かりを水面に向けない(シーバスは光に敏感です。一発で散ります)
最後は本当に重要です。ヘッドライトで水面を照らすと、そのポイントは終わります。自分だけでなく、周りの人の釣りも終わらせます。
やり方は3ステップ
ステップ1:明るいうちに下見する
橋と照明の位置を確認する
流れの向きを見る(ゴミや泡がどちらに流れるか)
足場を確認する
明暗がどこにできるかを想像する
昼と夜では、まったく違う場所に見えます。一度明るいうちに見ておくだけで、夜の効率が変わります。
ステップ2:潮が動く時間に入る
潮位表で満潮か干潮の前後2時間を調べる
その時間に明暗のポイントに立つ
「時間」と「場所」を両方合わせるのが、この釣りの肝です。
ステップ3:上流から流して、境目を通す
上流側にキャスト
流れに乗せて、明暗の境目を通す
暗い側に直接打ち込まない
3回通して反応がなければ、コースを変える
買うなら、ここだけ見れば大丈夫
ミノー
基準は「フローティングかシンキングか」と「サイズ」。
まず1つならフローティングミノー。表層を通せて、根がかりしにくく、明暗の攻略に向きます。
サイズは9〜12cm。迷ったら真ん中の10〜11cmあたり。
そしてリップの長さ。リップ(前に出っ張った板)が長いほど深く潜ります。シャローランナーと書かれているものは浅い場所用です。河口の浅い場所ではこちらが使いやすい。
弱点は、ミノーは風に弱いこと。軽くて空気抵抗があるので、向かい風では飛びません。そういう日はバイブレーションの出番です。
浅いところを通すなら — 90mm、14gのフローティングミノー。シャローランナーなので、浅い河口や明暗の表層に向きます。
飛距離が欲しいなら — 140mm、23gのシンキングミノー。重心移動式で遠投が効き、流れの強い場所や少し深いレンジを通せます。
大型を狙うなら — 125mmのソルトウォータールアー。サイズがあるぶん、大きいベイトを食っている時期に合います。
ライン
PE 0.8〜1.2号に、フロロリーダー3〜5号。エラ洗い対策で、リーダーは少し太めでいいです。
フィッシュグリップ
シーバスは歯は鋭くないですが、エラブタが刃物のように鋭いです。素手で掴むと切れます。そして口の中はザラザラで、指が傷だらけになります。
基準は「口の中に入れられる形状」。シーバスは下顎を掴むのが基本なので、開閉のしやすいタイプが向きます。
まず1つなら — 耐荷重25kgのアルミ合金製。シーバスサイズには十分です。
プライヤーもセットなら — トレブルフック(3本針)を外す作業があるので、プライヤーは実質必須です。
夜の装備
ライフジャケットは必須。足場が悪く、夜がメインの釣りです。
最初の1回のために
明るいうちに橋を見に行く
潮位表で、潮が動く時間を調べる
フローティングミノーを1つ持っていく
上流から流して、明暗の境目を通す
水面にライトを向けない
最後は、自分の釣りを守るためでもあります。
まとめ
シーバスは流れの中に定位して、流れてくるものを待つ魚
最初は橋の明暗が分かりやすい。目で見えるから
シーバスは暗い側にいて、明るい側を見ている
暗い側に直接打ち込まない。驚いて散る
上流から流して、境目を通す
流れが止まっていると釣れない。潮が動く時間を選ぶ
ルアーはレンジで選ぶ。最初はフローティングミノーとバイブレーション
リーダーはエラ洗い対策でやや太め
水面にライトを向けない。そのポイントが終わります
投げる場所が分かると、この釣りは一気に面白くなります。
夜の装備全般は、別の記事にまとめてあります。
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