アート日和/06森英恵ヴァイタル・タイプに行ってみた
新国立美術館で開催されている、生誕100年 森英恵ヴァイタル・タイプに行ってきました!
今年は、昭和100年。森英恵さんも生誕100年(そして、エリザベス女王も生誕100年)なんですね!
これから行こうかなと思っている方は、ぜひ参考にして下さい🎵
今回の展覧会について
私の中の森英恵さんと言えば、蝶。日本人として初めてパリで活躍したデザイナーの印象でした。
素敵なドレスに出会えるだろうな、と楽しみに出かけたのですが、森英恵さんが手掛けた仕事の幅の広さと、発信された媒体の先見の明に驚きました。
今回の展覧会の副題となっている《ヴァイタル・タイプ》は、「生命力に溢あふれ、敏捷びんしょうげに目を光らせた女性」の事を指し、なんと1961年に雑誌で発表したスタイルです。森英恵さんの理想とした姿は、妻であり、母であり、デザイナーである森さんそのものだと感じました。
そして、洋服のデザイナーにとどまらず、ファションを文化として発信するために雑誌(例えば『流行通信』)、テレビ番組『ファション通信』にも携わっていたことは全く知りませんでした。
オートクチュールから、制服デザイン、雅子様のご成婚のドレスまで、約400点の作品。圧巻の展覧会です!
ファションに興味がない人でも、ビジネス目線でも存分に楽しめるのではないでしょうか。
チケット
今回はアソビューで前売り券購入
日時指定なし、2000円
音声ガイド
音声ガイドのナビゲーターは、俳優の中島裕翔さん(先日のテレビドラマで、夫の賢さん役を好演されていました)。700円です。
ただ、今回は借りず、紹介出来ません。あしからず🙏
展示構成
今回の展示は、5部構成。
記憶に残った作品を紹介していきます!
1-日本の森英恵 ヴァイタル・タイプ
1951年(戦後6年!)新宿駅東口近くにオープンした「ひよしや」から映画衣装を制作していた時代の作品たち。映画もまだカラーではなくシロクロ。もしカラーだったら、素敵な衣装がもっと画面の中で輝いていたでしょうね。そして、その頃の衣装が綺麗な状態で残っているのに驚きました!

2-アメリカの森英恵
1965年にニューヨークに進出。前年に東京オリンピックが開催されており、絶好のタイミングだったのでしょうね。そして、森さんのデザインは、帯を使ったデザインや、華やかなテキスタイル等で、ニューヨークのデパートで受け入れられ、あの『ヴォーグ』でも取り上げられることが追い風になったそう。当時の顧客に、カリフォルニア州知事であったロナルド・レーガンの妻ナンシーさんがいたなんてびっくりですね。


3-ファッションの情報基盤を作る―出版・映像・表現の場作り
単なるデザイナーとしての枠を超えた活躍が紹介されていました。
冒頭にも書きましたが、出発、映像にも表現の幅を広げていたことを全く知らず、とても興味深かったです。また、かつて表参道にあったハナエモリビルは丹下健三による設計だったとは。いまは、取り壊されてしまって見れないのが残念です。
ハナエモリビルで行われていたファションショーに、いまでは大御所となっているデザイナーの名前を多数発見💡(アルマーニ、カール・ラガーフェルド、ヴィヴィアン・ウエストウッドなど)
ファションを文化にした功績を感じました。
4-フランスの森英恵 オートクチュール
1977年にピエール・カルダン、ジバンシーの推薦で、パリのオートクチュール組合の準会員となり、春夏コレクションを発表。その後、秋冬コレクションからは正会員となり2004年までの27年間活躍された作品等が展示されていました。
パリでのデビュー作のドレス、蝶のモチーフ、テキスタイルのインパクトから技巧へシフトしたドレス等、溢れ出るアイデアとその素敵なドレスにただただ感動してしまいました。
圧巻すぎて、写真に入りきらず、全然伝わらないかも。





5-森英恵とアーティストたち
松本弘子(モデル)、奈良原一高(写真家)、田中一光(グラフィックデザイナー)、岡田茉莉子(女優)、黒柳徹子(女優)、横尾忠則(美術家、グラフィックデザイナー)、佐藤しのぶ(オペラ歌手)、浅利慶太(劇団四季の創立者)らとの交流に関する展示です。
黒柳徹子さんとの合流は、徹子の部屋をみて知っておりましたが、劇団四季のミュージカルの衣装デザインを手掛けたなんて知りませんでした。森英恵さんが、1961年にニューヨークでみたオペラ蝶々夫人に違和感を抱いた経験から、浅利慶太さんの演出の蝶々夫人に共鳴した事がきっかけだとか。それ以降も何作品かデザインされたそうです。
最後に、森英恵さんの義理の娘パオラさんと孫の三姉妹(泉さん、雪さん、星さん)が、徹子の部屋に出演された時の映像と、その時に着用されていたドレスが飾られていました。マネキンが着ているドレスも素敵でしたが、映像でみた姿の方がもっと素敵でした。
飾られていた数々のドレスも、人が着たらもっと輝いて見えるのでしょうね。(スタイル良ければ😅)


今日のお土産❤️
図録、クリアファイル、中にチャームが入っているクッキー缶、ポストカード
(おまけ)子供向けのミニガイドがとてもわかりやすかったです!

Information
開催期間:2026年4月15日〜2026年7月6日
開催場所:国立新美術館
所在地:東京都港区六本木7-22-2
当日券:2200円(前売り券2000円)
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