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60代から先のキャリアプラン:信頼は「露出」ではなく「一貫性」から生まれる

コーチングのテーマとなることが多い「重要だけど緊急でないこと」の典型は、
キャリアプランです。特にシニア年齢を迎える時期への漠たる不安が多いことを知り
そんなお悩みに向き合ってみました。株式会社ドリームパイプラインの安藤秀樹です。

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「もっと有名にならなければ、信頼されない」
「フォロワーが増えれば、信頼が生まれる」
・・・こういった思い込みを持っている方が結構多いです。
でもこれは、信頼の本質を誤解していると思うんですね。

信頼とは、
「この人は言ったことを守る」
「この人はブレない」
「この人はいつも同じスタンスでいる」
という積み重ねから生まれるもの
です。
フォロワーの数は関係ありません。
露出の多さも関係ありません。

実際に私が経験した印象的な出来事があります。
コーチングを始めて間もない頃、見込み客も少なく、SNSも使っていませんでした。
ただ、自身のホームページにブログをコツコツと書き溜めていました。
知名度など全くない状態です。
ある日、友人の知り合いだという中小企業経営者の方から
「コーチングに興味があるので、ぜひ一度お話を伺いたい」という連絡を頂きました。
お会いして色々とお話をした後、紹介とはいえ私にお声がけ頂いた理由を知りたくて質問すると「あなたのブログの半年間分を読んでみた。(20数本になりますから、ありがたい話です)いつも同じことを、同じ言葉で、同じ熱量で語っていた。この人はブレていないと思った」という答えでした。
嬉しかったですねぇ。

この経験が、信頼の本質を教えてくれました気がします。
たとえフォロワーが1万人いても、毎回発信の内容やトーンがバラバラな人より、フォロワーが100人でも、半年間一貫して同じ信念を語り続けた人の方が、深い信頼を得られる、ということなんですね。

一貫性を保つために「自分のブランドの核心」を文章で書き留めておくことをお勧めします。
「私はなぜこれをしているのか(WHY)」
「私が大切にしている価値観は何か」
「私が絶対に妥協しないことは何か」
の三点を、A4一枚にまとめておいて、自分の言葉の発信に迷ったとき、その一枚に戻るんです。

それから、一貫性は「言葉」だけでなく「行動」にも求められます。
「クライアントのことを第一に考える」と言いながら、自分の都合で即リスケのお願いをする。
「誠実さを大切にする」と言いながら、都合の悪い事実を隠す。
こういった言行不一致が積み重なると、信頼を根こそぎ失う結果になります。

「言っていることとやっていることが同じ人」
これが信頼されるブランドの最もシンプルな定義と言えます。
その一致を保ち続けることが、どんなマーケティング手法より強い信頼を生むんですね。

有名になる前に、信頼される人になる。
信頼される人は、やがて有名になります。
しかし、この逆はありません。
信頼なき有名さは、砂の上に建てた城です。

さらに、一貫性を保つための実践として、ご自身の「ブランドの憲法」を作ることをお勧めします。

これは上述した、「自分のブランドの核心」を書き留めた文章に、少し手を加えることで完成します。
ブランドの憲法:
「私がなぜこれをするのか(WHY)」
「私が大切にしている三つの価値観」
「私が絶対にしないと約束すること」
「私が最も貢献したい人は誰か?」
これが、迷ったときに立ち返るコンパスになります。

発信する記事を書く前に、この憲法を見直す。
新しいビジネスの依頼を受けるかどうか判断するとき、この憲法に照らす。人に自己紹介するとき、この憲法の言葉を使う。

こうすることで、発信も行動も判断も、すべてがブランドの核心から生まれるようになります。

それから、一貫性を「堅苦しいもの」として捉えないことも大切ですね。
一貫性とは
「同じことしか言えない」ということではなく、
「どんな話をしても、そこに流れる信念は変わらない」ということ
です。

コーチングについて語っても、AI活用について語っても、セカンドキャリアについて語っても、根底にある「この人が大切にしていること」が一本の糸で繋がっている。その一本の糸こそが、ブランドの一貫性です。

信頼は、約束の積み重ねです。
小さな約束を毎日守ること。
それが最も確実なブランド構築の道であることも覚えておきたいですね。

また、信頼を築く上で、もう一つ見落とされがちなことがあります。
「失敗したときの対応」です。

どんなに誠実な人でも、仕事のミスや約束の手違いは起きます。
人間ですからね。
そのとき、どう対応するかが、信頼を失うか深めるかの分岐点になります。

「すぐに認めて、謝り、どう改善するかを伝える」人は、失敗をしてもむしろ信頼が増すことがあります。
「言い訳をして、責任を曖昧にする」人は、その一回で積み上げた信頼が崩れます。
前者の様に振る舞うには勇気がいりますが、その勇気が人からの信頼を引き寄せます。

「失敗したときに正直でいられるか」という問いへの答えが、あなたのブランドの本当の強さを示します。
失敗を隠さない誠実さが、最も深い一貫性の証明です。
信頼は順調なときではなく、逆境のときに試され、磨かれます。

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