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「任せたつもり」が組織を弱くする

委任のパワーを
案外みんな軽く見がちだ。

「任せているつもり」
になっているケースは本当に多いと
現場を見ていると感じる。

でも実際は
途中で口を出したり、
細かく確認したり、
最後は自分で戻してしまったり。

それは
委任というより“委任風”だ。

本当に委任するなら、
やり方の違いや
多少の遠回りも含めて
預ける覚悟が必要だろう。

中途半端に握ったままだと、

相手は
「任されているのか」
「監視されているのか」
分からなくなる。

すると、
主体性も工夫も止まってしまう。。

もちろん、
丸投げとは違う。

目的や基準、
責任範囲は共有する。

そして、
時々チェックを入れる。

これは最低限必須になってくる。

・方向がズレていないか。
・困っていることはないか。
・本来の目的から外れていないか。

依頼者はここを見ることが大事。

ただ、
毎回ハンドルを奪うように介入すると、
結局、相手は指示待ちになる。

依頼者は
全部をコントロールする人ではない。

意図や源泉を示しながら、
必要な時に関わる。

握り続けるのではなく
流れを見守る感覚も必要だ。

そして、

委任でもう一つ大事なのが、
誰に任せるか?

能力だけではなく、
その役割が相手の価値観
合っているかはかなり大事なポイント。

人は、
価値観に合っていることなら
言われなくても工夫する。

勝手に改善するし
自然と熱量も出る。

逆に、
価値観に合っていないことは、
管理や監視が増えやすい。

だから適材適所って、
単なるスキル配置ではなく
価値観配置でもある。


そして最後に
これが実はかなり大事。

委任する側自身が、
その仕事をちゃんと愛しているか。

ここだ。

よくあるのが、

・苦手だから任せる。
・面倒だから渡す。
・できないから外注する。

という判断。

でも、
それは委任というより
責任転換に近い。

本当に委任できる人は、
その仕事の価値を理解している。

大事な仕事だと分かっているし、
本当は良くしたいとも思っている。

だから、
相手にも熱量が伝わる。

逆に、
自分が価値を感じていない仕事は、
雑に渡されやすい。

すると、
受け取る側も、
「これは重要じゃないんだな」と感じてしまう。

委任とは
不要なものを手放すことじゃなくて

大事なものを
信頼して託すことになる。


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