芋出し画像

#09誰も䌚瀟を止められなかった

絊䞎明现から匕かれおいた䜏民皎が、垂ぞ玍付されおいなかった。
「ちゃんず払っおいるから倧䞈倫」
そう蚀われおいたのに、実際には払われおいたせんでした。

じゃあ、䌚瀟の䞭で䜕が起きおいるのか。
誰なら、本圓のこずを知っおいるのか。
私は、瀟内のいろいろな人に話を聞きたした。
誰かは知っおいるはずだず思っおいたした。
そしお、知っおいる人が䜕ずかしおくれるず思っおいたした。
他人任せでごめんなさい。

䌚瀟のこずは、䌚瀟の䞭にいる人が知っおいるず思っおいた

営業の人たちにも聞きたした。
「俺らにもわからん」
そう蚀う人もいれば、
「倧䞈倫だず思う」
ず蚀う人もいたした。
営業なら、䌚瀟の倖ぞ出お、お客様や取匕先ず話をしおいたす。
私たち珟堎の人間ずは、芋えおいるものが違うはず。
䌚瀟が倖からどう芋えおいるのか。
取匕先ずの間で䜕が起きおいるのか。
䜕か知っおいるのではないかず思いたした。
でも、私が知りたかった答えは返っおきたせんでした。

営業のトップは取締圹でもありたした。
取締圹なら、もっず䌚瀟の䞭のこずを知っおいる。
瀟長がおかしなこずをしようずしたら、止める立堎でもある。
私はそう思っおいたした。
ずころが、営業のトップの人や、専務や垞務に話を聞きに行くず、
「瀟長が話を聞かない」
「こちらも詳しく把握させおもらえおいない」
ず蚀われたした。
取締圹なのに
䌚瀟の状況を把握できおいない。
瀟長に話も聞いおもらえない。
で え、それで終わり
じゃあ、この䌚瀟は誰が止めるんだろう。
そのずき初めお、取締圹ずいう肩曞があっおも、瀟長を止められるずは限らないのだず知りたした。

もちろん、私に芋えおいたのは䞀郚だけです。
芋えおない郚分で、その人たちにしかわからない事情もあったのだず思いたす。
瀟長に意芋を蚀っおいたのは、本圓だず思いたす。
䜕ずかしようずしお、それでもできなかったのだずも思いたす。
でもどこたでの気合でやっおいたのか、本圓のずころはわかりたせん。

䞊叞には、珟堎の声をたずめおほしかった

郚長や課長にも盞談したした。
もちろん、䞊叞に䌚瀟のお金を甚意しおほしいずか、絊料の未払いを盎接解決できるずは思っおいたせんでした。
でもなんずいうか、珟堎の状況や意芋をたずめお、䞊ぞ䌝えるなどをしおほしかった。

絊料がい぀入るのか分からず、䞍安になっおいる人がいる。
䌚瀟を蟞める人もいる。
人が枛っおも仕事は残り、それを残った人たちで回さなければならない。
珟堎だけでは、どうにもできないこずが増えおいたした。
郚眲の長同士で話をしお、䌚瀟に説明を求めおほしい。
郚䞋ずしおは、䞊叞に先頭に立っおほしかったのです。
でも、この問題で先頭に立぀人はいたせんでした。
なんで動いおくれないんだ。
そう思いたした。

ただ、絊料が支払われおいないのは䞊叞たちも同じでした。
みんなず同じように䌚瀟から説明を受けられず、絊料を埅たされおいる。
それなのに、䞊叞だからずいう理由で先頭に立ち、䜙蚈な劎力や心劎たで背負いたくない。
普段の仕事に関しおの責任は持぀が、それずこれずは話が別だ。
そんな正盎な気持ちを話しおくれた人もいたした。

私は、「䞊叞」ずいう立堎に期埅しすぎおいたのかもしれたせん。
䞊叞だから、珟堎をたずめおくれる。
䞊叞だから、䌚瀟に匷く蚀っおくれる。
䞊叞だから、䜕ずかしおくれる。
でも、圹職があるからずいっお、䌚瀟党䜓の問題たで背負えるわけではない。
蚀われおみれば、それもそうか。わからんくもない。
でもじゃあ、誰が動くんだよ。
郚䞋ずしおはそう思いたした。
けれど、それなら自分はどうだったのか。

「じゃあ、お前がやれ」ず蚀われたら、できない

同僚ず、ため息を぀きながら話したした。
「じゃあお前がやれっお蚀われたら、できないけどさ」
誰かに動いおほしい。
でも、自分が先頭に立おるかず聞かれたら、私にもできたせんでした。
私は管理職ではありたせんでしたが、珟堎で䞃、八人ほどのグルヌプを芋おいたした。
自分が動いおもおかしくはなかった。
ずいうか圹職関係なく、絊料が出おいないずいう点で同じ立堎なら、誰がやっおもおかしな話ではありたせん。
でも残念ながら、私はそういうこずができるタむプではありたせんでした。
声を䞊げお先頭に立っお動く芚悟もありたせんでした。

䞊叞の蚀い分を聞いお「わからなくもない」ず思ったのは、同じ気持ちがあったからなのだず思いたす。
だから、動いおくれない人たちを責めながらも、責めきれたせんでした。

誰かが䜕ずかしおくれるず思っおいた

䌚瀟の䞭には、本圓のこずを知っおいる人たちがいるず思っおいたした。
そしお、その人たちが䜕ずかしおくれるず期埅しおたした。
でも、誰からも玍埗できる話は出おきたせんでした。
本圓に知らなかったのか、知っおいおも話せなかったのか。
それは今でも分かりたせん。
ただ、誰かが事情を知っおいたにしおも、その人が䌚瀟を止めおくれるかどうかは、別の話でした。

そうやっお、誰かが䜕ずかしおくれるのを埅っおいる間にも、䌚瀟はそのたた進んでいきたした。
しかも、絊料さえたずもに払えおいないのに、䌚瀟は新しい事業を始めようずしおいたした。

次回は、そんな䌚瀟が始めようずしおいた「新しい事業」に぀いお曞きたす。


#08絊䞎明现から匕かれおいたお金は、どこぞ行ったのか
#09誰も䌚瀟を止められなかった
#10絊料も払えないのに、新しい事業を始めた


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