【街で見かけた気になる企業 41話】
子どもたちが口にしたぽこ あ ポケモンという合言葉
最近、
街を歩いていて、
ちょっと不思議な言葉をよく耳にする。
「ぽこ あ ポケモン」
最初は、聞き間違いかと思った。
ゲームのタイトルなのか、
キャラの名前なのか、
よく分からなかったからだ。
でも、これが一度きりじゃなかった。
知り合いの小学生に聞いてみた。
「今いちばん気になってるゲームって何?」
少し考えたあと、
あっさりこう返ってきた。
「ぽこ あ ポケモン」
別の日。
中学生にも聞いてみた。
「最近、なにが流行ってるの?」
返ってきた言葉は、
やっぱり同じだった。
「ぽこ あ ポケモン」
ネットを見ると、
どうやらこのゲーム、
予約ランキングでもかなり上位らしい。
正直、
子どもたちの温度感を見てると、
「これは結構売れるやつだな…」って思った。
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▶︎ ぽこ あ ポケモン
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今年は「ゆるゲーブーム」なんて言葉もあって、
がっつり競うゲームよりも、
のんびり遊べるゲームが人気だという話も聞く。
あつ森っぽくて、
マイクラっぽくて、
ポケモンっぽい。
そんな説明も見かけた。
……なるほど。
確かに今っぽい。
でも、
正直に言うと。
予約ランキングとか、
流行ってるって話よりも、
私にとっては、
子どもたちの一言の方が、
ずっとリアルに響いた。
「ぽこ あ ポケモン」
その言い方が、
やけに自然だったのだ。
宣伝文句を覚えた感じじゃない。
誰かに言わされている感じでもない。
ただ、
「今、気になってるもの」を
そのまま口にした感じ。
街で見かける行列よりも、
テレビの特集よりも、
たぶん、こういう何気ない会話の方が、
ずっと早く“空気の変化”を教えてくれる。
思えば、
私自身もそうだった。
子どもの頃、
流行っている理由なんて考えずに、
ただ「みんなが話してるから」
「なんか楽しそうだから」
それだけで、
ワクワクしていた。
流行は、
いつもデータより先に、
人の会話の中で生まれる。
ランキングが動く前に、
広告が出る前に、
街の空気が先に変わる。
「ぽこ あ ポケモン」
この言葉が、
数か月後、
どんな広がり方をしているかは分からない。
もしかしたら、
思ったほど流行らないかもしれない。
一瞬で消えてしまうかもしれない。
それでも。
今この瞬間、
子どもたちの口から自然に出てくる言葉だという事実だけは、
ちょっと面白いなと思った。
街は、
今日も静かに動いている。
大きなニュースになる前に、
誰かの会話の中で、
小さく芽を出している。
私は、
そういう芽を見つけるのが、
なんだか好きだ。
※この話は、
実際に街で聞いた会話をもとに書いています。
流行やブームの話はあくまで個人の体感です。
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