「自分ができていないことを棚に上げて、どの口が『誰かの力になりたい』とか言ってんの?」
今日、自分自身に対して、そんなふうに思う出来事がありました。
私は今、ストレングスコーチとして、自己理解や強みを活かすための対人支援をしています。
そして、これまでの経験やスキルを活かして、これからどんな形で人や組織の力になれるのかを考えながら、事業をつくっています。
でも今日、ある方との対話をきっかけに、頭にこんな問いがうかんできました。
「私は、自分自身の資質を、今の事業を進めていくうえで、ちゃんと活かせているんだろうか?」
自己理解にはこれまでも取り組んできたし、自分のストレングスも日頃から意識しています。
もちろん、完璧に理解できているとは思っていません。でも、
「ああ、今、自分の特性が悪い方に出ているな……」
なんて感じるのは日常茶飯事です。
それでも、「じゃあ、どうやって乗り越えるのか」というところにはなかなか答えが出ず、停滞している感覚がありました。
改めてそのことに向き合ったとき、
自分は自己理解もできていないくせに、何を「人の自己理解を助けたい」とか言っているのだろうか。
自分ができていないのに、そんな人が他人を助けられるわけがない。
そう思えてきて、ものすごく悔しくなって、恥ずかしくなりました。
でも、落ち着いて考えてみたら、そういうことではないんですよね。
人のことは見える。自分のことは、案外見えない。
誰かのことは客観的に見えるのに、自分のことになると途端にわからなくなる。
だから、その日のうちに仲間のストレングスコーチに連絡して、私自身がコーチングを受けました。
自分のことを口に出して話し、問いかけてもらい、コーチからのフィードバックをいただきながら対話を重ねていく。
コーチからの言葉に、
「ほんとそうだな」と思うこともあれば、
「そういわれると、ちょっと違うかもれない」と自分の状況をとらえなおしてみたり。
その中で、自分一人で考えていたときには見えていなかったものが、少しずつ見えてきました。
今回、自分の中でたどり着いたのは、
これまでの私を引き上げてくれた資質を、今の環境ではうまくプラスに使えていなかった
ということ。
会社員として20年以上働いてきた環境と、今、自分で事業をつくっている環境はまったく違います。
これまで自分を助けてくれた資質だからといって、新しい環境でもすぐにいいバランスで使えるとは限らない。
今の環境で、自分の持っているものをどう活かしていくのか。
もちろん、1時間のコーチングで答えが出るほど単純なものではありません。
それでも、自分の中にあるものを口に出し、問いを投げてもらい、フィードバックをもらいながら考えることで、たくさんのヒントを得ることができました。
そして終わったときには、自分でもびっくりするくらいスッキリしていました。
普段はコーチとして支援をする側ですが、今回、自分自身が支援を受ける側になって、コーチングによって自分一人では見えなかったものが見えてくる感覚を、改めて体験しました。
自分のことを、分かった気になっていたのかもしれない。
人のことは見えるのに、自分のことは案外見えない。
だからこそ、ときには誰かの力を借りながら自分自身を見つめ直し、今の自分に合わせて、自己理解をアップデートしていくことが必要なんだと思いました。
