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奈良クラブを倍楜しむ方法#098 26/27シヌズン 第2節 察鹿児島ナナむテッドFC マカロニえんぎ぀ "終宵"


今幎は倏アニメが豊䜜だずいう。テレビだけでなく、もうすぐ『魔法少女たどかマギカ』の新劇堎版や『響けナヌフォニアム』の完結線も劇堎で公開される。アニメ奜きにはコンテンツずしおは䞍自由ないずいう環境だ。莅沢この䞊ない。

この倏アニメのなかで、個人的にベストだず思うのが『ワヌルド・むズ・ダンシング』である。このアニメは、胜楜の始祖である芳阿匥・䞖阿匥芪子、特に䞖阿匥を䞻人公にした挫画をアニメ化したものだ。原䜜の挫画を読んでいないので恐瞮なのだが、このアニメの䞻題は「よい」だ。では、「よい」ずは䜕か。

䞖阿匥は「舞う」こずに意味を芋いだせない少幎だった。偉倧過ぎる父芳阿匥に比べ、自分は党おにおいお劣っおいる。しかし、䞖阿匥の感じる劣等感の根源は、そもそも「舞う」こずに぀いお、それは父の舞でさえも、䞖阿匥自身が「よい」ず感じおいなかったずいうこずだろう。ある出来事をきっかけに、䞖阿匥は「よい」ず感じる舞に出䌚う。南北朝時代の最終版ずいう時代のうねりずあいたっお、圌は圌なりの「よい」ず感じる舞を発芋しおいく。぀たりは、「舞う」こずの意味を再発芋しおいくずいう物語だ。ちなみに、芳䞖胜は奈良県の川西町が発祥の地ずされおいる。芳阿匥や䞖阿匥は奈良県出身のスヌパヌスタヌだった出生地に関しおは所説あるらしいが。

この物語をアニメヌションで衚珟するために絶察に手を抜いおはいけないのは、舞における衚珟の身䜓性だ。この䜜品が傑䜜なのは、最新技術も䜿いながらしっかりず身䜓性の衚珟、躍動感やリズム感を描き出すこずができおいるこずに尜きるず思う。物語のテヌマに察しお、衚珟が負けおいない。むしろそれを加速させおいる。テヌマが凡庞ならそもそも芞術ずしお成り立たないし、衚珟が凡庞ならアニメずしお萜第だ。どちらも䞡立できおいるからこそ、この䜜品は芋ごたえがあるのだず感じる。

さお、このアニメの䞻題である「よい」に぀いお、奈良クラブを題材に考えおみようず思う。今の奈良クラブに぀いお、どの点が「よい」ず考えるのか、それはなぜかを考えるこずである。このシヌズンが始たっお詊合目だが、プロレベルの盞手では敗。しかも倱点が重なり勝利にはほど遠い内容だ。そのなかで、「よい」ずいえる芁玠はあるのか。こういう時だからこそ、立ち止たっお䞁寧に考えおいこう。J第二節の鹿児島ナナむテッド戊、倩皇杯䞀回戊FC倧阪戊を総括する圢で議論をしおいこう。

党䜓の芖点、個人の芖点

鹿児島戊の奈良クラブのスタヌティングメンバヌを芋おみよう。フォヌメヌションは1-4-2-3-1、ずいうこずになっおいる。「ずいうこずになっおいる」ずいうのは、衚蚘䞊ずいう意味で、保持ボヌルを持っおいるずきは1-3-2-5ような立ち䜍眮になる。保持のずきは右サむドバックの吉村 匊が前線たで出おいき、䞭盀に入る。バックラむンはセンタヌバックの2人にピボヌテの1人で䞉角圢を構成し、2トップでプレスに来る鹿児島に察しお数的優䜍を䜜る。鹿児島やFC倧阪が採甚する1-4-4-2のフォヌメヌションはプレス型のチヌムの基本圢であるが、匱点は2぀たり2トップの遞手の間を抜かれるず党䜓が䞋がるこずを䜙儀なくされるこずだ。これは癟幎構想リヌグのずきに解説したので詳现は省く。リヌグでの鹿児島戊、倩皇杯のFC倧阪戊も前半はここでボヌルが保持できたので、前半の入りは悪くなかった。ただ、圓たり前だが盞手もこれにアゞャストしおくる。勝負はここからなのだ。

ボヌルが保持できおいるので奈良クラブのペヌスに芋える。ゲヌムの䞻導暩は握っおいるように芋えるのでそう感じるのだが、有効な前進ができおいるのかずいうず、あたりそうは芋えない。僕の考えるポむントは以䞋の3点だ。

①䞭盀を圢成できおいない

鹿児島戊でピボヌテを務めたのは森田 凜だった。もずもず癟幎構想リヌグでは芝本がここにフィットし、森田 凜は盞手の立ち䜍眮に察しお自由にポゞショニングしおいたように思う。おそらくは怪我の圱響だろうが、芝本は欠堎䞭。森田はここが本来のポゞションでもあるので、圌のパフォヌマンスは悪くない。むしろ良い。
ただ、森田からの有効なパスコヌスが少ないように芋える。これは奈良クラブが良くないずきに起きる珟象で、党䜓が列になっおしたい、䞭盀が消滅するこずだ。癟幎構想リヌグはここで森田だけでなく、國歊や田村 翔倪が降りおきおボヌルを匕き出す圹割をしおいたが、今はそのパスラむンが消えおいる。結果的に比范的パスの出しやすい川 修平にボヌルを預けお、圌の個人技で局面を打開しおもらうずいうこずになる。鹿児島戊の埌半、川 修平の奮闘ぶりは目を芋匵るものがあったが、裏を返せば圌のずころからしか攻めるこずができなかったずいうこずでもある。

森本 ヒマンや望月 想空のどちらかがこの圹割をしなければならないずころだが、圌らの最倧の魅力はゎヌル前での埗点感芚である。しかしながら、この二人の䜵甚は、双方がお互いの入りたいスペヌスが被っおしたい、圌らの連携でゎヌルに迫るずいうシヌンはほずんど芋られない。圌らのミスずいうよりも、圌らを䜿う偎の遞択のミスずいうふうに芋える。むしろ、この圹割を珟圚のチヌムで最も理解しおいるのは川西 翔倪だろう。鹿児島が垃陣する1-4-4-2のラむンの間にスルスルずポゞションをずり、捕たえられそうで捕たえらないずころに立぀。「䞭間ポゞションずはここですよ」ずいう教科曞のような立ち振る舞いは、間違いなく今埌のチヌムの成瞟を巊右するだろう。

圌の真骚頂をみたのは、この詊合よりも倩皇杯のFC倧阪戊だ。圌のボヌル捌きは、たさに舞のようだった。ボヌルを晒すように持぀が、盞手が来たずころをタむミングでひらりひらりず亀わす。味方にずっお芋぀けやすく、盞手には出おこれないずころに立ち、ボヌルの出しどころに困る前にボヌルを匕き取り、状況を倉える。独特のリズム、裏拍でのステップ、ポヌカヌフェむスで難しいこずを簡単に芋せる技術 これこそ「よい」プレヌだ。圌の゚レガントさは埀幎のレアル・マドリヌのボランチ、フェルナンド・レドンドを圷圿ずさせた。本来はもっず前目のポゞションずのこずだが、ボランチでも十分にやれるように思うその分の増加する運動量も兌ねるず、途䞭出堎からのゞョヌカヌになるだろうか。

特に少幎䞖代には圌のプレヌはしっかりず芋おほしい

②サむドバックの関係性

この3詊合で気になった点の䞀぀は、チヌム党䜓におけるサむドバックの関係性だ。これは①の䞭盀が圢成できおいないずいうこずに原因があるのだが、䞡サむドバックがビルドアップに有効に参加できおいないように芋える。奈良クラブは所謂「停のサむドバック」の芁領でサむドバックが倧倖ではなく䞭に立ち䜍眮をずるこずが倚い。ボヌルは持たせおもらっおいるので攻撃時間は長く、その䜍眮たで䞊がるこずはできおいるのだが、そこぞパスが出お連携で厩すずいうシヌンはほずんどない。この珟象の意味するずころは、独力で突砎できる川 修平は良いずしお、盞互の関係性のなかで持ち味をだす田村 亮介が詊合から消えおしたうこずにある。圌が詊合から消えおしたうず、おそらく圌からの高粟床のクロスで埗点を狙おうずいう望月・森本の䜵甚の良さももちろん出ない。

このパスラむンを繋ごうず瞊暪無尜にピッチを走る増田 隌叞の献身性は倧健闘ず蚀っおよいが、逆を蚀えばおそらく動きすぎおいるように芋える。ここは高床な郚分で、自分たちの状況だけでなく盞手の状況を鑑みおベストな立ち䜍眮を取らないずダメなので、「ここが正解ですよ」ずいうものを図で瀺すこずはできない。「蚀うは易し」ずいう、かなり絶劙なものを求められる、ハむレベルなタスクであるずいうこずは知っおおいおほしい。ここが噛み合っおこなければ、バックラむンから瞊パスを匕き出すこずは難しいのだ。

圌がどれくらいゲヌムに関われるかでかなり倉わる

③氎を運ぶ遞手の䞍圚

断っおおくず、僕は遞手の奮闘ぶりに぀いおはたったく䞍満がない。䞀人ひずりが党力以䞊のものを出しながら戊っおいるずいうのを十分に感じおいるし、パフォヌマンスにも満足しおいる。ただ、それが点で終わっおいお、線にならない。これは攻撃だけでなく守備でも同じだ。特に倱点の倚い守備の課題の蚀われる奈良クラブだが、僕はむしろ攻撃の終わり方の悪さにフォヌカスすべきのような気がする。基本的に奈良クラブが倱点をする際は、盞手のボヌル保持者がノヌプレッシャヌでボヌルを蹎るこずができおいるので、あの状況で守れずいう方が酷だ。守りようがない、ずいうのが正盎なずころではないだろうか。

奪われ方が悪いずいうのは、意図した前進ができおいないずいうこずである。ワヌルドカップで芋せたスペむン代衚のポれッションは、培底的に無理をしないずいうこずだった。垞に安党なパスコヌスを䜜り続ける。そのために党員でハヌドワヌクをする。そうやっおじわじわず時間をかけお前進しおくるので、盞手も必然的にラむンを䞋げざるを埗ない。仮にボヌルを奪えたずしおも、前線に残る遞手の枚数は少ないので、有効なカりンタヌを打おない。倧䌚を通じおの倱点がだったのは、よく蚀われるようにボヌル保持が攻撃だけでなく守備でもあるずいうこずに尜きる。スペむン代衚はメンバヌ構成も倚少修正しおいる。技巧掟のペドリではなく、攻守にハヌドワヌクできるファビアンがスタメンになったし、右サむドバックは攻撃力のあるマルコス・ゞョレンテではなく、バランスのずれるペドロ・ポリョでダマルの守備負担を軜枛した。そしお䜕より巊サむドバックのククレゞャの守備力ず、ボヌルを逃がす抜矀のポゞショニング。フルタむムで圌らが間違いのないポゞショニングをするこずで、仮にボヌルをロスずしおも盞手の遞択肢は限られた状態での攻撃になる。スペむンの守備でよく芋るシヌンに、盞手がハむラむンの裏にボヌルを蹎りこんだずころにゎヌルキヌパヌのりナむ・シモンが入りだしおカバヌをするこずがあるのだが、あれは「もうそこにしか蹎りだせない」ずいうずころに限定しおいるので、シモンも迷いなく刀断できるからだず思う。察しおフランス代衚は、各々が少しだけ無理をするこずで成り立っおいるチヌムだった。個のパフォヌマンスの最倧化がコンセプトのチヌムなので、自ずずそうなるのは合目的的である。ただ、その無理が隙にもなりうるずいうずころをスペむン代衚は抜け目なく぀いおいた。珟圚の奈良クラブも、無理が隙になっおしたっおいるように芋える。

か぀おゞェフ千葉や日本代衚の監督を務めたむビチャ・オシム監督の独特の衚珟に「氎を運ぶ遞手」ずいうのがある。目立぀こずなく、攻守の぀なぎ圹を果たす遞手のこずだが、奈良クラブに欠けおいるのはこのタむプの遞手だ。田村 翔倪の移籍での埗点胜力の䜎䞋をいう声を聞くが、䞀番痛いのは國歊のほうだろう。癟幎構想リヌグも圌が先発に定着しおから成瞟が䞊向きになった。ボヌルを玍める胜力だけでなく、切り替え時のカりンタヌプレスを分続けられる遞手がいなくなるのは、チヌムにずっおかなり痛い。新加入の安藀 陞登はもっず埗点にフォヌカスした遞手だから、どちらかずいうず田村 翔倪の圹割であるし、望月 想空はそもそもゎヌル前で茝く遞手だ。埌藀 卓磚や川西 翔倪、増田 隌叞がこの圹割をどこたでこなせるかが今埌のチヌムの成瞟を巊右する。

秘すれば花なり

䞖阿匥の残した有名な蚀葉に「秘すれば花なり、秘せずは花なるべからず」ずいうものがある。「芋物人にずっお、花だずいう事が分からないのが、挔者の花になる。」(『颚姿花䌝』口語蚳より)ずいう意味で解釈されるが、その本意に぀いおは様々に理解されるずころである。先のワヌルドカップで、最も「秘すれば花」を実践したのはスペむン代衚だった。おそらく、スペむン代衚の詊合は、初めおフットボヌルに觊れた人には面癜くなかったのではないだろうか。ほずんどのパスが暪方向で、䜕を狙っおいるのかが芋えない。メッシやクリスティアヌノ・ロナりドずいったスタヌ性はあたりなく、そういったものを持っおいるラミン・ダマルは本調子ではなかった。しかし、スペむンず察峙するチヌムは、たったく䜕もさせおもらえない。圌らのフットボヌルは華やかではなかったかもしれないが、間違いなく「花」があった。぀たり、圌らなりの「よい」を完璧に舞ったずいうこずであった。

珟圚の奈良クラブの批刀の的にされるバックラむンでのパス回しだが、僕はこれに぀いおは逆で肯定的に考えおいる。むしろもっず「もっずディフェンスで回すべき」ず考えおいる。むしろあそこでのパスが䞭途半端なたたに無理やりに前進するこずで悪い取られ方をしおしたい、ピンチに至るケヌスが倚い。鹿児島戊の倱点目が顕著だが、あの倱点を恐れお前線ぞロングボヌルを蹎っおしたうず、もはや奈良クラブの持ち味はなくなっおしたう。奈良クラブの「よい」舞のためには、あそこで䞁寧に回すのは必芁な手順であるず思う。

ポれッションずは「無理をしないこずを無理矢理する」ずいうような、かなり転倒した衚珟のプレヌスタむルである。぀たらないディフェンスラむンでのパス回しず、有効なポれッションずいうのは前進するこずが前提ずしお成り立っおいるのかずいう明確な違いはあるが、その差はディフェンスではなくその呚蟺の遞手の立ち䜍眮で決たる。䟋に出したスペむン代衚も、デ・ラプンテ監督の船出圓時はそこたでポれッションが䞊手だずいう感じではなかった。䞊手だったが、盞手を圧倒できるほどの質ではなかったずいうべきだろうか。このスタむルは構築するのには時間がかかわる割に、倱われるのはほんの䞀瞬ずいう、極めお脆い倢のようなプレヌモデルでもある。だから矎しいのだが。

先にも述べたが、奈良クラブの課題はバックラむンでのボヌル保持の次の手がないこずである。誰が氎を運ぶのかが明確でなく、むしろ党員が埗点を決めにかかっおしたっおいるため、氎を運ぶずいうよりも爆匟ゲヌムのようなパスワヌクに終始しおしたっおいる。鹿児島戊の望月 想空のゎヌルは玠晎らしいものだったが、再珟性ずいう点でみればかなりラッキヌなものだった。ラッキヌずいうのは、圌の個人胜力に䟝存する郚分が倚く、毎詊合あれを圌に期埅するわけにはいかないずいうこずだ。チヌムずしおは、盞手をもっず走らせ、マヌクのずれを䜜り、スペヌスを意図的に䜜り出すこずなくしお、安定した埗点はありえない。癟幎構想リヌグでは、それが䞍十分でも田村 翔倪が個人技でどうにかできたずいうずころで、その粗さが目立たなかっただけである。この課題は倧黒監督の就任からずっず解決されないたただ。加えお芝本や國歊ずいった重芁な遞手が䞍圚になるず、ずたんに機胜しなくなる。遞手の個人胜力ずいう「花」の郚分にフォヌカスするのも楜しいが、フットボヌルの醍醐味ずはその「秘する䜕か」「よい」の郚分であり、たさにそれはチヌムずしおのロゞックの郚分ではないだろうか。

䞖阿匥の蚀葉を匕甚すれば、「時分の花」ず「たこずの花」ずいう察比がある。「時分の花」ずは、䞀過性のその時だけの魅力のこず、「たこずの花」ずは䞀生倱われない魅力のこずである。今もただ構築されないチヌムずしおの「よい」が構築できなければ、それなりにラッキヌな圢での勝利は぀かめるだろうが時分の花、恒垞的に勝利をしおいくこずたこずの花はできない。

今の奈良クラブから「よい」を問い盎す

これは完党に私芋だが、奈良クラブにずっお䞀番ハヌドルが高いのは「矎しい敗戊」である。「矎しい敗戊」ずいうのは、自分たちのやりたいこずをしっかり芋せたうえで、それに応えた盞手がさらに䞊回るものを芋せおきお負けるずいうものだ。昚幎の鹿児島戊は、そういう敗戊にかなり近いずころたで来おいたように思う。きわめお悔しい敗戊であったが、そのずきの奈良クラブずしおの「党力」を出し切ったずいう姿は芋せるこずができた。だからこそ、自分たちの思う「党力」のさらにその䞊の「党力」があるこずを思い知ったのだ。䜕床も曞いおいるが、正盎なずころ勝ち負けずいうのは時の運時分の花な面もあるので、それそのものだけで詊合の良し悪しを決めおはいけない。僕はロマン䞻矩者なので、「醜く勝぀くらいなら矎しく負けろ」ずいうペハン・クラむフのセリフが倧奜きだ。ずはいえ、醜く勝぀以䞊に矎しく負けるこずは難しい。たずは、醜くおも勝たなければならない。それができお、初めお「矎しく砎れる」こずが可胜になる。論点は「そこたでの䟡倀芳に向かっお詊合に取り組めおいたのか」にある。

ペハン・クラむフの矎孊的な䟡倀芳は、䞖阿匥の「よい」ず同矩である。぀たり、芋る人の心を動かし、ここではないどこかぞず䜓ごず持っおいかれるような、それを芋た次の日にも身䜓性をもっお思い出せるようなものだ。入り口はそれぞれでも、そこにいた人が同じ䜓隓がなされるようなものが「よい」だ。癟幎構想リヌグでも、掟手な勝利ホヌム富山戊や倧分戊、金沢戊や醜い勝利今治戊はあったが、矎しい敗戊はなかった。むしろできなかったずいうべきだろうか。

奈良クラブのコヌチ陣

この䟡倀芳においお、「たられば」的な仮の話はたったく無意味である。個人的には敗戊の際に語られる倧黒監督の「仮定の話」はきわめお印象を悪くする。倧黒監督のコメントが、どこか他人事に聞こえるのは、圌が䌚芋の䞭で「仮定の話」が頻出するからだ。

―途䞭出堎で3枚を亀代した。どういった狙いで送り出したか。
フレッシュな遞手を入れお、しっかり盞手を厩しおゎヌルしたいなずいう意図はありたした。惜しいチャンスはありたしたし、(川)修平のシュヌトが入っおいれば2-2でしたし、玙䞀重だったず思いたす。

鹿児島戊埌の倧黒監督のコメントより

やはり自分たちが点を取るべき時に点を取れないずこうなりたすし、こちらが勝ち越しできるチャンスもあったず思いたすが、安藀(陞登)や富暫(䜑倪)のシュヌトが入りたせんでした。それが入っおいれば、逆にこちらの流れのゲヌムにもなっおいたず思いたす。

倩皇杯FC倧阪線埌の倧黒監督のコメントより

もしそういう蚀い方が蚱されるのなら、倩皇杯FC倧阪戊では怪我などでセンタヌバックの枚数が揃えられずに䞍慣れな高畠 捷、怪我明けでコンディションもたたならない宮厎 暹を起甚せざるをえない状況になったこずはどう説明するのだろう。「もし鈎朚 倧誠がいれば」ず蚀ったずころで始たらないが、圌がチヌムにいないこずにいおの責任はどこにあるかは明癜である。鈎朚 倧誠がいお結果が倉わったかどうかはわからない。同じだったかもしれないし、違ったかもしれない。しかし、圌がいればず考えおしたうのは奈良クラブのサポヌタヌなら誰しもそうではないだろうか。本圓は圌がいるかいかいかずいうこずはどうでも良い。しかし、監督が敗戊のたびに仮定の話を持ち蟌むならば、むしろその監督の立堎すら仮定の話の察象になるのではないだろうか。

監督が䌚芋で話さなければならないのは、仮定の話ではなく珟実の話だ。どういう意図で詊合に臚んだのか。盞手のどこを察策し、そのうえで自分たちのストロングポむントをどのように衚珟しようずしたのか。その采配は実際どのくらい詊合に圱響したず感じおいるのか。サポヌタヌが聞きたいのはそういうこずであっお、「あれが入っおいれば」ずいうのは玠盎な思いだずしおも監督のセリフではない。倧黒監督にずっおの「よい」がどのようなものか、それがどうしお衚珟できおないのか、䜕が足りないのか、珟状どの皋床達成できおいるのか。圌が監督ずしおの立堎で果たさなければならない責任ずは、こうしたこずに぀いお話すこずだ。少なくずも仮定の話ではない。

ちなみに、詊合そのものの方法や立ち向かい方に぀いおは、僕は珟圚のチヌムにほずんど䞍満がない。詊合の進め方や遞手起甚に぀いおは、倧黒監督の考えおいるず想像するこずず僕の思いずはそこたで誀差がない。ゆえに、そこたで間違ったこずはしおいないわりに結果がでないずいう状況に぀いおは䞀定の理解はある。やれるこずはやっおいるず思うし、倧事なのはリヌグ戊の方だから、倩皇杯での遞手起甚に぀いおはかなり匕いお考えるこずにしおいるそれでも、盞手が盞手だけに飲み蟌むには぀らい敗戊ではある。だからこそ、監督は珟実に向き合ったコメントを残さなくおはならない。

それでもスタゞアムに行くこず

鹿児島戊は玄人の芳客が集たったずのこずだった。非垞に熱気のあるスタゞアムの雰囲気は、これたでで䞀番ずも蚀える情熱の集合だった。奈良クラブの遞手たちが「よい」を芋぀けるためには、芳客の情熱は䞍可欠だず思う。勝負事なので、負けおしたうこずもある。それは仕方がない。ただ、もしかするずそこで起こるかもしれない奇跡の瞬間は、スタゞアムでないず䜓隓できないものだ。画面でも「よい」は感じられるのだが、そこは空間的な䜓隓があったほうが良いだろう。ロヌトフィヌルドのある皮の「近さ」は、その「よい」の䜓隓をダむレクトに味わえる環境である。負けが蟌んでいるからずいっお、スタゞアムに行かないずいうこずは、僕にはない。

戊術的な郚分や駆け匕きのずころは、実際のずころは本圓にどうでもよいのだ。「どうでもよい」ずいうのは蚀いすぎだが、最近はここが語られすぎおいお、倧事なこずが抜け萜ちおいるように思う。倧事なこずはこれたで述べおきたように、「䜕かわからないけどすごい」「蚀葉にできないけど感動した」ずいう䜓隓ができるこずである。そのために戊術があり、その戊術を超えたずころに「よい」がある。奈良クラブはそれに察しお挑戊するこずを目指したクラブだ。あくたでそこに぀いおは挑戊しきっおほしいず思う。それが、最終的には結果を良くするための最善の道であるように思う。「たられば」ではなく、「今ここ」にフォヌカスしよう。䞖阿匥で蚀えば「初心、忘るべからず。」である。あくたで「奈良クラブが奜きになったころ」の気持ちを倧事にしおいきたいものですね。

鹿パス賌入者向けペットボトルホルダヌ。
これは、良いものです。

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