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物価が上がるのは困るけど

最近我が国の総理大臣が新しくなり、
新閣僚の発表と共に色んな期待の声を
周りでも聞くようになった。

私はこれまで積極的に政治に関心を
もってきたというわけではないが、
それでもずっとモヤモヤした気持ちを
抱えながら見てきたので、
これまでと少し違う雰囲気も持った
今回の新政権には密かに期待をしている。

そうして自分が関心を持っているからか、
ネットでニュースを見る際にも
ついつい新政権に関する話題を
見てしまう。

先日もニュースの見出しに
「高市新政権に期待することは?」という
言葉があったので、
気になって見てみると新政権に何を期待するのかを
インタビューした結果が表示されていた。

そして、その上位に「物価高対策」という言葉が
踊っていた。

確かに色んなものの値段が上がったと
日常生活で切に感じる。

スーパーに行って買い物をすると
感覚的に3000円そこそこなのに、
会計をすると5000円ぐらいして目を丸くするのも
もはや慣れたほどである。

そんな状況なのに思うように給料が上がらないと
当然ながら皆生活が苦しくなってしまう。

それ故に物価高対策をしてほしいと
望む人が多いのは当然と言えば当然であろう。

だが、その記載を見た時、
心の中にモヤモヤしたものが浮かんでくるのだ。

どんどん上がる物価を何とかしてほしい。

そう思う反面、私の心の中に「それでいいのか?」という
疑問があるのも事実なのだ。

いま我が国には外国人が沢山訪れている。

日本は島国なので、いい意味で色んなものが
独自の進化をしてきたという背景があり、
観光資源には恵まれた国といえる。

なので、それを目的に来日する人が
多くなるのは自然ではあるが、
それだけならば昔からもっと観光客が
来ていてもおかしくない。

では、なぜ最近こんなにも外国人が多いかというと
日本の物価がとても安いからである。

例えば、外で昼食を食べようと
お店に入ったとすれば、
あなたはいくらぐらいなら出せると
考えるだろうか。

私の感覚的には1500円を超えると
少し抵抗を感じてしまう。

1500円は直近のレートで$10。

アメリカでビッグマックの値段は$6なので
この値段ではアメリカではセットも頼めない。

同じくアメリカではラーメンが
結構受け入れられているらしいが、
それも1杯$20~30(3000~4500円)もするそうである。

この値段を出せば日本でなら超高級な
ランチを食べることができるだろう。

つまり、アメリカ人の方からすれば
自国でラーメン1杯を食べる値段で超高級な
ランチが食べられてしまう国が我が国日本なのだ。

そして、これは何もアメリカに限った話ではない。

ヨーロッパ各国も然りであるし、
アジア圏から見ても日本の物価は安いと
感じられるようになっているので
多くの外国人が押し寄せるようになったのだ。

海外の方が我が国に来てくれて
日本という国を知ってくれることは
一国民としては純粋に嬉しい。

だが、その反面で世界各国に比べて
物価が上がらない日本に対して
「このままで大丈夫なのか?」という疑問を
どうしても持ってしまうのだ。

海外諸国の物価上昇と合わせて
為替レートも円安方向にどんどん進み、
海外から購入する原材料の価格もどんどん上がる。

当然ながらそんな原材料を使った商品の原価は
大きく上がるはずなのに、
物価高を抑えようとするということで
消費者は値上げを受け入れられなくなる。

そうすると、我が国の産業はどんどんと疲弊し、
壊れていってしまうのではないか。

かつて日本は繊維や家電、半導体など海外に向けて
売れる商品を沢山作っていたので
円安に振れていくことは決して悪くなかった。

だが、今やそれらの輸出品目はことごとく
海外にシェアを奪われ、
今となっては輸出産業として頭に浮かぶのは
自動車ぐらいである。

これは裏を返せば日本の多くの会社は
国内市場を向いてビジネスをしているということである。

資源に乏しい我が国でビジネスをしようとすれば
否応なく原材料は海外から入れざるを得ないので
どうしてもビジネスは苦しくなる。

そうして会社が儲からなくなれば、
当然ながら給与も上がらない。

これからますます労働人口が減ってくるのに
給料も上がらず、どんどん海外の人に
奉仕し続けるようなスタイルが
本当に豊かな国だろうか。

もちろん物価高対策というのは色んな切り口があるし、
私の頭で想像できる範囲を大きく超えたことが
なされるのであろうが、
私達国民が望むべきことは物価を上げないように
望むことよりも、
いかに物価をあげつつも所得を増やして
物価上昇に見合った生活を得ることである。

サイゼリアで1000円も出せばお腹いっぱい食べられて
幸せを感じてしまうが、
いつまでもそれに甘んじていては
いけないと思うのだ。

今回の新政権が、物価高対策ではなく
それ以上に私たちに明るい未来を想像させる
施策を示してくれることを切に願っている。

ちなみに私の政治思想は比較的ニュートラルだと
思っているし、
特定の政治家の方を推しているわけではない。

だが、高市さんの話し方はなんだか
自分の話し方にベースが似ているきがして
妙な親近感を持っている。

テレビで関西出身のタレントが話すような
トゲのある関西弁ではなく
どこか柔らかい関西弁に懐かしさのような感じを
持ってしまうのだ。

これからの時代、推しの政治家(ポリティシャン)
略して推しポリを皆で気軽に言い合えるような
社会になればいいなと願っている。

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