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【創作大賞2026応募作】【動画付短編小説】【JACK】─第四部予告(98)

永い夜は、終わらない。

第三部で幕が下りたと思った者もいるだろう。
だが物語は、人が生きる限り、果てしなく続く。


【JACK】第四部

―帰還者たち―

大切なものを守るために、人はどこまで自分を失えるのか。


神宮寺──継承

子どもを授かった。
順子。
美咲。
沙織。
名前のない未来。
三つのベッド。

傷ついた三つの手が、小さな命を繋いだ。
誰かが、ようやく慟哭を忘れようとしている。

そして、新しい命だけが、何も知らず、清らかに眠っている。


南雲──帰還

あの夜、依頼人の未来を守るため、南雲は引き金を引いた。

正当防衛。

だが、暴力に代償がない世界など、どこにも存在しない。

鉄格子の中で失われた時間。

出所の日、迎えに来たのは保護司ただ一人だった。

「指導ではありません」
「伴走です」


仁──再生

左脚を失った男は、一年間の山籠りを終え、比叡山を降りた。

霧の向こうに、次代の影が立っていた。
クロウの名を継ぐ者──鷹宮。


五島雄二──生の美学

滅びを語る者は多い。
だが、
生きる覚悟を語る者は少ない。

「美しいのは、散ることじゃない。
立ち続けることだ」


そして、

夜の片隅には、再びあの看板が灯る。
JACK。

極楽でも煉獄でもない。

帰る場所を失った者たちが、もう一度歩き始める場所。

南雲
「血に染まり、手を汚すのは、オレ一人で十分だ」

神宮寺
「おかえり」

五島
「随分、長い散歩だったな」

南雲
「更生保護ってやつだ」

そして、時計の秒針だけが、何事もなかったように時を送り続ける。

雨に濡れた街灯の下で、人は去り、街も変わる。

それでも、灯りだけは消えない。


【JACK】第四部

『帰還者たち』

2026──

彼らの明日は、まだ終わらない。

濡れたレザーに刻まれた夜。
男は帰還する——
手錠をはめられながら。
 南雲の時計は、雨に打たれながら、
黙って時を知らせる。
長く寄り添った相棒も、
まもなく彼の腕を離れる。
小さな頭に触れる三つの手。
傷だらけの過去が、
初めて優しく名前を呼ぶ。
更新型エデン——
新章が幕を開けた。

※『JACK』の続きが描かれるかどうかは、創作大賞の結果を踏まえ、検討したいと思います。

※本予告の内容は、執筆の過程で変更となる可能性があります。

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