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100万円を大手損保3社に分散投資するという考え方


最近、保険会社について調べていて、投資先としても面白いのではないかと思うようになった。

私が注目したのは、日本の大手損害保険会社である、

東京海上ホールディングス
SOMPOホールディングス
MS&ADインシュアランスグループホールディングス

の3社である。

もちろん「保険会社だから安全」という話ではない。

むしろ私が面白いと思ったのは、1社を当てにいくのではなく、保険業界そのものに100万円を投資するという考え方である。

100万円を約3分の1ずつに分ける

例えば100万円なら、

東京海上HD 約33万円
SOMPO HD 約33万円
MS&AD 約33万円

という具合に分ける。

これなら、どこか1社の業績が悪化しても、残り2社である程度リスクを分散できる。

ただし、3社とも保険会社なので、これは「業種分散」ではない。

あくまで、保険という一つの業種の中で会社を分散する方法である。

配当だけでも年間3万円程度になる

現在の株価水準と会社予想配当から考えると、3社ともおおむね3%前後の配当利回りが期待できる。

仮に100万円全体で約3.2%なら、

100万円 × 3.2% = 年間約3万2,000円

となる。

税金を考慮する前の数字ではあるが、銀行預金とはかなり違う。

さらに重要なのは、現在の配当だけではない。

保険会社は増配にも注目したい

例えばSOMPOは、2026年度の1株当たり配当を200円と予想しており、会社資料では13期連続増配となる見込みである。しかも前年比33%増の配当を計画している。

MS&ADについても、会社資料では長期にわたって増配を続けていることが確認できる。

つまり、

今3%だから3%のまま

とは限らない。

例えば33万円で買った株から年間1万円の配当を受け取っていたとして、それが将来1万2,000円、1万5,000円と増えていけば、最初に投資した金額に対する配当収入は大きくなっていく。

ここが長期保有の面白いところだと思う。

保険会社は「保険料だけ」で稼いでいるわけではない

保険会社を見るとき、もう一つ重要なのが資産運用である。

顧客から集めた保険料をすべて現金のまま置いているわけではない。

債券や株式など大量の金融資産を保有し、それを運用している。

さらに大手損保は長年、多くの日本企業の株式を「政策保有株」として持ってきた。

現在はその政策保有株を減らす方向に動いており、売却によって生まれた資本を成長投資、配当、自社株買いなどに回す動きもある。

だから保険会社を見るなら、

保険料収入
+資産運用
+海外事業
+政策保有株の売却
+配当
+自社株買い

まで考えた方がいい。

東京海上についても、2026年度は海外保険事業の保険収益等を前年比10.7%増と予想しており、すでに国内損保だけを見る会社ではなくなっている。

「災害が増えれば保険会社が儲かる」は単純すぎる

ここは注意したい。

台風、地震、豪雨などの大規模災害が発生すると、当然ながら保険会社には大量の保険金支払いが発生する。

したがって、

災害発生=保険会社が儲かる

という単純な構図ではない。

むしろ巨大災害が集中すれば、短期的には保険会社にとって大きな負担になる。

それでも長期的には、リスクを計算して保険料を設定し、巨大な金融資産を運用しながら利益を生み出す仕組みを持っている。

私はここに保険会社の強さがあると思っている。

100万円を「一つの会社」ではなく「一つの産業」に投資する

私が今回面白いと思ったのはここである。

「東京海上が上がりそうだから100万円買う」

ではない。

保険業界に100万円投資する。

その100万円を大手3社に分ける。

そう考えると、個別企業の株価を毎日追いかける必要性も少し下がる。

もちろん株式なので元本保証ではないし、株価下落や減配もあり得る。

だから生活資金まで投資するものではない。

しかし余裕資金を長期間運用するのであれば、

株価の値上がりだけを狙うのではなく、配当を受け取りながら企業と一緒に資産を育てていく。

そんな考え方もできる。

100万円を一気に増やそうとするのではない。

100万円に毎年3万円程度の収益を生み出す可能性を持たせ、さらに翌年また100万円を追加する。

それを繰り返せば、

100万円
200万円
300万円
400万円……

と、配当を生み出す元本そのものが大きくなっていく。

私が株式投資で考えているのは、短期間で当たり銘柄を探すことよりも、こうした**「お金がお金を生み、その仕組みを毎年大きくしていく方法」**なのである。

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