「本当に野球で飯を食っていけるのかな」育成出身初の交流戦MVPになるまで
まさか、こんな日が来るなんて未だに実感が湧きません。
交流戦MVPを獲得したと聞いた時も、正直すぐには信じられませんでした。
育成で西武に入団した時は背番号122。
まず支配下選手になることしか考えていませんでした。交流戦優勝チームの中心にいることや首位打者、MVPといったタイトルは、当時の自分にとっては遠い世界の話でしたし、正直イメージできていなかったです。
気になって歴代の受賞者の名前を見てみると、本当にすごい選手ばかりです。近年だけでも、吉田正尚さん、山本由伸さん、岡本和真さん、村上宗隆さん…日本球界を代表し、メジャーでも活躍する選手たちの名前が並んでいます。
その中に育成出身の自分の名前が入るというのは、今でも不思議な感覚がありますね。
ただそれは、ここまで負け続け、苦しみながらも努力を続けてきた結果だと思っています。決して簡単な道のりではなかったからこそ、執念でもぎ取ったこの賞とチームの歴史を動かせたことに、特別な価値を感じています。

■ 球団初の交流戦優勝に導けた勝負強さ。その裏にあった失敗の積み重ね
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