芋出し画像

それはゎミじゃないの

マガゞンに远加しおいただきたした(*Ž▜*)
ありがずうございたす

仕事で䌺ったお幎寄りのお家。

広いマンションなんだけど、癜いビニヌル袋が山のように積み䞊げおあっお、足の螏み堎もありたせん。

実は、効さんがなくなり、その荷物を党郚、匕き取っおきたらしいんです。

ただ履けそうな・・・ずは蚀っおも、足の悪いおばあちゃんには無理ですが、きれいなパンプスずか。

掋服の類はただ、いいずしおですね。

もうがろ垃ず蚀っおいい、汚れたタオル。

甚途のよくわからない金属の棒。

ホントに片づけをするこずなく、いっさいがっさい、党郚、自分の郚屋に攟り蟌んだ感じなんですね💊

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で、ベッド呚りたでうずたかく積たれた、ビニヌルの山。

なだれおきたら埋もれおしたいそうな小さなベッドで、おばあちゃんは寝おいたす。

これ・・・火の気があったら、ものすごく危ない。

䞀瞬で火が回り、おばあちゃんは逃げ遅れおしたうでしょう。

おばあちゃんも、片づけなくおはいけないずいう意識は、かろうじおある様子で。

『あんた。ちょっず片づけおんか』

ずいうのですよ。

たあ、少しの時間、お手䌝いするくらいならいいかず思い、おばあちゃんの蚱可を埗お、袋を䞀぀開けたした。

どさっず出おきたのは、曞類の山。

生呜保険の請求曞やら、契玄の内容やら。

そんなはがきずか曞類が、䜕幎分か、無造䜜に攟り蟌んでありたした。

倚分、おばあちゃんには、芋おも、自分に必芁なものかどうか、わからないのでしょうね。

怪我をしたこずで、傷害保険の請求をしたのはいいものの、実際に、請求曞を曞くこずができないみたいなんですね。

そのたた、真っ癜の請求曞が出おきたした。

䜕床も、再送されお、期限たでに出しおほしいずメッセヌゞが添えおありたす。

同居の匟さんに䌝えお、保険䌚瀟に連絡を取りたした。

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他には、ハむヒヌルの靎。

効さんが若いころに履いおいたもののようです。

足の悪いおばあちゃんには、もう、おいおいおも䜿えないものです。

しかも、ずいぶん傷んでいお、修理するこずなく、䜿うこずも難しそうです。

これは捚おおもいいでしょう。

おばあちゃんに、これは捚おおもいいず思うよず䌝えるず、こういわれたした。

『それは、ゎミじゃないの』

そうなんです。

これは、効さんの思い出が詰たったもの。

おばあちゃんにずっおは、圢芋のようなものだったんですね。

でもね、郚屋のナむロン袋党郚が、効さんの圢芋では、生掻が成り立たない。

圢芋のナむロン袋に埋もれお、足の螏み堎もないのですから。

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圢芋を捚おろずは蚀いにくい。

でも、片づけは進たない。

倚分、専門の片づけの業者さんを呌んでも、おばあちゃんは、いうでしょう。

『これはゎミじゃないの』

そうするず、片づけるのは、䞍可胜になりたす。

必芁なのは、おばあちゃんが、効さんの思い出を、ゎミず化した遺品ず切り離すこずでしょう。

本圓に、倧切な遺品を、ひず぀かふた぀決めお、党おの思い出をそこに、倧切にしたう段取りが必芁なのです。

でも、おばあちゃんは、少し認知症も入り始めおいお、その䜜業はずおも難しそうです。

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埌日、おばあちゃんは自宅で転び、熱い味噌汁を足にかぶっおしたいたした。

糖尿病があったせいで、やけどは悪化し、赀くなった足は皮がむけ、入院するこずになりたした。

もう、䜕床も転んだ足は、杖を぀いお、やっずのこずでバランスをずっおいたすが、゚ックスの圢に固たっおしたっおいたす。

狭い家の䞭を歩くのも、倧倉そうでした。

病院から、斜蚭ぞの入居を勧められたしたが、おばあちゃんは、匷く断りたした。

効の圢芋の眠る、自宅ぞ垰りたいず。

自宅介護が始たりたしたが、玠人目に芋おも、歩きにくく、぀たづきやすい、耇雑な同線。

ずおも、ゆっくり過ごせる郚屋ではなくなっおいたした。

今は亡き、効さんの遺品が、他人の目にはゎミにしか芋えない圢で、うずたかく積たれ、郚屋は、陜の光が入らず、真っ暗です。

もう少し、早くに、効さんの遺品を敎理できおいたら、もしかしたら、怪我もやけどもしないで枈んだかもしれたせん。

いや、それでも、おばあちゃんは、効さんの匂いのするものを、すべお手元に眮いおおきたがったかもしれたせんね。

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どんなに倧切な人を亡くしおも、その埌、自分の人生を生きおいかなければなりたせん。

今のおばあちゃんは、効さんずの思い出の䞭を生きおいたす。

もう、今から、グリヌフケアをしお、思い出を敎理するのは、難しいでしょうね。

倧切な効さんが亡くなった日、おばあちゃんの時間は止たっおしたったのかもしれたせん。

でも、効さんは、そんなお姉さんを芋お、悲しいかもしれたせんね。

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ゎミ屋敷の問題は、心の問題ず぀ながっおいたす。

単に、セルフネグレクトで片づけが進たない堎合もありたすが、このおばあちゃんのように、すべおを遺品ずしおカりントしおしたう䟋がありたす。

䌌たような心境に、倧奜きな恋人のものなら、食べたお皿を掗わずにカビだらけで眮いおおく䟋ずか、錻をかんで捚おられたティッシュを、倧切にしたいこんでいるような䟋がありたす。

他人にはゎミでしかないものが、圓人には、宝物なんですね。

本圓は、思い出や、人を愛する心を倧切にしたいはずなのに、モノを通しおしか、それが実行できない心理状態に陥っおいたす。

ひずは、目に芋えないものを、い぀たでも倉わらずに持っおいるのが苊手なのかもしれたせん。

目に芋えるモノに結び぀けおしたえば、維持しやすいですからね。

ひず぀やふた぀、思い出の品や、遺品を持぀のは、垞識の範囲なのですが、床を越すず、問題が起きたす。

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本圓に、難しい問題です。

圓人は、問題意識がありたせんから。

心の敎理は、時に蟛く、䜕かを捚おなければならない時がありたす。

それが蟛すぎるず、䞀旊停止しお、すべおをそのたたにしおしたうんですね。

考えるこずを攟眮しおしたうんです。

珟実に向き合うのが蟛いので、攟眮するこずで、珟実逃避するんです。

もう、こうなっおしたうず、本人に心境の倉化があらわれるたで、数幎他院の時間がかかるので、私も、どうしおあげるこずもできたせんでした。

おばあちゃんの悲しみず効さんを倱った喪倱感が、深いずころで癒され、遺品を敎理できる日がくるこずを祈っおいたす。

今日はこの蟺で。

おしたい。

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