【詩】泳ぐシャツ
ずっと……恋におちている
いつか、底にたどり着くだろう
けれど、今はあなたに流されたままがいい
真夏の冷たいシャワーのように現れた人
シャツが泳ぐほどの、薄っぺらい身体
のぞく肌は、透肌
白く細い綺麗な指
私がいつもくしゃくしゃにする、肩までの柔らかな髪
真っ赤な太陽が沈む
悲しみを月が満ちるように包みこむその笑顔は、私だけの月光
こんなにも暑いのに、彼の手は、とても冷たい
重なった私の手が、気持ちよく冷やされていく
時折、あなたが透明に見えるから
消えないように
飛ばないように
結んだ手に、赤い糸を絡める
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