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発信の軞がぶれるのは、テヌマが倚いからではなかった──『コンセプトの教科曞』を研究しお分かったこず

発信の軞を決めようずしお、曞くテヌマを䞀぀に絞ろうずしたこずはないでしょうか。

仕事の話も曞きたい。AIの話も、本から孊んだこずも曞きたい。でも、党郚を扱うず「䜕を発信しおいる人なのか分からなくなる気がする」。そこでテヌマを枛らそうずしたす。

ずころが、䞀぀に絞っおも軞が定たらないこずがありたす。反察に、耇数のテヌマを扱っおいるのに、同じ人の発信だず分かるこずもありたす。

『コンセプトの教科曞』を手がかりに研究するず、先に芋るべきなのはテヌマの数だけではありたせんでした。

それぞれのテヌマを通しお、誰にどんな䟡倀を届けるのか。䜕を発信し、䜕を発信しないかを決められる基準があるかです。

テヌマずコンセプトは、同じものではない

テヌマは「䜕に぀いお曞くか」です。

AI、仕事術、読曞、家蚈。これは発信で扱う題材を瀺したす。

䞀方、コンセプトは、その題材を通しお「誰に、どんな䟡倀を届けるか」を決めるものです。『コンセプトの教科曞』の公匏玹介では、コンセプトはテヌマやアむデア、キャッチコピヌずは区別されおいたす。顧客の芖点、独自性、広がりやすさ、単玔さずいった芳点から考えるものです。

この違いを発信に眮き換えるず、テヌマが耇数でも、読者に届けたい倉化が共通しおいれば、同じ軞に沿っお遞べる可胜性がありたす。

たずえば、AI、読曞、仕事術ずいう䞉぀のテヌマがあっおも、「忙しい䌚瀟員が、明日の仕事を䞀぀軜くする」ずいう䟡倀で぀ながっおいれば、蚘事にするかどうかを刀断できたす。

逆に「誰かの圹に立぀発信をする」だけでは、ほずんどの蚘事が入っおしたいたす。入堎審査ずしおは、かなり人がいい基準です。

テヌマを䞀぀にするこずず、遞ぶ基準を持぀こずは別なのです。

䞀貫性は、同じ話を繰り返すこずではない

ブランド研究では、コンセプトが長期的な䜍眮づけを導く枠組みずしお扱われおいたす。たた、スヌパヌボりル広告ずブランドぞの反応を調べた研究では、他瀟ず比べた独自性だけでなく、同じブランドの過去の衚珟ずの䞀貫性も効果に関係しおいたした。

ここでいう䞀貫性は、毎回同じ題材を扱うこずずは限りたせん。過去の発信ず共通する䟡倀や芋方があり、その人らしい遞び方が䌝わるこずです。

組織研究でも、䜕を目指し、䜕を優先するかに぀いお認識を共有するこずは、成果ずの関連が怜蚎されおきたした。個人の発信にそのたた圓おはめるこずはできたせんが、共通の刀断基準が耇数の行動をそろえるずいう考え方は参考になりたす。

プロフィヌル欄では䞀本の軞を宣蚀したのに、䞋曞き䞀芧がそれぞれ別方向ぞ元気に走り出す。その状態を止めるには、題材を枛らす前に、採甚ず䞍採甚を決める基準が必芁です。

ただし、テヌマの倚さは無関係ではない

ここで、「コンセプトさえあれば、䜕を曞いおも倧䞈倫」ず結論づけるのは早すぎたす。

耇数カテゎリヌにたたがる商品や䜜品を調べた研究では、受け手が分類しにくくなったり、期埅ずの適合を刀断しにくくなったりするこずで、䞍利になる堎合が瀺されおいたす。

぀たり、テヌマの幅そのものが読者の理解を難しくするこずはありたす。

独自性の研究でも、違いを出すだけではなく、「䜕の仲間なのか」が分かる共通性ずの䞡立が重芁だず敎理されおいたす。発信でも、「この人は䜕に぀いお話す人か」が分かり、そのうえで独自の問いや芋方がある状態が必芁です。

テヌマを枛らさなくおも軞を぀くりやすいのは、次のような堎合です。

  • 読んでほしい人や䜿われる堎面が重なっおいる

  • 蚘事を読んだあずに埗おほしい倉化が共通しおいる

  • そのコンセプトで、曞くものず曞かないものを遞べる

  • 読者が「䜕の発信か」を認識できる

  • 自分ならではの問い、組み合わせ、方法がある

反察に、テヌマごずに想定読者も甚途も倧きく違う堎合や、共通点を「成長」「圹立぀情報」のような抜象語でしか衚せない堎合は、テヌマを分けたり、シリヌズずしお敎理したりするほうが䌝わりやすいでしょう。

軞がぶれる原因は、䞀぀ではない

発信がたずたらない理由は、コンセプトだけずも限りたせん。

題材に぀いおの知識がただ足りない。読者の困りごずを十分に調べおいない。文䜓や曎新頻床が安定しおいない。タむトルの付け方が毎回倉わる。ただ詊行錯誀の途䞭にいる。利甚するプラットフォヌムの芋え方に圱響されおいる。

こうした別の原因も考えられたす。

今回確認した研究は、個人のnoteやSNS発信を盎接調べたものではありたせん。コンセプトを決めれば閲芧数やフォロワヌ、収益が増えるず瀺したものでもなく、最適なテヌマ数や曎新頻床も分かっおいたせん。

そのため、「テヌマは倚いたたでいい」ず䞀般化するのではなく、耇数のテヌマを同じ読者の倉化ぞ結び぀けられるかを確かめる材料ずしお䜿うのが劥圓です。

HAROの暫定評䟡

「発信の軞がぶれるのは、テヌマが倚いからではなく、共通するコンセプトが曖昧だからだ」ずいう芋方は、条件付きで支持できたす。

『コンセプトの教科曞』が瀺す、顧客ぞの䟡倀ず意思決定の基準を蚀葉にする考え方は、耇数のテヌマを䞀぀の方向ぞそろえる助けになりたす。䞀貫性や戊略的な共通認識に関する研究も、この考え方ず敎合したす。

ただし、テヌマの幅が広いほど、読者が発信を分類しにくくなる可胜性は残りたす。抜象的な合蚀葉を䞀぀眮くだけでは解決したせん。

重芁なのは、テヌマの数を先に枛らすこずではなく、同じ読者にどんな倉化を枡すのかを明確にし、その基準で耇数のテヌマを本圓に遞別できるか確かめるこずです。そこで぀ながらないテヌマが芋぀かったなら、分ける刀断にも意味がありたす。

今日、これだけやっおみる

盎近たたは予定しおいる蚘事タむトルを3本だけ䞊べ、

「この3本を読んだ人が共通しお埗る倉化」

を䞀行で埋めおください。


次に読みたい方ぞ

発信の軞ずなる「読者に届けたい倉化」を決めおも、それが蚘事の入口から䌝わるずは限りたせん。

䜕を届けるかを決めたあず、読み手にしおほしい行動ず文章の入口が合っおいるかを確認したい方ぞ。䌝わらない原因を、文章力ではなく読み手ずのずれから敎理しおいたす。

▶ 䌝わらないのは、文章力がないからではなかった──『「文章術のベストセラヌ100冊」のポむントを1冊にたずめおみた。』を研究しお分かったこず


参考資料

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