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​日経平均6万6千円、普通預金1%の時代へ。僕が"現金"を少しずつ手放している理由(2026年5月)


​🎯 はじめに:この記事の結論(3行)


  • ​2026年5月29日、日経平均は終値で初の6万6,000円台(6万6,329円、年初来+30%超)。

  • ​一方で4月のコアCPIは+1.4%、3カ月連続で2%割れ。でもこれは補助金と無償化政策が"見かけ"を下げているだけ、というのが僕の読みです。

  • ​「凪に見える数字」と「現場の重さ」のズレ。今回はそこを、24年相場を見てきた一人の人間として、静かに書きます。


​📈 日経6万6千円は、もう"バブル"だけでは説明できない


​5月29日、日経平均は終値で初めて6万6,000円台に乗りました(6万6,329円、前日比+1,636円)。ザラ場では6万6,505円。年初からの上げは3割を超えています。

​僕がこの数字を見て感じたのは「お祭り感」ではなくて、もっと静かな違和感でした。AIブームが特定の銘柄の熱狂を超えて、電子部品の奪い合いという"実体経済のボトルネック"になり始めている。5月25日には積層セラコン(MLCC)の値上げ期待で太陽誘電がストップ高、29日には村田製作所も急伸しました。

​NVIDIA周辺 → メモリ → そしてコンデンサへ。「いくらでもいいからモノを確保したい」という流れが、川上から川下へ広がっている。

​※ここから先、完成品(車・家電)の値上げがどこまで進むか?MLCC「積層セラミックコンデンサ」の値上げは事実、個人的には"2桁上昇"を予測しています。


​🏦 普通預金「1%」が、静かに意味していること


​先日、東京スター銀行が普通預金金利を1%にする方針を出しました(5月27日報道)。定期ではなく、普通預金です。

​去年までは0.6%、今年1月に0.7%、そして今回1%。引き上げのスピードがそのまま、預金獲得競争の激しさを表しています。

​※"無条件で誰でも1%"ではなく、給与・年金受取などの条件付き優遇です(条件なしの基準は0.2%)。


​なぜ銀行はここまで金利を上げてでも資金を集めるのか。背景に企業の旺盛な資金需要があるのでは——というのは僕の解釈です。確かなのは「銀行が金利で預金を取りに来る局面に入った」という事実の方。

​メガバンクからも前向きな声が出ています。みずほFGの木原社長は5月27日、日銀は6〜7月に利上げと予想し、「0.5%のような大胆な利上げなら債券市場にとって好ましい」と述べました。教科書的な"利上げ=引き締め=悪"という反射神経は、一度しまった方がいいのかもしれません。


​🤔 Q. 数字は1.4%なのに、なぜ現場はこんなに重いのか


​4月のコアCPIは前年比+1.4%。3月の+1.8%から縮小して、3カ月連続で2%割れ。市場予想の+1.7%も下回りました。

​ここで「ほら、インフレは落ち着いている」と読むと、たぶん足をすくわれます。今回数字が下がった主因は、ガソリン補助の再開、電気・ガス補助、小学校給食費の無償化、保育料の無償化——つまり政策が指数を機械的に押し下げているから

​補助金をはがした基調を見ると、景色が変わります。

  • ​生鮮・エネルギーを除く新コアコアCPIは+1.9%

  • ​春闘の賃上げは3年連続で5%超

  • ​中東情勢で原油が高止まりすれば、原材料・輸送費を通じて広く波及するリスク

​公式の数字は凪。でも基調は、静かに熱を持っている。これが今、僕が一番伝えたい温度差です。

​※今回のCPIが弱かったため「日銀の早期利上げを後押しするものではない」という見方も出ています。だから僕も"断定"はしません。あくまで備えの話です。


​⚠️ 補助金のパラドックス——数字を下げる努力が、いずれ価値を削る


​ここで一つ、僕がずっと引っかかっていることを書きます。

​政府は補助金で物価を下げようとしている。ガソリンも、電気・ガスも。一見、家計に優しい。でも補助金は財政支出です。本来なら値上がりで「買い控え」が起きるはずのところを、安く保つことで需要を下支えしてしまう。

​しかも見かけのCPIが低く出れば、日銀が利上げを遅らせる口実にもなる。金融は緩いまま、需要は支えられたまま——これはインフレの火を消すというより、毛布をかぶせているだけかもしれません。

​そして補助金は、いつか終わります。剥がせば、抑えていた分の価格は戻ってくる(実際、電気・ガス補助の縮小はCPIの押し上げ要因になっています)。

  • ​補助金は物価を「消す」のではなく、「先送り」しているだけ

  • ​財政で需要を支え続ければ、中期的にはむしろインフレを助長しうる

  • ​それは巡り巡って、お金そのものの価値を削っていく

※ここは僕の見立てです。効き方は財源(赤字国債か税か)や期間によって変わります。ただ「物価数字を下げる努力そのものが、お金の価値を下げる方向に働きうる」——この皮肉は、頭の片隅に置いておく価値があると思っています。


​🦁 なぜ僕は、現金を"少しずつ"手放しているのか


​僕は「DIE WITH ZERO」の哲学を大事にしています。使い切るという意味だけじゃなく、資産価値と人生の満足度を最大化するという意味でも。

​その実践の一つが、実は住まいでした。僕は中古マンションを、変動金利のフルローンで最近買いました。手元の現金を頭金にドンと入れるのではなく、あえて借りられるだけ借りて、現金は運用に回す——そう決めました。

​理由はシンプルです。借りたお金のコスト(ローン金利)より、そのお金を運用したときに期待できるリターンの方が高い、と考えたから。

  • ​変動金利は今のところ低く、そのコストを上回るリターンを運用で狙えると判断した

  • ​その差(スプレッド)の分だけ、現金を寝かせるより、運用に回した方がプラスになりやすい

  • ​しかも借りた元手で買った実物(不動産)は、インフレ局面では価値を保ちやすい

ここは誤解されたくないので、はっきり書きます。変動を選んだ僕の考えは「インフレで借金が目減りする」ではなく、「運用に回した方がポジティブ」という一点です。固定金利なら"借金が目減りする"がキレイに効きますが、変動は金利も動くので、そこは分けて考えています。

​そして、変動金利の怖さからも目をそらしません。

  • ​日銀の政策金利は現在0.75%、市場は1.5〜2.0%への着地も意識しています。利上げが進めば僕の返済コストも上がり、運用との"差"は縮まる

  • ​変動には返済額の急増を抑える仕組み(5年ルール・125%ルール)がありますが、これは痛みを先送りするだけで、消すものではない

  • ​本当のリスクは「借金 × 相場の暴落 × 自分の動揺」が同時に来ること。レバレッジは、上げる時も下げる時も効きを強くします

​だから僕は「みんな変動フルローンで運用しろ」とは言いません。これは、自分のルールと許容度の中で、リスクを引き受けると決めた僕の賭けです。スプレッドが続く前提が崩れたら、判断も変える。ここは推測も含むので、最後はご自身の数字と覚悟で確かめてください。

​共通しているのは一つだけ。現金を口座で寝かせ続けるより、ルールに沿って"溶けないもの"へ移す——株式でも、自己投資でも、住まいでも。感情ではなく、淡々と。

​VIX、Fear&Greed、RSIで温度を測り、需給(空売り比率や海外勢の動き)を冷静に見て、ポートフォリオを時代に合わせて微調整する。派手な一発ではなく、静かに。



​📝 今日からのアクション(小さく3つ)


  • ​現金比率を一度だけ確認する。多すぎないか、少なすぎないか。

  • ニュースの裏側を見る癖をつける。「なぜ銀行は1%を出すのか」「なぜ補助金で数字が下がるのか」まで一段掘る。

  • ​自分のルールを言葉にしておく。次に相場が荒れた時、感情で動かないために。


​最後に。半世紀生きて、24年相場の世界にいて、僕がいまだに信じている言葉です。

未来は、準備した者だけのものです。

​あなたは今、現金比率を「上げて」いますか、それとも「下げて」いますか。

よかったらコメントで一言だけ教えてください。僕はそれを読んで、自分の戦略を研ぎ澄ます参考にしています。

​この記事が役に立ったら「スキ♡」と「フォロー」を。それが次の発信のエネルギーになります🦁


​📌 免責事項:

本記事に掲載されている内容は情報提供を目的としたものであり、投資助言を目的としたものではありません。投資の最終決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。

🦁 ふっくん

外資系ビジネスマン × 投資歴24年。

朝3分で米国市場を振り返り🇺🇸→日本株を展望🇯🇵

平日は毎朝の相場整理、週末は投資戦略×働き方×人生設計を深掘り📈



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