【フランチャイズビジネス】チェーン展開で9割が失敗する理由......「商品」「サービス」ではなく「〇〇」で決まるという現実
前回の記事では、「そのビジネスはフランチャイズ化できるのか?」というテーマで、
商品の付加価値
再現性
仕組み
などについてお話ししました。
そして、「やれるかもしれない」という手応えを感じた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし――
ここから先が本番です。
■ 「よし、打って出るぞ!!」のその先
例えばあなたが、
1店舗、あるいは2店舗を成功させ
売上も安定し
自信もついてきた
そして、「よし、フランチャイズ展開だ!!」と決意したとします。
この瞬間、多くの経営者が思うのは、
どうやって加盟店を増やすか
どうやって売上を伸ばすか
です。
しかし、実際に直面するのは、もっと根本的な問題であることを理解する必要があります。
■ 「今まで出来ていたことが出来なくなる」
これが最初の壁です。
今までは、
自分が見て
自分が判断し
自分が指示していた
だから回っていた。
しかし、フランチャイズ化すると、それは通用しません。
なぜなら、店舗を運営するのは「赤の他人」だからです。
■ フランチャイズビジネスは「他人資本のビジネス」
ここが本質です。
フランチャイズとは、「他人のお金で、自分のビジネスを拡大する仕組み」です。
つまり、
加盟店は数百万〜数千万円を投資し
ロイヤルティーを支払い
あなたのビジネスを運営する
という構造になります。
■ 加盟店の本音
ここで少し考えてみてください。
加盟店の立場から見れば、どうでしょうか?
高額な投資をする
リスクを背負う
未知のビジネスに挑戦する
その見返りとして期待するのは、当然、「本部の手厚いサポート」に他なりません。
■ サポートがないフランチャイズビジネスは崩壊する
もし、
指導がない
ノウハウがない
支援がない
そんな本部だったらどうなるか。
答えは簡単です。
加盟店は離脱します。
そして最終的には、チェーンは崩壊します。
そういうチェーンは山ほどあります!!...…というか、そういうチェーンを数多く見てきました💦
■ だから「組織」が必要になる
ここで初めて登場するのが、組織です。
フランチャイズチェーンとは、単なる店舗の集合体ではありません。
「支援組織」そのものなのです。
■ 仕事は一人ではできない
これは当たり前の話ですが、非常に重要です。
どれだけ優秀な経営者でも、
店舗開発
運営(経営)指導
商品開発と供給
管理
すべてを一人でこなすことは絶対できません。
いや、やろうとすると必ず破綻します。
■ アーリーステージに必要な4つの組織
では、フランチャイズ初期に必要な組織とは何か?
結論から言うと、次の4つです。
① 運営(オペレーション)
これは言うまでもなく、店舗を成功させるための中核機能です。
具体的には、
店舗指導(SV→過去記事をご参照ください)
オペレーション標準化
教育・研修
です。
ここが弱いと、加盟店(フランチャイジー)は確実に失敗します。
② 開発(物件・加盟店)
次に重要なのが開発です。
物件開発
加盟店募集(リクルート→物件開発も含め過去記事をご参照ください)
この2つを担います。しかし、この部門は非常に難易度が高い。
なぜなら、
不動産知識
契約知識
経営理解
すべてが必要だからです。
③ 商品(MD・販促)
前回の記事でも触れましたが、
商品開発
商品選定
販促(MDについても、過去記事をご参照ください)
はチェーンの生命線です。
商品選定や供給力が弱ければ、どんな仕組みも意味をなしません。
④ 管理(バックオフィス)
そして忘れてはいけないのが管理部門。
契約管理
会計
法務
人事
など、見えないところを支える重要な機能です。
■ この4つが揃わないとどうなるか
この4つのうち、どれか一つでも欠けるとどうなるか。
例えば、
運営が弱い → 店が潰れる
開発が弱い → 拡大できない
商品が弱い → 売れない
管理が弱い → トラブル続出
つまり、チェーンとして成立しないのです。
■ 「10店舗の壁」
経験上、「10店舗を超えられるかどうか?」が一つの分岐点です。
この段階で組織が整っていないと、
商品やサービス品質がバラつく
お客様からのクレームが増える
加盟店が不満を持つ
という状態になります。
■ 「組織は後で作ればいい」という罠
よくあるのがこれです。
「組織なんて後から作ればいい」
これは、非常に危険な考え方です。
なぜなら、
人材はすぐに育たない
ノウハウはすぐに蓄積できない
組織文化は時間がかかる
からです。
■ 実は一番難しいのは「人探し」
フランチャイズ展開で最も難しいのは、商品でもなく、仕組みでもなく、人です。
特に、
開発(物件開発、加盟店開発)人材
SV(スーパーバイザー)人材
MD(マーチャンダイジング)人材
は極めて希少です。(というか、即戦力はいないと考えたほうが無難です)
■ 外部パートナーという選択肢
そのため、
物件開発会社
加盟店募集会社
といった外部パートナーを活用するケースも多くあります。
ただし、ここにも大きな落とし穴がありますのでご注意を!!
※ ここでは大人の事情で深くはお話しできません….m(_ _)m
■ 「理念」が合わないと崩壊する
フランチャイズビジネスは、単なるビジネスではありません。
本部と加盟店との運命共同体ビジネスなのです。
従って、理念が合わないと必ず破綻します。
■ 武田信玄の言葉
ここで有名な言葉を一つ。
人は城、人は石垣、人は堀
これはまさに、フランチャイズビジネスそのものです。
■ フランチャイズ成功の本質
ここまで読んでいただいた方なら、もうお分かりだと思います。
フランチャイズビジネスの成功は、商品やサービスではなくフランチャイズビジネスを支える「組織で決まる」という事を。
■ 最後に
繰り返しになりますが、もしあなたが今、
フランチャイズ展開を考えている
規模の拡大を狙っている
のであれば、まず考えるべきは「組織をどう作るか」です。
商品は真似されます。
仕組みも真似されます。
しかし、組織だけは簡単には真似できません。
これが、フランチャイズビジネスの本質です。
組織づくりの為の良きパートナー探しが必要ですね (´∀`)
フランチャイズビジネスで疑問点や困っている事がありましたら、お気軽にコメント欄からのメッセージをお待ちしています!!
