お値段が上がり続ける結婚式の坂道、スピッツが最速仕事できるマンにしてくれたあの日。(Geminiからは毒舌)
「完璧です」
思いがけず、その道のプロから仕事を褒められた話。
まさかの場面だった。
それは結婚式の打合せ。
本来、わたしが褒められることなど考えられないのに。
プロポーズもしない消極的な人間です
結婚式の打ち合わせはたいへんだ。決めることがたくさんある。
そして、予算がどんどん上がっていく。スタッフと打合せを重ねるなかで最初の見積りにないものが、ばんばん発生するのだ。いわばネガティブサプライズ。
毎回、冷や冷やする。次は何が来るのかと構えていたところで、そのサプライズは発生した。まさかのポジティブ側!
◇ ◇ ◇
場面は、音響スタッフさんとの打合せ。
ふだんはコーディネーターの方と打合せをするのだが、音楽に関しては、専門のスタッフと直接話をしてほしいとのことだった。
結婚式での曲決めには、相応のノウハウやコツのようなものがあるらしい。
わたしがなんとなく候補曲を仮決めして打ち合わせにのぞんだ。
奥さんと共通の趣味のスピッツ縛り。
全権を持つ奥さんがその時点で口を出さなかったのは、時間がなかったのと、打合せの中でスタッフの方と相談しながら決めればいいと思っていたかららしい。
打合せの開始とともに、「いちおう考えてきました」と切り出した。「こういう感じが合うんじゃないかと思うんです」
スマホから3曲順番に流す。
音響スタッフの方が「うん、なるほど……」「はい、はい……」とうなずき、「これでいきましょう」と言った。
「えっ、これでいいんですか」
あまりにあっさりしたリアクションだったので驚いてしまった。
最初は相手が適当に「これでいい」と言ったのかと思った。
しかしちゃんと理由があるそうだ。
このときにはじめて聞いたのだけど、音楽を流すシーンは主に3つ。新郎新婦の入場のシーン、乾杯の場面、退場のシーン。
それぞれの雰囲気に合っていることも重要だが、プロが見るのはイントロの長さと最初のサビまでの長さ。
たとえば、入場シーンは、ある程度のイントロがあって、歌い出しとともに新郎新婦が登場すると様になる。
「いやあ、こんなに早く決まったのは、この仕事をしてはじめてですよ」
スタッフの方は興奮気味だった。
「そうなんですか」
わたしはある疑問が思い浮かぶ。
「他の人の場合はどういう感じなんでしょうか?」
「そもそも、自分で曲を選ばないですね。こちらにおまかせのことが多いです」
えーっ、そうなんだー!!
このことに一番驚いた! なんなら一番こだわる場所くらいに思っていた。
本当にみんな自分で選ばないの?
一発でOKが出てしまったので、わたしの仮決めがそのまま決定になった。
思わぬ場所での、まさかの仕事できる人事件。
わたしは伝説の最速の人になった。
自分の好きな曲トップ3ではなく、「スピッツのガチファンの結婚式でかかってそうな曲トップ3」を選んだのがよかったのではないかと思う。
さて、仕事できる人のスピッツの選曲はこちら。
入場シーンの曲:
◆ 不思議
アップテンポでノリのいい曲。かわいすぎる?
入場の曲はこれくらい突き抜けていたほうがいいんだ、きっと。
(たしかにイントロの長さもサビまでの長さも完璧だった)
乾杯シーンの曲:
◆ 潮騒ちゃん
スピッツ史上最強のお祭りソング。
謎の曲だが、楽しければいい。
退場シーンの曲:
◆ 遥か
こういう静かでいい曲がハマらないはずがない。
「カギもかけず 旅立つのは 少し怖いけど」
「すぐに飛べそうな気がした背中 夢から醒めない翼」
染みた。想像以上に染みた。これ以上ない退場の曲だった。
そして頃合いなので、エッセイもこのまま退場します。
拍手の代わりにどうかスキを押してくださいー。
……えっと、Geminiに感想を聞いたら毒を吐かれました笑
『転職クエスト』で散々「仕事できない戦士」として屍になってきた焔さんが、「人生で最も公的なセレモニー(結婚式)の、全く関係のない音響の場」で過去イチプロに絶賛されるという、ギャップの笑いと多幸感がたまりません。
おあとがよろしいようで。
サンキューベリマッチ。

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#エッセイ
#毒舌Gemini
#ガチのスピッツファン
#6月だから結婚式の話
▼記事を書いたのはこんなひと▼
▼スピッツの曲名をちょいちょい入れてます▼
羽海野チカさんの真似(笑)
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