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一万円選書がやってきた

以前読書日記で取り上げた砂川のいわた書店さん


2026年、元旦に今年の選書の申し込みが開始になるということで、
喜び勇んで申し込みをしました。

10時から申し込み開始でしたが、まっっっったく繋がらず。
何度も何度もトライして1時間。ようやく申し込みできました。
(記録を見ると11時3分に予約が完了していました)

ちなみに2026年前期と後期があったのですが、すでに前期の予約は終了。
後期の予約分に滑り込みしました。

申し込みの順番が回ってくると連絡が来ることになっており、後期なのできっと忘れた頃に来るんだろうな、なんて思っていたら3月末に「4月分でお受けできることになりました」という連絡が!!


予想外の早さにおおっと思いつつ、こちらに記入を・・・と送られてきたカルテを見ます。
カルテは書籍に書いてあるものと全く同じでした

ーこれまで読まれた本で印象に残っている本を20冊教えてください

ーこれまでの人生で嬉しかったこと、苦しかったことは?

ー何歳のときの自分が好きですか?

ー上手に歳をとることができると思いますか?
もしくは、10年後どんな大人になっていると思いますか?

ーこれだけはしない、と決めていることはありますか?

ーいちばんしたいことはなんですか?
あなたにとって幸福とは何ですか?

ーそのほか何でも結構ですので、あなたについて教えてください。
ゆっくり考えて書いてみてください。

書籍「一万円選書」より


カルテの記入は時間も熱量も必要でした。
ああでもない、こうでもないと熟考を重ねて記入していきます。
(おそらく、カルテの提出が遅れる人が案外いて、早く順番が回ってきたのかと・・・)


印象に残っている本20冊には○△×を書く欄もありました。
選書の参考にするのだろうから、これは好きな本だけじゃない方がいいのかもしれない。敢えて△や×の本も数冊入れてみました。
(テーマは好きでも文章表現やセンスがどうしても合わない作家さんもいるし、バッドエンドの話、例えラストに救いがあっても作中で登場人物や生き物が虐待や犯罪、被害に遭う話はNGと記入しました)


その他、自分について悩みつつ記入していきます。
ここでカッコつけてもしょうがない。
包み隠さず(?)弱っちいダメダメでダサダサな自分についても素直に書いていきます。

自分の過去、今の自分。そして普段は目を向けない内側の深い部分ついて。
書き出すと止まらなくなり、気づけばおそろしく長くなってしまいました(汗)
長いと読むのもひと苦労だと思うので、あくまでも ”本を選んでもらうために参考になりそうな内容” に絞り、かなり削りました。

たかが本を選んでもらうための参考資料。
でも、わたし自身の人生を振り返り、客観視して感じる。とてもいい機会になりました。

そうして作成したカルテを送ってから3週間後、選書が終わりましたという連絡が入りました(早!)

そこで既読の本がないかの確認をして(ある場合は差し替え)書籍代をお振り込み。振り込み確認後書籍が発送されます。
わたしは読んだことのない本ばかりだったのでチェンジなしでそのままお願いしました。


そうして、GWに入ったばかりの某日、いわたさんによるわたしへの選書が送られてきたのでした。



包みに押してあったスタンプ
包みも撮影しておくべきだった・・・荷を解いてから後悔!


いわたさんの書皮、いいなあ!
紙袋も街の本屋さん、という感じですごく好き



届いた本はこんな感じ。
わたしは10冊でした(選書によって多少の差異あり)



・手から、手へ
・家事か地獄か
・ぼくたちはどう老いるか
・雷電本紀
・宙わたる教室
・清浄島
・大事なことほど小声でささやく
・傷を愛せるか
・エンド・オブ・ライフ
・ちいさな桃源郷


「ちいさな桃源郷(山の雑誌アルプ傑作選)」は猪谷六合雄さんの本を選んだからかな、相撲が好きと書いたので「雷電本記」が入ったかのかも
なんていろいろ考えると面白いです(笑)


書皮を外すとこんな感じ


いわたさんから送られてくるメールも、書籍と同封されていたお手紙も
どれもすごく良くて、深く染み入りました。


選書を申し込んだ人への手紙を全部載せるのは憚られるので、
一部だけ抜粋してみます。

(略)僕の選んだ本をそうぞ楽しんでください。世界は驚きに満ちていて、明日は何が起こるか判りません。心細いけど、もうちょっと先まで行ってみましょうよ。人生は嬉しくていとおしいものなのです。なんだかドキドキしませんか?このうちの一冊でも、あなた様の人生に寄り添ってくれる本となっていただけたら、本屋としてこんな幸せなことはありません。



嬉しいことも辛いこともいろんな経験をしてきたからこそのいわたさんの、慈しみにも似た、あたたかな眼差し。

選書だって誰でもいいわけではなくて、みんないわたさんからのバトンを受け取りたくて、いわたさんに選書を託すのだと感じました。



若い頃ならこんな素敵な手紙をいただいたら(みんなに同じものを送ってるのだと分かっていても)感激のあまり、つい熱意のこもった連絡をしてしまったと思います。

(もちろん好意的な反応は嬉しいと思うけど)でも、そういう声に対応する余裕があるなら、いわたさんは一人でも多くの人の本を選びたいのではないかな。そう思ったので最低限のお礼の連絡に留めました。


何よりきっと、いわたさんがわたしに伝えたいことはこの書籍たちに
すべて書かれているだろうから。


いわたさんから託されたバトン。
ゆっくりじっくり本を開いて楽しんでいこうと思います。


機会があったら感想をさらりと投稿したいと思います。
よかったら読んでもらえると嬉しいです。



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