【大学生サッカー】2日連続の練習試合で見えたチームの課題と成長 #146
2日連続の練習試合から見えた、守備と攻撃の現在地
こんにちは。
「いい内容だった」で終わらせず、公式戦で同じことが起きたらどうなるか。
2日連続の練習試合を通して、チームの現在地と、修正すべき課題が見えてきました。
今日は30分×3本。
1本目:3-1
2本目:3-2
3本目:3-0
3本とも勝ち切ることができました。
ただし、失点が重なったことは大きな課題です。しかも、失点の仕方がよくありませんでした。
9月末には、中2日で公式戦が3連戦あります。
今回の2日連続の練習試合も、その準備の一つです。
昨日は「意識」で良くなる部分がとても良かった
昨日は、とてもいい内容でした。
どんな相手であっても、いい勝負ができるようなプレーができていました。
攻撃のテンポ
守備の意識
背後を取られた時の帰陣
特に、意識することで良くなる部分が、とても良かったと思います。
だからこそ、今日の失点は課題としてしっかり捉える必要があります。
今日の最大の課題は「失点後の働きかけ」
1本目の終了間際、自分たちのミスから失点しました。
そこで流れを失い、2本目にその流れを引き戻すことができず、2失点。
もちろん、疲労があったことも原因の一つです。
ただ、それだけではありません。
失点した時に、チーム全体へ働きかけることができなかった。
ここが大きな原因です。
公式戦になって、同じようなことが起きてはいけません。
👉 失点そのものだけではなく、失点した後にチームとしてどう反応するかが重要です。
守備
相手は4-4-2の配置でした。
2FWが2CBを背負ってターゲットになり、残る8枚がボール周辺に集まって数的優位を作ろうとしていました。
ビルドアップでは、
GKやCBから浮き球で2FWの胸元へ入れる
SBから斜めのごろパスで2FWへ入れる
という形を狙っていました。
特に、SBから2FWへのパスがうまかったです。
手前のFWが受ける動きをして、CBが食いついたらスルー。
奥のFWがボールを受け、手前のFWが背後へ抜ける。
この形を使って前進してきました。
また、相手のVOには攻撃の起点となる選手がいました。
プレッシャーをかけても簡単には奪われず、ボールを運ぶことで前進することもありました。
これらに対して、我々が伝えたこと
2FW vs 2CBの同数で対応する
残り8枚で、GKを含めた9人にプレッシャーをかける
背後の勝負では分がありました。
一方で、VOには起点を作られていました。
2失点目の原因も、VOのプレス回避が起点です。
「飛び込む」の質を変える
これまでは、
「飛び込んでプレスバックする」
という原則を伝えてきました。
ただ、今回の試合を見て、飛び込み方は修正する必要があるかもしれません。
これまでは「飛び込む」ことだけを伝えてきました。
しかし、これからは、
「何に飛び込むのか」
を明確にすることが大切なのかもしれません。
ボールに飛び込むのではなく、オンに飛び込む。
人間を人間で止める意識で飛び込む。
そうすることで、ボールを奪えなかったとしても、相手の前進は防ぐことができるのではないかと思います。
👉 「飛び込む」だけではなく、「何を止めるために飛び込むのか」まで明確にする。
攻撃
今回、良かったことは二つあります。
① 左サイドの関わり
現在のチームは、
右サイドは縦に早く
左サイドは複数人の関わりで突破する
ことが多いです。
右WGは、デスマルケでパスを受ける技術と、縦に突破する技術が高い。
さらに、右SBにパスを出せる選手がいるためです。
一方、左WGは、プレスを受けても奪われない技術を持っていて、内側に入ってプレーすることができます。
これまでは、左で溜めて右に持っていき、クロスを上げる形が多くありました。
しかし今日の試合では、左の関わりからクロスまで持っていける場面が多くありました。
左サイドでは、
SB
内側WG
ST
VO
の4枚が関わりました。
そこで、
渡して追い越す
渡して3人目が関わる
1タッチでプレーする
ことで、スピード感を持って突破することができていました。
両サイドから得点機会を作ることができれば、相手にとっては脅威になります。
👉 右だけではなく、左からもクロスまで持っていけることが攻撃の幅になります。
② CFの仕事ができるようになった
CFも仕事ができるようになりました。
私が求めているCFの役割は、この三つです。
ポストプレーで3人目を使う
3人目が間に合わなくても、2〜3秒稼いでチームが守備の準備をできるようにする
クロスで1枚目と勝負する
この三つです。
そして、これらはビルドアップでも崩しでも当てはまります。
昨日の1点目が、その一つの形でした。
ペナルティアークあたりでポストプレーをする。
3人目が間に合わなくても時間を稼ぐ。
その間に奪い返す。
その際に相手に潰されて倒されても、すぐに起き上がってクロスに入る。
そして、1人目としてニアに突っ込む。
そこも倒されますが、ファーが押し込む。
CFの得点ではありません。
しかし、CFが仕事をまっとうしたからこそ決まった得点です。
これによって、
左右のサイド
中央
の両方で、得点の可能性を高めることができるようになりました。
今のチームに必要なこと
今回の2日間で、良くなっている部分と、まだ修正が必要な部分の両方が見えました。
良かったのは、
意識によって守備を良くできていたこと
左サイドの関わりから突破できたこと
CFが求められる仕事をできるようになってきたこと
左右のサイドに加えて、中央でも可能性を高められるようになったこと
一方で、課題は明確です。
失点した時に、チーム全体へ働きかけること。
そして守備では、「飛び込む」ことの質をさらに整理すること。
攻撃では、左右と中央のそれぞれで、今できていることをさらに高めていくことです。
9月頭から始まる後期のリーグ戦で、今回積み上げたものが結果として出てくれればいいですが。
そのためにも、練習試合で見えた課題を、公式戦までに一つずつ整理していきたいと思います。
