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ケース1 海外での子育て>>ケースで子供の発達を考える >> 「分かっているのに思うようにできない」ー癇癪と切り替えが難しい小学3年生Hくんの例

「今日は体育が中止になりました」
先生がそう伝えた途端に、Hくんの表情が固まりました。

「どうして? 昨日はPE (体育)って言ったよね」
「雨だから予定が変わったんだよ」
「でも、体育って書いてあったよ!」
何度説明されてもH君は納得できず、その後の授業では教科書を開くことができませんでした。
学校では大声を出さずに我慢しましたが、帰宅すると母親のちょっとした声かけをきっかけに泣き叫び、学校バッグを投げてしまいました。


Global Well-being 海外子育てと子供の発達

母:「学校ではがんばれているようなのに、家では毎日のように崩れます。どこまで注意して、どこから配慮したらいいのかわからないんです」
「本人なりに頑張っていることはわかるんです。でも、自分なりにうまくできなくて、苦しんでいるように見えます。」
「私にはとても優しい子です。母の日にはお花をプレゼントしてくれたりするんです。

悩まれているお母様からご相談をいただきました。

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これは、癇癪切り替えの難しさ、不安の強さがみられる子供についてWISC Ⅴの結果と日常生活の情報をどのように結びつけて支援計画を提案するかを示している架空事例です。海外子育て支援をしている弊社のモデルケース(架空)のご紹介です。

重要:なお、ここで登場する人物や検査結果の内容は、ここでの説明のために作成したもので、特定の子供をモデルにしたわけではありません。


1.ケース紹介――小学3年生のH君

(注:ケース事例は架空で、実際のものではありません)
H君は8歳9か月。小学校の通常学級に在籍しています。


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授業の内容はよく理解でき、特に理科や社会では、大人が驚くような知識を披露することがあります。興味のあることについては筋道を立てて説明でき、「どうしてそうなるのか」を考えることも得意です。


一方、日常生活では次のような姿が見られます。

  • 予定が急に変更されると、その理由を何度も確認する

  • 自分が想定していた手順と違うと、最初からやり直そうとする

  • 宿題で一問間違えると、紙が破れるほど消し続ける

  • ゲームや動画を終える際、予告されていても激しく怒る

  • 初めての行事の前には「失敗したらどうしよう」と眠れなくなる

  • 学校では我慢できても、帰宅後に泣く、怒鳴る、物を投げるなどの形で崩れる

H君は学校や周囲からは「理解力があるのだから、言えば分かるはず」「学校でできるなら、家でもできるはず」と思われがちです。

しかし、本当のH君自身は、分かっているのに思うように行動できないことに苦しんでいるのかもしれません・・・・。

2.考えられるWISC-Vの結果

H君の保護者は、H君がより彼らしく強みを活かした振る舞い方のヒントを得るために、弊社でWISC-Vを受けることに決めました。その結果、次のような結果が出てきました。

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