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運だと思うから、準備をする。

タクシーを始めて、思うことがある。

あの時、トイレ休憩をしていなければ、
いま乗せているお客さんには会っていない。
あの時、道を間違えていなければ、
次の長距離のお客さんには会っていない。
あの短距離のお客さんを乗せたから、
次のあの人に繋がった。

言い出したらキリがないほど、
本当に、運だな、と感じる。

──

もちろん、長距離が乗りやすいエリアはある。
深夜の方が単価が高い時間帯もある。
雨の日は稼働率が上がる。

そういう「傾向」は、確かにある。

でも最後は、運だ。

どの分野でも、そのエリアを見極めて、
そこで切磋琢磨するしかないんじゃないかと思う。

──

数年前、新宿のドンキで、
靴磨きセットを2000円で買った日があった。

「元をとるまで帰らない」と決めて、
小雨の中を駅の周辺で声をかけた。
「靴を磨かせてもらえませんか」
100人以上に、断られた。

それでも、扉が開いた瞬間があった。

あのとき僕は思った。
偶然という扉に、鍵があれば、縁になる。
鍵は、自分の努力が作る。
偶然は、挑戦が連れてくる。

その夜のことは、Kindle電子本の第13章「5000円」に、全部書いてあります。

──

有名な社長や偉人が「こうすればいい」と
言い切るのを、
たぶん僕は信じない。

運だと思うから。

でも、運が来たときに掴めるように、
準備だけはしておく。
運に対する準備を、日常でする。
そして、適したエリアに、飛び込む。

それしかないんじゃないか、と、
タクシーのハンドルを握りながら、思っている。

──

(靴磨きの夜のことは、Kindle電子本の第13章「5000円」に書きました。
読んでくれたら、嬉しいです😊)
→ 12職経験タクシー運転手の歩き方 ── 普通って、なんだろう

このnoteは、マガジン「ナビ派タクシー運転手の日記」に入れています。

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