見出し画像

你丫上瘾了 小話その1

物語に纏わるエトセトラ:白洛因の家、四合院について


 物語の始まり、“詰まった排水口からパンツが出てきた”ってどういうこと?そう思った方はどのくらいいますか?
 皆さんが毎日歯を磨いてる洗面台の排水口に、男子高校生のパンツは入っちゃいそうですか?

 白洛因親子が暮らしているのは“四合院”。四合院というのは北京に古くからある住宅形式です。清朝時代以前からある中庭つきのロの字型の邸宅を近代になって小さく区切って何家族かがシェアして住むようになりました。
 現在もまだ北京の旧市街に残っています。いわば長屋のようなもので、雰囲気は日本映画“三丁目の夕陽”を思い出すと想像しやすいかもしれません。
四合院ではロの字の住居の中庭に水道があり、住人たちは共同で炊事や洗濯に利用していました。
 2000年に中国でヒットした四合院が舞台のドラマ“贫嘴张大民的幸福生活”では、中庭の様子がわかります。

ドラマのリンクはこちらからどうぞ↓。18分18秒あたりに洗い場の映像があります。

イラストにするとこんな感じです。

これはたしかにパンツ、流れちゃいそう……

ほかにも動画サイトで『北京 胡同』などで検索すると探訪動画が
たくさん見つかるので見てみると楽しいです。

 さらに道に面した門が開いていると外から丸見えで、白洛因を尾行した顾海がパンツの秘密を聞いてしまうのも不思議じゃないんです。
 現在、四合院はリノベされてホテルやカフェになっていたり、水道設備も整えられているそうですが、中庭を共同利用する住民の生活は変わらないようです。
 ネットに小説の掲載が始まったのが2013年、その頃は下町の胡同(小道)や四合院は今より庶民的だったでしょう。2016年のドラマ版では下町の庶民の暮らしの雰囲気を強く感じられます。            (文:へいばお)

☆このページに出て来た単語を中国語のピンインで読んでみよう☆
四合院 sìghéyuàn 
胡同 hútóng