【制作ノート #1】なぜ深夜のストリートの話から始めたのか
GrowthStreetへようこそ。
この記事では、GrowthStreetの全体像として、「人生の利回りを上げる」ための4つのステップを整理しています。
中心テーマである「クロス複利」は、創作大賞2026応募作として、本編・実践編・幹編にまとめています。
▶︎ 本編:結果を出しても、不安は消えなかった。私が「クロス複利」にたどり着くまで
https://note.com/growthstreet/n/n59e8ab720f11
▶︎ 実践編:次の一手は、現在地からしか始まらない。『クロス複利』の実践編
https://note.com/growthstreet/n/na855cf21eb69
▶︎ 幹編:キャリアと資産をつなぐ『クロス複利』。人生の巡航速度を上げる設計図
https://note.com/growthstreet/n/nfcd1d7714b38
今回は、第1部についてです。
本編の第1部は、かなり迷いました。
なぜなら、最初に出てくるのが、いわゆる「綺麗な成功体験」ではないからです。
高校を無期停学になり、深夜のストリートに居場所を求めていた頃の話。
普通に考えれば、ビジネス部門の記事の冒頭に置くには、かなり扱いづらい素材です。
資産形成やキャリア、人生設計の話から始めることもできました。
その方が、きっと分かりやすかったと思います。
でも、それでは私の言葉にならない気がしました。
なぜなら、私にとって「クロス複利」の原点は、綺麗に整理されたビジネス書の中にあったわけではないからです。
もっとずっと前。
まだ何者でもなく、むしろ社会のレールから外れていた頃。
深夜のストリートで、別々の音がひとつに重なっていく瞬間に、私は強烈に惹かれていました。
当時の私たちにとって、バイクはただ速く走るための道具ではありませんでした。
クラッチ。
スロットル。
エンジン音。
仲間との呼吸。
タイミング。
空気。
それらが噛み合った瞬間、ただの騒音ではなく、ひとつの演奏のようになる。
今振り返れば、あのとき私が無意識に感じていたのは、
「バラバラの要素が、構造の中で重なったときに生まれる力」
だったのだと思います。
もちろん、当時の自分にそんな言葉はありませんでした。
クロス複利という概念もありません。
人生設計という意識もありません。
むしろ、夜を駆け抜けた後には、いつも虚無感がありました。
その場の高揚はある。
でも、朝になれば何も残っていない。
今振り返れば、あの頃の私は「単発」の人生を生きていたのだと思います。
だからこそ、今になって振り返ると、あの時代はとても重要でした。
表面的には遠回りで、失敗で、黒歴史に見えるかもしれない。
でも、その中には、今の自分の思想につながる原型がありました。
複数の要素が重なること。
一人では出せない力が、構造の中で生まれること。
バラバラの動きが同期した瞬間に、爆発的な価値が立ち上がること。
私はそれを、かなり早い時期に体で感じていたのだと思います。
今回、第1部をあの頃の話から始めたのは、インパクトを狙ったからではありません。
もちろん、暴走集団という言葉だけを見れば、読者の目を引く要素ではあると思います。
でも、本当の理由はそこではありません。
私の中にある「掛け合わせ」の感覚は、きれいな会議室や、整ったキャリアの中で生まれたものではなかった。
もっと泥臭く、未熟で、言葉にならない場所から始まっていた。
そこを隠してしまうと、この記事全体が薄くなる気がしました。
だから、あえて最初に置きました。
文章を書いていて難しかったのは、あの頃を美化しすぎないことでした。
過去を美化したいわけではない。
もちろん、正当化したいわけでもない。
ただ、意味のない時間だったとも思いたくない。
どんな過去にも、後から意味を与えられる可能性がある。
そのことは書きたかった。
失敗だった時間。
遠回りだった時間。
誰にも誇れない時間。
それでも、その中に今の自分を形づくる種が眠っていることがある。
第1部は、まさにそのために置いたパートでした。
私にとって、深夜のストリートはただの過去ではありません。
クロス複利という思想の、最初の原体験でした。
その瞬間には意味が分からなかったことが、何年も経ってから、ようやく一本の線になる。
黒歴史だと思っていたものが、言葉にした瞬間、人生の伏線に変わる。
第1部を書いたことで、私は改めてそう感じました。
次回は、LAの教会で受けた洗礼を、なぜ「意志より構造」という気づきにつなげたのかを振り返ってみます。
あなたは、今日何をクロスしますか?
先日公開した本編はこちらです。
創作大賞2026に応募している関連記事はこちらです。
GrowthStreetの原点を知りたい方は本編を。
日常への落とし込みを知りたい方は実践編を。
キャリアと資産形成への接続を知りたい方は幹編を、あわせて読んでいただけると嬉しいです。
▶︎ 本編
▶︎ 実践編
▶︎ 幹編
